安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

災害時支援物資搬送訓練

2020年11月13日 | 災害
令和2年11月13日

11月5日に災害時支援物資搬送訓練が実施されてます。
テレビ津山で訓練の様子を見ました。
当日は、自衛隊の参加も頂いての訓練でした。

日頃の訓練を積み重ねておくことが、有事の際に役立ちます。
訓練に参加された津山市職員、自衛隊関係者の皆様お疲れまでした。




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津山市 ドローンを使った被害状況調査に関する協定を締結

2020年07月22日 | 災害
令和2年7月21日 津山朝日新聞

津山市とNPO法人全国G空間情報技術研究会と協定締結
 災害時における被害状況調査のためにドローン活用











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豪雨対応で熊本派遣の高松市保健師(30代男性)感染

2020年07月13日 | 災害
令和2年7月13日

豪雨対応で熊本派遣の高松市保健師(30代男性)感染

 熊本県は13日、豪雨対応の応援で派遣されていた高松市の30代男性保健師が同市に戻った後、新型コロナウイルスの検査を受けた結果、感染が判明したと発表した。

 県によると、高松市職員の保健師は香川県を通じて派遣。
8~11日に、人吉市と多良木町の避難所で被災者の健康チェックなどをしていた。
保健師が活動した避難所は消毒を行った。



保健師は12日に戻り、新型コロナの検査を受け、感染が分かった。
保健師は活動中マスクを着用しており、熊本県は「避難者に感染した可能性は低い」としている。

「感想」
報道を読むと、派遣された保健師が感染広げたかのように受け止められる内容です。
緊急とはいえ、PCR検査を受けてからの派遣となる方が、双方とも原因特定の早道であると感じた。
※7月14日の昼のニュースで、事前のPCR検査実施を行うとの報道があり。
 対岸の火事ではない。
 自衛隊隊員、県・市の職員(消防、警察含む)、福祉協議会の職員さんも派遣要員になることもあります。
 










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津山市 大雨警報発令

2020年07月11日 | 災害
令和2年7月11日 11:15

7月11日11時15分
気象警報解除に伴い、津山市災害警戒本部を解散しました。
引き続き、今後の気象状況等に注意してください。

7月11日10時55分
津山市に発表されていた大雨警報(土砂災害)は、解除されました。

吉井川水系の3つのダムの状況報告
 苫田ダム 7月11日6時30分から毎秒100立法メートルの放流を開始します。

 津川ダム 7月11日4時41分頃に流入量が洪水(毎秒15立法メートル)に達しました。

 黒木ダムでは、7月11日4時00分現在、毎秒9.23立方メートルの放流を行っています。

7月11日 4:10

防災無線による、大雨警報発令

早々に、「おかやま防災ポータル」から、雨雲の様子を確認
 

4:55 津山市に土砂災害警戒情報発令

 


早朝の警戒本部設置 お疲れ様です。
 連日の警戒本部の設置による対応「ありがとうございます。」



7月11日 4:55
土砂災害警戒情報】
津山市に土砂災害警戒情報が発表されました。
降り続く大雨のため、土砂災害の危険度が高まっています。
崖の近くなど土砂災害の発生しやすい地区の方は、十分注意してください。
J-ALERT自動配信情報
【配信元】津山市危機管理室

7月11日 4:40
 津山市災害警戒本部を設置しました。
 不要不急な外出は控えてください。

7月11日 4:06
津山市に、大雨警報が発表されました。
今後の気象情報に注意してください。

J-ALERT自動配信情報
【配信元】津山市危機管理室


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気候変動踏まえ対策を「流域治水」への転換促す

2020年07月10日 | 災害
令和2年7月9日
国交省審議会
気候変動踏まえ対策を「流域治水」への転換促す

社会資本整備審議会(国土交通相の諮問機関)河川分科会の小委員会は9日、今後の水害対策について、赤羽一嘉国交相に答申した。
地球温暖化による気候変動で、災害の激甚化、頻発化が見込まれることを踏まえ、河川整備計画などの見直しを進めるべきだと指摘。
これまで直接、対策に関わってこなかった民間事業者や住民を巻き込んだ「流域治水」への転換を促した。



