安東伸昭ブログ

安東伸昭の行動日記

鳥インフル殺処分1000万羽超

2023年01月12日 | 農業

令和5年1月12日

鳥インフル殺処分1000万羽超 対策に手詰まり感 卵も肉も価格上昇

 

高病原性鳥インフルエンザによる今季の殺処分対象羽数が、1000万羽を超えた。

全国の養鶏場では対策を徹底するが、相次ぐ発生に手詰まり感も漂う。

鶏卵や鶏肉の相場にも影響が出ている。

   

採卵鶏の6%

 鶏卵・鶏肉の価格にも影響が及んできた。

採卵鶏での発生は全体の7割を占める43事例(11日午後5時時点)となり、殺処分対象羽数は全飼養羽数(2022年2月1日現在)の5・5%に当たる約999万羽に上る。

鶏卵に不足感は出ていないものの、建値となるJA全農たまごの1月の初値(M級、東京)は、記録のある1993年以降最高の1キロ260円でスタート。

11日も同275円の高値を付けた。

「飼料高を受けた供給抑制に加え、鳥インフルの影響もあり、年末年始の在庫はほとんどない状況だった」(鶏卵卸)という。

肉用鶏では、10事例が発生し、殺処分対象羽数は全飼養羽数の0・6%に当たる約90万羽。

年明け以降の価格(モモ、東京)は、過去最高値だった12月を上回る1キロ800円台に上昇している。

流通業者は「鳥インフルの影響による供給量の低下も予想され、需給はタイト気味で推移する」と見込む。

 

自治体に負担

 殺処分に当たる自治体の負担も大きくなっている。

今季208万羽が殺処分の対象となった茨城県は、1日平均360人が防疫措置に当たった。

全職員の7%に当たり「通常業務にも影響が出てきている」(畜産課)。

燃埋却や資材購入の費用は国が2分の1を負担するが、残りは都道府県の一般財源を充てる。

県内で今季5例発生した広島県は36億円、12例発生の鹿児島県は33億円を補正予算に計上した。

 

岡山県内

岡山県内では昨年10~11月、倉敷市内の養鶏場3カ所で鳥インフルが発生。

12月19日には美咲町のアイガモ農場で4例目を確認した。

 美咲鳥インフルは1.8万羽殺処分

   https://www.sanyonews.jp/article/1343468

 

倉敷市の2つの養鶏場で、計55万羽の殺処分を終えた。

  鳥インフル対応経費に13億円 岡山県が補正予算案発表(令和4年12月13日)さんデジ

   https://www.sanyonews.jp/article/1340908

   https://www.sanyonews.jp/article/1328965

   https://www.sanyonews.jp/article/1326491

 倉敷市の養鶏場で発生した鳥インフルエンザで約17万羽の殺処分(令和4年11月1日)

   https://www.sanyonews.jp/article/1325241

 

 

 

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