平成29年9月2日 時事通信
道の駅で自動運転実験開始=中山間地の「足」確保―国交省
国土交通省は2日、道の駅を拠点とした自動運転車サービスの実証実験を、全国に先駆けて栃木県栃木市で始めた。
過疎化が進む中山間地域で高齢者の生活の足を確保するのが目的で、2020年度の実用化を目指す。
この日は石井啓一国交相らによる開始セレモニーと試乗会が行われた。
同省によると、全国の道の駅の8割が中山間地域にあり、うち4割が1キロ圏内に医療機関や役場などがある。運転免許の返納やバス路線廃止などで、高齢者らが市街地の病院や買い物に行きにくくなる中、道の駅と集落を結ぶ自動運転車が一つの解決策になるとみている。
栃木市の実験では道の駅「にしかた」と、診療所が併設されている市役所西方総合支所、近くの集落をつなぐ約2キロに、バス停を3カ所設置。
車両が障害物や水たまりなどにどう反応するかを確かめる。集落で取れた野菜などを配送する実験も行う。
車両はディー・エヌ・エー(DeNA)が手がけた小型バスタイプの電気自動車で10人程度乗れる。全地球測位システム(GPS)搭載のセンサーで走行位置を把握し、備え付けのカメラで障害物を検知。乗客からは「座り心地が良い。窓も広く景色も楽しめる」との感想が聞かれた。
栃木市での実験は9日まで。
同省はこの後、今年度中に全国12カ所で順次実験を進め、課題を探る。
道の駅で自動運転実験開始=中山間地の「足」確保―国交省
国土交通省は2日、道の駅を拠点とした自動運転車サービスの実証実験を、全国に先駆けて栃木県栃木市で始めた。
過疎化が進む中山間地域で高齢者の生活の足を確保するのが目的で、2020年度の実用化を目指す。
この日は石井啓一国交相らによる開始セレモニーと試乗会が行われた。
同省によると、全国の道の駅の8割が中山間地域にあり、うち4割が1キロ圏内に医療機関や役場などがある。運転免許の返納やバス路線廃止などで、高齢者らが市街地の病院や買い物に行きにくくなる中、道の駅と集落を結ぶ自動運転車が一つの解決策になるとみている。
栃木市の実験では道の駅「にしかた」と、診療所が併設されている市役所西方総合支所、近くの集落をつなぐ約2キロに、バス停を3カ所設置。
車両が障害物や水たまりなどにどう反応するかを確かめる。集落で取れた野菜などを配送する実験も行う。
車両はディー・エヌ・エー(DeNA)が手がけた小型バスタイプの電気自動車で10人程度乗れる。全地球測位システム(GPS)搭載のセンサーで走行位置を把握し、備え付けのカメラで障害物を検知。乗客からは「座り心地が良い。窓も広く景色も楽しめる」との感想が聞かれた。
栃木市での実験は9日まで。
同省はこの後、今年度中に全国12カ所で順次実験を進め、課題を探る。