 答申を受け取った赤羽氏は「気候変動で降雨量が増えている。科学的な根拠により優先順位を持ってやっていかなければならない」と強調した。

 答申は、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を前提に、計画を見直すよう求めた。
同協定は、世界の平均気温の上昇を産業革命前と比べ2度未満に抑える目標を掲げている。これまでは過去に発生した最大級の豪雨を前提としていた。

 流域治水への転換では、国と都道府県、民間事業者、住民らが集まって水害対策を話し合う場を設けることを提案した。
また、電力会社など民間事業者が管理する、水力発電や農業用水のための「利水ダム」を洪水対策に活用することも求めた。 

 利水ダムの洪水対策への活用をめぐっては、国管理の全ての1級河川で必要な協定が締結されている。
提言では、都道府県が管理する2級河川でも拡大すべきだと指摘した。

 この他、ダムや堤防といった施設の強化に加え、避難情報が迅速に住民に伝わるよう、
人工知能(AI)やインターネット交流サイト(SNS)を活用した技術開発を進めることなども求めた。

覚え書(関係資料は、i-JAMPのスクラップに保存)
○「気候変動を踏まえた水災害対策のあり方」のとりまとめについて(報道発表文)=国交省(PDF:653.1k)
○気候変動を踏まえた水災害対策のあり方(概要)=国交省(PDF:2,026.3k)
○気候変動を踏まえた水災害対策のあり方=国交省(PDF:709.1k)

キーワード1
今回の「球魔川堤防決壊」記事の中から、
 決壊・氾濫は「重要水防箇所」 球磨川12カ所
  ・危険性は事前に指摘されていた。
 12カ所の内訳は、水害の危険性が極めて高い「Aランク」が1カ所
 堤防の高さは想定水位を上回っているものの十分な余裕がない「Bランク」が6カ所
 堤防に壊れた跡などがみられる「要注意」が5カ所だった。
キーワード2
 幻の堤防「今こそ」 越水備え強化 増える豪雨災害で再評価
 フロンティア堤防と呼ばれ、川から水があふれても決壊しにくいよう補強する構想だった。
 1990年代に整備推進を明言した建設省(現国土交通省)は、熊本県の川辺川ダム建設の反対運動が強まり「堤防ができればダムは不要」
 との意見が噴出した2002年に突如撤回した。
 その幻の堤防が、近年の豪雨災害を受けて再評価されている。

 

津山市
 谷口市長は、2020年3月議会で、前倒しで進めている、吉井川流域の浸水被害軽減を目的とするポンプゲートの整備が上げられ、令和3年度末の完了を目指しています。
 と説明する。
 ※所見 吉井川流域の「重要水防箇所」について確認する必要を感じた。

関連ブログ
 蒲島熊本県知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」





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津山市の災害警戒本部の設置

2020年07月06日 | 災害
令和2年7月6日 

津山市の災害警戒本部の設置を受けて、岡山県北の予報降雨量を確認する。
6日の夜は断続的な降雨がありますが、7日の8:00に強い降雨の予報が出ています。
津山市が発信する情報に留意してください。

気象庁の降雨予報(20:00現在)


18時50分、津山市災害警戒本部を設置しました。
被害の発生や兆候を発見したら、下記へ連絡してください。
なお、不要不急な外出は控えてください。

津山市災害警戒本部(電話)0868-23-2130
・加茂地域(電話)0868-32-7032
・阿波地域(電話)0868-32-7042
・勝北地域(電話)0868-32-7021
・久米地域(電話)0868-32-7011

18:30 【大雨警報】
津山市に、大雨警報が発表されました。
今後の気象情報に注意してください。

18:10~
 地元の蓬莱池、羽出池の様子を確認
 共に余水吐けからの越流水は無し
 今後の降雨量によっては、満水になることが予測される。
 特に山沿いで、多量の降雨があるとの予報です。



17:56
つやま災害情報メール(注意喚起:梅雨前線に伴う大雨)を受信
岡山地方気象台より気象情報が発表されましたので、お伝えいたします。
大雨に関する岡山県気象情報 第4号

