令和4年11月24日
連続シンポジウム・SDGs地域課題を探る
未来につなぐ食と農
連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」を開催され、オンライン視聴さました。
コロナ禍で先行き不透明な時代に、持続可能で活力ある地域には何が必要かを議論します。第4回のテーマは「未来につなぐ食と農」。
連続シンポジウム・SDGs地域課題を探る 第4回「未来につなぐ食と農」 - お知らせ (sanyonews.jp)
日時 11月23日(水・祝)午後2時~同4時
会場 山陽新聞社さん太ホール
◆パネリスト
農業法人 エーアンドエス社長
大平 貴之氏
おかやま農業女子
HAPPY FARM plus R
中村 妃佐子氏
岡山大名誉教授
小松 泰信氏
◆モデレーター
SDGsネットワークおかやま会長
石原 達也氏
山陽新聞社論説委員会主幹
岡山 一郎氏
持続可能で活力ある地域づくりを考える連続シンポジウム「SDGs地域課題を探る」(山陽新聞社主催)の今年第4回が23日、
「未来につなぐ食と農」をテーマに、山陽新聞社さん太ホール(岡山市北区柳町)で開かれた。
食料の安定確保に向け農業を盛んにするためには、先端技術の導入や幅広い人材活用などが大切であることを確認した。
農業法人「エーアンドエス」(笠岡市)社長の大平貴之さん、
農業法人「HAPPY FARM+R」(真庭市)取締役の中村妃佐子さん
岡山大名誉教授の小松泰信さんの3人がパネリストを務めた。
小松さんは日本の食料自給率(カロリーベース)が約4割であることを「危機的に低い」と指摘。
「農業の担い手は地域社会の担い手でもある。育成、支援を考えなければならない」とした。
大平さんは笠岡湾干拓地での先端機器を活用した大規模な「スマート農業」について報告。
育苗の自動化やロボットトラクターの導入などにより「品質が向上し収量が増加した。
肥料や農薬を減らして生産コストを下げることもできた」と語った。
中山間地域の耕作放棄地を復活させて野菜を栽培する中村さんは、野球のユニホームのようなそろいの作業着で明るく取り組んでいることなどを説明。
「従業員には女性や若い世代も多い。
『農業って本当に楽しい』と思ってもらいたい」と話した。
高校生の発表もあり、高松農業高(岡山市)は廃棄する葉や茎を使って雑草を抑える取り組みを紹介。
瀬戸南高(同)は自動操舵(そうだ)システム付きの除草機を使った米栽培、岡山高(同)はカキ殻を肥料に用いた「里海米」について報告した。
岡山県内のNPOなどのネットワーク組織「SDGsネットワークおかやま」の石原達也会長と、岡山一郎・山陽新聞社論説主幹が進行役を務めた。
新型コロナ感染防止のため、会場の定員は絞り、特設サイトでライブ配信した。1カ月程度視聴できる。
これまでのシンポジューム
第3回 2022.9.23
連続シンポジウム・SDGs地域課題を探る 第3回「豊かな海 守るため」 - お知らせ (sanyonews.jp)
第2回 2022.5.14
連続シンポジウム・SDGs地域課題を探る 第2回「みんなに優しいファッション」 - お知らせ (sanyonews.jp)
第1回 2022.2.27
連続シンポジウム・SDGs地域課題を探る 第1回「食品ロス」 - お知らせ (sanyonews.jp)