昨夕の夕刊で、とんでもない見出しを見つけました・・・
それは、先ずがん細胞に結合する抗体に化学反応を起こす物質を追加して注射し
「近赤外線」という家電などに利用されてる光を外から照射することにより
化学反応を引き起こし、がん細胞だけを死滅させるといいます。
がん細胞だけを殺すことが出来るなんて、
それも、近々、臨床試験が始まるといいますから朗報ですよね。
この方法が確立されれば、がん患者の方達の体への負荷も軽減されそうですね。
早く実現してほしいものです。
今朝は、このニュースを取り上げてみようと思います。
~以下、5月7日読売新聞夕刊より抜粋~
光照射 がん死滅

米の日本人研究者ら開発 臨床試験へ
【ワシントン=中島達雄】 体の外から光線を当ててがん細胞を死滅させる新しいがん治療法「光免疫療法」を、米国立衛生研究所(NIH)の日本人研究者らが開発し、近く米国の3大学で安全性を確認するための臨床試験を始める。
正常な細胞には影響せず
小林さんらは、がん細胞に結合するたんぱく質「抗体」に、「近赤外線」で化学反応が起きる化学物質を追加。この抗体を注射で体内に入れ、がん細胞に抗体が結合した後で体外から近赤外線を当てると、がん細胞が死滅するという。近赤外線は赤色の可視光より少し波長が長い光で、人体には無害。家電のリモコンなどに広く利用されている。がん細胞の周囲の正常な細胞には、抗体が結合しないため影響がない。2011年11月に小林さんらがマウス実験の結果を論文発表したところ、米オバマ大統領が12年1月の一般教書演説で、「米政府の研究費によって、がん細胞だけを殺す新しい治療法が実現しそうだ」と紹介したこともある。
臨床試験ではまず、口や舌、のどなどのがん患者7~9人に抗体を投与して安全性を確かめ、次に15~24人に投与した上で近赤外線を当て効果を調べる。
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