令和4年11月3日
休日朝に“緊張走る”宮城などに「Jアラート」
ミサイル被害はなし
午前7時50分
北朝鮮は3日午前7時40分(日本時間同)ごろ、平壌の順安付近から日本海に長距離弾道ミサイルと推定されるミサイル1発を発射した。
韓国軍は大陸間弾道ミサイル(ICBM)の可能性が高いと分析している。
聯合ニュースによると、ミサイルは新型の「火星17」で、2段目を分離後、通常飛行に失敗したとみられる。
北朝鮮はさらに午前8時39分ごろから、西部・平安南道价川付近で短距離弾道ミサイルと推定される2発も日本海に向けて発射した。
日本政府は1発目の発射を受けて午前7時50分、全国瞬時警報システム(Jアラート)を通じ、
宮城、山形、新潟各県の住民を対象に建物や地下に避難するよう警報を発令。
防衛省は当初、このミサイルは「太平洋へ通過したとみられる」と発表したが、その後「日本列島を通過していない」と情報を訂正した。
防衛省によると、1発は高度約2000キロメートル、飛行距離は約750キロメートル、
他の2発はいずれも最高高度約50キロで350キロ程度飛行した。
3発とも日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。
岸田文雄首相は記者団に「決して許されない」と発射を強く非難した。被害情報は確認されていない。
韓国政府は、国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開き、朝鮮半島周辺の緊張を高める深刻な挑発だと非難した。
尹錫悦大統領は、国民の生命と安全を守るため万全を期すよう指示した。
米韓両軍は4日までの予定で、軍用機約240機を投入した大規模空中訓練「ビジラント・ストーム」を実施中。
北朝鮮は「これ以上容認できない」と非難する朴正天朝鮮労働党書記の談話や軍事的挑発を示唆する外務省報道官談話を連日発表していた。
米韓両軍は3日、空中訓練の期間延長を決めた。
北朝鮮は2日にも、短距離弾道ミサイルなど23発以上を日本海や黄海に発射した。
うち短距離ミサイル1発は日本海の南北境界線に当たる北方限界線(NLL)の韓国側公海上に落下。
韓国軍がNLLの北朝鮮側公海上に空対地ミサイル3発を発射して対抗するなど、南北間の緊張が高まっている。
北朝鮮の今回のミサイル発射には、米韓の合同訓練に反発を示すとともに、
昨年1月に決めた計画に基づき兵器開発を進める狙いがあるとみられる。
日米韓政府は北朝鮮が近く核実験を強行する可能性もあるとみて、警戒している。
今日は、自宅でテレビを通じての「Jアラート情報」
10月4日北海道稚内市で受信
Jアラート受信 - 安東伸昭ブログ (goo.ne.jp)