令和2年7月6日16時37分 岡山地方気象台発表
(見出し)
岡山県では、局地的に雷を伴った激しい雨が降り、8日にかけて大雨となる見込みです。
土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。
また、6日夜遅くまでに大雨警報に切り替える可能性があります。

(本文)
 西日本から東日本に停滞する梅雨前線は、8日頃にかけて本州付近に停滞する見込みです。
前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、前線の活動が活発な状態が続くでしょう。
 このため、岡山県では局地的に雷を伴って6日夜遅くから7日朝にかけて激しい雨が降り、8日にかけて大雨となる見込みです。
また、6日夜遅くまでに大雨警報に切り替える可能性があります。
 土砂災害に警戒し、浸水害、河川の増水に十分注意してください。
また、落雷や突風にも注意が必要です。

<雨の実況>
 降り始め(5日18時00分)から6日16時00分までの降水量(アメダスによる速報値)
    鏡野町富 70.5ミリ
      新見 70.5ミリ
  真庭市下呰部 63.5ミリ
      奈義 61.0ミリ

<雨の予想>
6日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 25ミリ
 北部 30ミリ
7日に予想される1時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 25ミリ
 北部 30ミリ
6日18時から7日18時までに予想される24時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 100ミリ
 北部 120ミリ
6日18時から8日18時までに予想される48時間降水量は、いずれも多い所で、
 南部 200から250ミリ
 北部 200から250ミリ

<防災事項>
 土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水、落雷、突風
 今後、気象台の発表する警報、注意報、気象情報に留意してください。

14:59
津山市危機管理室から、香々美ダムの放流情報です。
 香々美ダムでは、7月6日15時00分から洪水調整のため、放流を始めます。

12:46
津山市危機管理室から、黒木ダムの放流情報です。
 黒木ダムでは、7月6日12時00分現在、毎秒9.19立方メートルの放流を行っています。
 13時00分から放流量を増やし、毎秒12.19立方メートルの放流を行います。
 また、今後のダムへの流入量によっては、最大で毎秒30立方メートルになる可能性があります。
 ダム下流河川での水位上昇にご注意ください。








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蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」

2020年07月06日 | 災害
令和2年7月6日

蒲島知事「『ダムなし治水』できず悔やまれる」 
熊本豪雨・球磨川氾濫

熊本県南部の記録的豪雨で1級河川・球磨川が氾濫し、甚大な被害が出ている状況について蒲島郁夫知事は5日、報道陣に「ダムによらない治水を12年間でできなかったことが非常に悔やまれる」と語った。

球磨川水系では1966年から治水など多目的の国営川辺川ダム計画が進められたが、反対する流域市町村の意向をくんだ蒲島知事は2008年9月に計画反対を表明。
国も中止を表明し、09年から国と県、流域市町村でダムに代わる治水策を協議してきたが、抜本策を打ち出せずにいた。
知事との主なやり取りは次の通り。


害対策本部会議の後、2008年の川辺川ダム計画反対表明について取材に応じる蒲島郁夫・熊本県知事=熊本市中央区の熊本県庁で2020年7月5日午後4時52分



――知事は川辺川ダム計画に反対し、ダムによらない治水をすると言ってきたが、ダムを作っておくべきだったという思いは?

 私が2008年にダムを白紙撤回し民主党政権によって正式に決まった。
その後、国、県、流域市町村でダムによらない治水を検討する場を設けてきたが、多額の資金が必要ということもあって12年間でできなかったことが非常に悔やまれる。
そういう意味では球磨川の氾濫を実際に見て大変ショックを受けたが、今は復興を最大限の役割として考えていかないといけないなと。
改めてダムによらない治水を極限まで検討する必要を確信した次第だ。

 ――(ダム計画に反対表明した)政治責任は感じているか?
 (反対表明した)2008年9月11日に全ての状況を把握できていたわけではない。
熊本県の方々、流域市町村の方々は「今はダムによらない治水を目指すべきだ」という決断だったと思う。
私の決断は県民の方々の意向だった。
私の決断の後に出た世論調査の結果は、85%の県民が私の決断を支持すると。
その時の世論、その時の県民の方々の意見を反映したものだと思っているし、それから先も「ダムによらない治水を検討してください」というのが大きな流れだったのではないかと思っている。
ただ、今度の大きな水害によって更にそれを考える機会が与えられたのではないかと思う。
私自身は極限まで、もっと他のダムによらない治水方法はないのかというふうに考えていきたい。

 ――被害が出てから「極限まで追求する」ではなく、どこかの段階で治水策を講じておくべきだったという指摘がある。
この12年間の取り組みは?

