バレエ・ミュージカル好き?の鈴付き猫のぼやき
ねこまくらん
ロミオとジュリエット
ともさんが芸術監督の演奏会形式・字幕付きのコンサート。
ステージの上にオケが乗って、その奥にさらに人の背の高さより高いステージ(広さは・・・3m×5m位???)があり、その左右が階段状になっていて、ダンサーが出たり入ったりするのにゃった。
登場人物はかなり絞って9人。ロミオ、ジュリエット、乳母、キャピュレット夫人、ティボルト、マキューシオ、ロレンス、モンタギュー、パリス。
舞台の左右に縦型の電光掲示板(^^;が立っていて、ときどき字幕が出る。照明はダンサー用のステージにも当たるけど、ときどきオケ・・・というか、指揮者であるともさんにもピンスポットで当たったりもする。
にゃんとも盛りだくさんな舞台。
全体的には大人数が出るような場面(街中とか)は最小限なのだ。だからロザラインも出てこないし、舞踏会でマキューシオが暴れる(笑)所とか、マンドリンカップルなどの場面は省かれていた。音楽では他にも多分バレエとは違うところがあったと思うが・・・。
バレエダンサーが出演しているものの、それほど踊らない。かといってバレエ特有のパントマイムかというとそうでもなくて、普通にコンテンポラリー作品といえばそうかな~という感じ。ただ普通なら早い動き(諍いのシーンとか)をわざとスローモーションのよーにしていたり、ものすごくゆっくりした動きが随所にあったので、“バレエの歌舞伎だ・・・”と思った(ら、プログラムにそんなことも書かれていた)。ときどき動きがほんとに遅くて、歌舞伎を通りこして「能」か?と思うようなこともあった。それでもそれを補足するかのよーに字幕が出るので、目は結構忙しい。字幕もシェークスピアの小説を翻訳したままのような、韻を踏んでるみたいな、古めかしい日本語(味わいがあるんですけどね、ちょっと理解に時間がかかります)。
バレエに慣れている猫にとっては、少しまだるっこしく、“もっと踊ってよ!”という感じもあったにゃあ・・・なにしろ一番音楽に乗って動いているのがともさんだから、うっかりするとともさんばかり眺めてしまう・・・。凄惨な場面の後、真っ赤なスポットライトを浴びている黒い燕尾服のともさんが凄く印象的だったし。
演出的に興味深かったのは、ジュリエットの父が登場しないこと。というのも、キャピュレット夫人はティボルトと恋仲という設定なのね。なのでティボルトの死の場面が凄い迫力で
恐すぎ~~(曲の終わりで思わず拍手も出ましたね)。
今日の舞台を見て、聴いて、あらためてプロコフィエフの音楽は凄いにゃ~~と思った。“あ~このフレーズはジュリエットのこーいう気持ちだったのね”というのがあって。バレエでもあるはあるけど、タイミングが少しずれたりしいるんだにゃあ。今日のは、この小節のこの楽器のこの音がこれだ!的なこだわりが見えた気がした(指揮者のともさんならではな作りですね)。
舞台装置や衣裳はまだ改善の余地はあるように感じましたが(いくら舞台が狭くても、ベッドが狭すぎやろ~狭くても、もう少し低くした方が安定感があるだろうに・・・)大変面白かったです。
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ステージの上にオケが乗って、その奥にさらに人の背の高さより高いステージ(広さは・・・3m×5m位???)があり、その左右が階段状になっていて、ダンサーが出たり入ったりするのにゃった。
登場人物はかなり絞って9人。ロミオ、ジュリエット、乳母、キャピュレット夫人、ティボルト、マキューシオ、ロレンス、モンタギュー、パリス。
舞台の左右に縦型の電光掲示板(^^;が立っていて、ときどき字幕が出る。照明はダンサー用のステージにも当たるけど、ときどきオケ・・・というか、指揮者であるともさんにもピンスポットで当たったりもする。
にゃんとも盛りだくさんな舞台。
全体的には大人数が出るような場面(街中とか)は最小限なのだ。だからロザラインも出てこないし、舞踏会でマキューシオが暴れる(笑)所とか、マンドリンカップルなどの場面は省かれていた。音楽では他にも多分バレエとは違うところがあったと思うが・・・。
バレエダンサーが出演しているものの、それほど踊らない。かといってバレエ特有のパントマイムかというとそうでもなくて、普通にコンテンポラリー作品といえばそうかな~という感じ。ただ普通なら早い動き(諍いのシーンとか)をわざとスローモーションのよーにしていたり、ものすごくゆっくりした動きが随所にあったので、“バレエの歌舞伎だ・・・”と思った(ら、プログラムにそんなことも書かれていた)。ときどき動きがほんとに遅くて、歌舞伎を通りこして「能」か?と思うようなこともあった。それでもそれを補足するかのよーに字幕が出るので、目は結構忙しい。字幕もシェークスピアの小説を翻訳したままのような、韻を踏んでるみたいな、古めかしい日本語(味わいがあるんですけどね、ちょっと理解に時間がかかります)。
バレエに慣れている猫にとっては、少しまだるっこしく、“もっと踊ってよ!”という感じもあったにゃあ・・・なにしろ一番音楽に乗って動いているのがともさんだから、うっかりするとともさんばかり眺めてしまう・・・。凄惨な場面の後、真っ赤なスポットライトを浴びている黒い燕尾服のともさんが凄く印象的だったし。
演出的に興味深かったのは、ジュリエットの父が登場しないこと。というのも、キャピュレット夫人はティボルトと恋仲という設定なのね。なのでティボルトの死の場面が凄い迫力で
恐すぎ~~(曲の終わりで思わず拍手も出ましたね)。
今日の舞台を見て、聴いて、あらためてプロコフィエフの音楽は凄いにゃ~~と思った。“あ~このフレーズはジュリエットのこーいう気持ちだったのね”というのがあって。バレエでもあるはあるけど、タイミングが少しずれたりしいるんだにゃあ。今日のは、この小節のこの楽器のこの音がこれだ!的なこだわりが見えた気がした(指揮者のともさんならではな作りですね)。
舞台装置や衣裳はまだ改善の余地はあるように感じましたが(いくら舞台が狭くても、ベッドが狭すぎやろ~狭くても、もう少し低くした方が安定感があるだろうに・・・)大変面白かったです。
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