平成30年9月30日 (Yahooo)
「非常に強い」大型台風25年ぶり上陸か 本州縦断恐れ
大型で非常に強い台風24号は30日、非常に強い勢力を保ったまま西日本に接近・上陸する恐れがある。
気象庁によると、10月1日にかけて本州を縦断するとみられ、紀伊半島から東日本の太平洋側で記録的な暴風となる恐れがある。
西日本通過時の勢力は、今月4日に関西空港が記録的な高潮で冠水した台風21号と同等の見込み。
強風域(風速毎秒15メートル以上)が大型で、非常に強い勢力のまま上陸すれば、記録が残る1991年以降3度目、25年ぶりになる。
93年9月の台風13号では死者・行方不明者48人を出した。
進路予想については、西日本を中心に死者・行方不明者98人を出した
2004年10月の台風23号に似ている。
気象庁は厳重な警戒を呼びかけている。
台風は30日午前0時時点で鹿児島県の徳之島の北北西約80キロを北北東へ時速25キロで進んだ。
中心気圧は950ヘクトパスカル、最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートル。
四国地方には30日昼すぎから夕方にかけて、近畿地方には夕方から夜遅くにかけて最接近する見込み。30日までに予想される最大風速(最大瞬間風速)は、四国、近畿地方で45メートル(65メートル)などとなっている。
30日午後6時までの24時間の予想雨量は、多いところで近畿、四国、東海地方で400ミリ、中国地方で200ミリ、北陸地方で150ミリなどとなっている。
台風が大阪湾を通過する場合、接近時間と満潮時刻(午後9時44分)が重なるため、沿岸部では高潮、高波にも警戒が必要だ。
6月の大阪北部地震や、7月の西日本豪雨の被災地では、土砂災害や浸水害が発生しやすい恐れもあるとして、台風通過後も警戒する必要があるという。
大阪管区気象台では、海岸や増水した河川など、危険な場所に近づかないことに加え、飛来物でガラスが割れる可能性もあるため、建物内でも窓から離れた場所に移動するなどの対策を求めている。大阪管区気象台の瓜生由明・主任予報官は「不要不急の活動は避け、台風が近づくまでの早めの安全確保が重要」と呼びかけた。
(高橋大作)
津山災害情報メール受信(29日18:43)
平成30年 台風第24号に関する岡山県気象情報 第4号
(見出し)
大型で非常に強い台風第24号が勢力を維持して、30日夕方に岡山県へ最も接近する見込みです。
土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫、暴風、高波、高潮に警戒してください。
(本文)
大型で非常に強い台風第24号は、29日15時には那覇市の北西約50キロの北緯26度30分、東経127度25分にあって、1時間におよそ20キロの速さで北北東へ進んでいます。
中心の気圧は950ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は60メートルで、中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
今後、台風は進路を北東に変えて加速して進み、30日には、非常に強い勢力を維持して西日本にかなり接近または上陸するでしょう。岡山県には、30日夕方に最も接近する見込みです。
台風の接近に伴い、岡山県では、大気の状態が非常に不安定となり、30日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、雷を伴った非常に激しい雨の降るおそれがあります。土砂災害、浸水害、河川の増水や氾濫に警戒してください。
また、竜巻などの激しい突風や落雷のおそれもあります。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
岡山県では、台風の接近に伴って
30日昼過ぎから夜遅くにかけて非常に強い風が吹き、波が高くなるおそれがあります。
暴風や高波に警戒してください。
勝央町、奈義町、津山市、美作市では、広戸風が発生するおそれがあります。
また、高潮の発生するおそれもあります。
岡山県では30日昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて高潮に警戒してください。
1993年9月の台風13号
2004年(平成16年)10月の台風23号
この台風で岡山県北のみならず各地で甚大な被害が発生しました。(激甚災害の指定)
記憶から消すことができない、被害でした。
広戸風が発生し、風速54mを記録しました。
過去の台風の進路