休耕田のハーブたち

新潟の風土で元気よく育っている
休耕田のハーブたち。
ハーブたちの四季とハーブを通した生活を
ブログにしました。

繭玉飾り

2010-01-07 16:10:14 | ハーブと仲間たち
ハーブの仲間と「繭玉」飾りを作りました。

子供が小さい頃は毎年、努めて飾るようにしていました。
子供の成長とともに「繭玉飾り」はお店の飾りを見て懐かしんでいました。
我が家に飾ったのは10数年ぶりです。

「繭玉」とは
主に小正月の時季に、米の粉やお餅を蚕の繭に似せた形に整えて、
木の枝に飾る行事のことです。
養蚕が盛んだった東日本地域に残る風習で、良い繭がたくさん
採れるようにお祈りする意味があったそうです。

新潟県では、
一年の豊作をお祈りして飾ったようです。
私が子供の頃は、母が紅白の繭玉を作って、
木の枝に吊るし、天井に飾ってくれました。
薄暗く、どんよりとした1月の空と家の内。
繭玉飾りの空間だけが明るく輝いて別世界のようでした。

繭玉飾りは水木(水木は水分が多く燃えにくいため。)の
枝に吊るし、それを天井に飾ります。
一時期は商店などにしか飾られなくなりましたが、
最近、復活し、一般家庭でも飾られるようになりました。

繭玉にはいろいろな飾りがありますが、その一つ一つに意味があるとか。
ちょうちん‥枝の先に飾る。先が明るい。見通しがきくように。
カブ‥枝の根元に飾る。しっかり根をはる。かぶが上がるように。
エビ‥腰が曲がるまで長生きをするように。
大判小判‥お金が貯まるように。
この他に宝船や大黒様、鯛などめでたい飾りがたくさんあります。

今年の我が家の「繭玉」は天井でなく花入れに挿しました。
というのは
水木の枝の代わりに、山桜の枝に飾りましょう。
繭玉飾りが終わったら、山桜の花が愛でられるかもよ。
一つで二度楽しめるね。とハーブの仲間と話し合ったからです。

私は、繭玉飾りを一月下旬に外して、畑に戻します。
畑の野菜類が豊作になりますように、と願いながら‥。
山桜に花が咲いたらまたお知らせします。
コメント
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