 ダムによらない治水をどのようにまとめていくか。
時間的にはたったかもしれないが、方向性としては、とにかく早く逃げることがとても大事で、そういうソフト面を大事にしたこと。
もう一つは(球磨川上流の)市房ダムの利用だ。
市房ダムの目的はダムによってなるべく増水させないこと。

元々、昨日(7月4日)の予定では午前8時半に(緊急)放水する予定だったが、私としてはもっと弾力的に考えようと思っていたし、スタッフにも言った。
スタッフも自動的に放水するのではなく、その後の1時間の状況を見てみようと判断した。
雨がだんだん薄くなっていたのでもう少し待った方がいいと午前9時半まで待ったところ、雨が弱くなった。その段階で放水はやめると。
後のデータで見ると最も川が増水したのが午前8時半。あの時にダムの水を全て放水していたら、今回の洪水以上の大きな災害になったと思う。
そういう意味では事前放流していたことと事前放流によって多くの水をためられたこと、そして自動的に放水しなかった弾力的な運用が大きかった。
それも我々の治水対策の一つだった。
これからも今決められている治水対策も皆で合意した分はやっていく。
これをダムができるまで何もしないというのは最悪だと思う。
私はそういう形で進めていきたい。

 ――ダムによらないやり方、これまでのやり方を変えるつもりはないということか?

 少なくとも私が知事である限り。これまでもそのような方向でやってきた。
ダムによらない治水が極限までできているとは思わない。極限まで考えていきたい。
ダム計画の白紙撤回の時にも言ったが、永遠に私が予測できるわけではない。
今のような気候変動がまた出てきた時には当然、国、県、市町村と、今のところはダムによらない治水なので、その中でやる。
それ以外の考え方も、将来は次の世代には考える必要はあるかなと思う。

【水害で途切れたくま川鉄道第四橋梁】







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熊本県球磨川氾濫

2020年07月05日 | 災害
令和2年7月5日

時の政権による政治判断は、後々にも語り継がれる。

熊本県球磨川反乱。民主党政権時代に川辺川ダム建設中止へ。
 治水の難しさ。

八ッ場ダムに似ているが、その後が違っていた。
2020.7.4に、九州の熊本県にて球磨川が記録的な大雨により氾濫してしまい、大災害へと繋がっている。
少しでも被害が小さくなるように願うばかりだ。



昨年、関東の荒川や利根川でも反乱の危機があり一部で決壊はしたものの、辛うじて大災害は免れた。
その時に効果があったかは今後の検証次第だが、民主党政権時代に物議をかもした、利根川水系の「八ッ場ダム」がちょうど貯水を始めたころで、治水として機能したとも言われている。

今回の球磨川でも、川辺川ダムが建設予定されていたが、民主党政権時代に中止の方向へ舵が切られていた。
当時、前原国土交通大臣が川辺川ダム中止を表明し、その後、鳩山由紀夫元首相、後の馬淵澄夫国交大臣も同様の中止の表明をしている。
但し、八ッ場ダムと同じく、計画自体は中止になっておらず、流域の市町村などの自治体で議論は続けられたが、今現在は、川辺川ダムの建設反対派が多く現在に至っているようだ。

日本では、今でもダム建設予定地が残っているが、人口減や工場の海外の移転などで、利水の必要性が薄れてきているため、ダム建設が中止の方向に動いている。
しかし近年の異常気象の為に、治水を見直す時期に来ているのではないでしょうか?
当然、ダムだけが治水方法ではないので、その地域に合った治水方法を見直すべきではないでしょうか。

球磨川は、勾配が急な一級河川で、過去にも氾濫しています。
上流部は比較的川幅が広く、途中、山と山に挟まれた地形から川幅が狭い部分があるため、雨が降ると急に水位が上がる場所があり反乱するそうです。
この地形だとダムぐらいしか対策は無いかもしれません。


