バレエ・ミュージカル好き?の鈴付き猫のぼやき
ねこまくらん
ジブリ美術館
「クルミわり人形とネズミの王さま」展をやっていたので。くるみ割り人形フリークな猫はぜひとも抑えておきたかった。
宮崎氏が一体どんな思いで捉えていたのかな~と興味もあり・・・。
宮崎氏は小さな女の子に向けて書かれた物語を、多くの人に知ってもらいたかったのだそう。
でも自身は凄く苦労して原作を読んだのだとか。氏いわく、「男には読み通せない話」だって。それは猫もなんとなくわかる。あまりにも話が跳びすぎで、全然つじつまが合わないんだもの。でもそこが良いのだと。
好感が持てたのはマリーを主役にしたストーリーとクララを主役にしたストーリーにこだわった点。比較しつつどちらもきちんと褒めてる。
くるみ割り(人形になる前の道具道具したものも)の歴史が解説してあったり、本当にクルミが割れる人形があったりもした。
一番うけてしまったのは、氏が想像した「おかしの国」。和菓子バージョンだったので。まんじゅうやぼたもちの山にお団子の林、しるこの池にラムネの噴水・・・
もっと可笑しかったのは、小さい頃に想像した「お菓子の国の、あんこの山が食べきれなかったらどうなるのか」という顛末。どんどん痛んでカビが生えて・・・凄く恐ろしいことになってしまうというもの(腐海かしらね)。ビスケットや砂糖菓子なら長く持ちそうだけど、あんこや団子は足が速そうだものね~^^;
ともあれ、宮崎氏は「あなたの心のかたい殻をクルミをわるように、かみくだいてやさしいまごころをとり出してくれる それがクルミわり人形なのです」と言っていた。
展示品も全体的に原作に忠実で、どれも愛情がこもっていて、「ならでは」な感じ^^
その他の展示も興味深かった・・・原画が沢山見れるのが。
しかし客の大半が異国の方というのは意外(言われてみればそうなんだけど)。入る前のチケットチェックが英語で^^;あらま、だった。
けど、中に入ると解説はほとんど日本語のみ。コドモが見ても分かるのだから解説は重要じゃないけど、外国語表記もあったらもっと親切なのかも。
建物はすごく細かいところまで手を抜いてないところが凄かった~。
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