令和6年2月3日
日航機炎上事故から1カ月
日本航空がパイロットや客室乗務員から聞き取った内容の全容を入手しました。
乗客の命を救った脱出までの状況が明らかになりました。
日本航空がパイロットや客室乗務員から聞き取った内容の全容を入手(テレビ朝日系(ANN)) - Yahoo!ニュース
機体の緊急脱出口
令和6年1月3日
管制官は海保機に滑走路の進入許可せず
きのう、羽田空港の滑走路で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、事故の前、
管制官が海保の航空機に対して滑走路の中に入ることを許可する指示は出していなかったことが新たに分かりました。
午後6時前、日本航空機が羽田空港に着陸しようとした際、滑走路で海上保安庁の航空機と衝突しました。
この事故で日本航空機の乗客乗員379人全員が脱出しましたが、
海上保安庁の航空機に乗っていた副機長の田原信幸さん(41)ら5人が死亡しました。
その後の関係者への取材で事故が起きた当時、管制官は海上保安庁の航空機に対し
滑走路の手前まで進む指示を出していましたが、滑走路の中に入る許可は出していなかったことが
新たにわかりました。
一方、管制官は日本航空機に対しては、着陸を許可していたということです。
運輸安全委員会は管制官とのやりとりなど調査を始めていて、また、警視庁は、
業務上過失致死傷の疑いで、現場の滑走路や日本航空機などの現場検証を行っています。
令和6年1月2日
羽田空港 日航機炎上 海保航空機と接触
2024年1月2日17時47分頃、羽田空港のC滑走路に着陸した直後の日本航空(JAL)機が炎上し、火災が発生した。
炎上したのは新千歳発羽田行きのJL516便(エアバスA350-900型機)。
着陸時に海上保安庁羽田航空基地所属の「MA722=みずなぎ」が(ボンバルディアDHC8型機)と衝突した。
JAL広報部によると、搭乗していた乗客367人(うち乳児8人)、乗員12人の全員が脱出したことを確認した、としている。
警視庁によりますと、海上保安庁の航空機に乗っていた乗員6人のうち、
5人が機内から発見され救出されましたが、死亡が確認されました。
海上保安庁の航空機に乗っていた乗員6人の身元が判明しました。
海上保安庁によりますと、死亡したのはいずれも第三管区海上保安本部羽田航空基地所属で、
▼副機長の田原信幸さん(41)、
▼通信士の石田貴紀さん(27)、
▼探索レーダー士の帯刀航さん(39)、
▼整備士の宇野誠人さん(47)さん、
▼整備員の加藤重亮さん(56)さんです。
また、機長の宮本元気さん(39)は重いやけどを負っているということです。
東京消防庁などによりますと、日本航空機に乗っていた17人もけがをしたという情報があり、
そのうち5人は病院に運ばれたということですが、けがの程度は不明です。
海上保安庁によりますと、接触した海上保安庁の航空機は能登半島地震の対応のため、
新潟航空基地へ物資を送る途中だったということです。
第3管区海上保安本部によりますと、着陸態勢に入った日航機が、
離陸前に滑走路を移動していた海上保安庁の固定翼機にぶつかった可能性が高いということです。
日本航空によりますと、火災が起きているのは北海道の新千歳発・羽田行きの日本航空516便です。
機体には367人の乗客と12人の乗員が乗っていましたが、日本航空によりますと、全員脱出したということです。
炎上した機体は日本航空の最新鋭旅客機「エアバス350型機」です。
国土交通省によりますと、羽田空港の滑走路で日本航空機と海上保安庁の航空機が衝突した事故を受けて、
羽田空港の滑走路は全て閉鎖されていましたが、事故のあったC滑走路以外のA、B、Dの滑走路については、
午後9時半ごろに運用を再開したということです。
事故を受け、岸田総理は、海上保安庁の職員5人が亡くなったことは「大変残念なことであり、
使命感に敬意と感謝を表しながら哀悼の誠をささげる次第だ」と語りました。
総理官邸で記者団の質問に答えました。
【動画】羽田の航空機事故について、国交省・海上保安庁が会見|日テレNEWS NNN (ntv.co.jp)