球磨川川部川ダムに関する記述
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsde/21/3/21_3_154/_pdf

球磨川上流の市房ダム、緊急放流を中止 熊本県(2020.7.4 11:11配信)
球磨川上流の市房ダムの放水について、熊本県は今後の予測降雨量をもとに検討した結果、中止すると発表した。(ANNニュース)








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熊本県の豪雨被害

2020年07月04日 | 災害
令和2年7月5日

球磨川の氾濫の詳細が解ってきました。

浸水の深さ、最大9メートルか
国土地理院は4日、記録的な大雨で氾濫した熊本県南部の球磨川流域の浸水推定図を公開した。
浸水の深さは、最大で約9メートルに達した可能性があるという。
SNSに投稿された浸水状況の写真に、標高データを組み合わせて同院が作成した。
推定によると、川沿いの低地や支流との合流点などが広範囲に浸水。球磨川が蛇行する球磨村・渡地区では深さ約8~9メートル、JR人吉駅前の市街地も同5メートル前後まで浸水したとみられる。




球磨川氾濫なぜ 流域上に積乱雲の帯、対策しづらい地形

熊本県人吉市などを浸水させた豪雨は、梅雨末期に繰り返し発生してきた線状降水帯によってもたらされた。
そこに急勾配な川と平地が狭い地形が重なり、球磨川の上流から下流まで至るところで氾濫(はんらん)が相次ぐ結果になったとみられる。

 線状降水帯は、積乱雲が次々と発生して帯状に並ぶことで、同じ地域に激しい雨が降り続ける現象。
防災科学技術研究所(茨城県)の清水慎吾・主任研究員によると、今回は、九州に停滞していた梅雨前線に、水蒸気をたっぷり含んだ暖かい風が流れ込んだことで発生した。
現状で予測は難しいといい、清水さんは「前線の位置は変化しやすく、数時間ごとに予報が変わる可能性もある」と話す。

さらに、今回はその線状降水帯が球磨川の流域と重なった。
九州は毎年のように線状降水帯による豪雨被害に襲われており、2017年の九州北部豪雨でも筑後川流域で被害が出ている。
ただ、この時に豪雨が集中したのは筑後川の中流の一部くらいで、支流は氾濫したものの本流は無事だった。
九州大の小松利光名誉教授(河川工学)は「今回は球磨川の流域の広い範囲で豪雨が降ったため、上流から下流の至るところで水があふれた」とみる。

 球磨川は山を縫うように流れ、流れが急で、川の周りの平地も狭い。
九大の島谷幸宏教授(河川工学)は「大きな堤防をつくると住む場所がなくなってしまうので、洪水対策がしづらい」と話す。
特に、人吉市のような盆地の下流は川幅が急に狭くなり、水位が上がりやすいという。

 球磨川流域の自治体と防災計画(タイムライン)を策定してきた東京大の松尾一郎・客員教授(防災行動学)によると、球磨川は以前から氾濫を繰り返してきた。
人吉市と球磨村、八代市でタイムラインを運用していたが、今回は水位が一気に上がったとみられる。
「川の水位はまだ高く、再び雨が降ればまた氾濫する恐れがある。
山間部の地面は水をたくさん含んでおり、雨がやんでも土砂災害の可能性がある。引き続き警戒が必要だ」と話した。


令和2年7月4日

県によると、球磨村渡の水没した特別養護老人ホーム「千寿園」で14人、津奈木町で1人が心肺停止で見つかった。
不明者は芦北町で6人、津奈木町で2人、人吉市で1人。
県は当初、津奈木町で2人が心肺停止で見つかったと発表したが、1人に訂正した。
芦北町ではほか、1人が重体になっている。

Google Earthの空撮画像
千寿荘


氾濫時の様子


球魔川の氾濫


報道にないところでも多数の被害が発生していると予想できる。
 救出のための2次災害は避けて欲しいものです。

今は、豪雨がおさまっていますが、ひきつづき大雨の予報です。







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千葉県東方沖でM6.2の地震が発生

2020年06月25日 | 災害
令和2年6月25日 4:47

千葉県東方沖でM6.2の地震が発生

最大震度は5弱
 


今後詳細な内容が発表されるでしょう。




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