言論の自由くらい濫用される自由はないと思う。
あまり新聞やTVは報道しないようだが、埼玉県川口市ではクルド人たちが引き起こす迷惑行為が問題になっている。
元々川口市周辺は下請けの町工場が多く、しかも高齢化が進んだために外国人労働者を違法合法を問わず受け入れていた。もう30年以上になるはずで、そうなると日本生まれの外国人たちも出てきて、若い労働者として活躍していた。
日本国籍を取る者もいたが、大半は母国へ一時帰国した際に母国の国籍をとることが多い。ところが、ここで厄介なのはクルド人である。多くはトルコやイランの山岳地帯に住むのだが、5千万人を超す民族であるにも関わらず自分たちの国を持てずにいた。オスマン帝国時代は自治区があったようだが、現在はトルコでもイランでもそれぞれの国の少数民族として扱われている。
厄介なのは、日本で育ったクルド人の若者たちは、母国意識がなく民族意識だけが突出していることだ。そのせいで、川口市界隈をクルド人自治区のように捉えて好き放題している。当然ながら地元住民はもちろん、他の外国人たちともトラブルになる。
そこで自治体や警察、法務省(入管)などが介入するのだが、この近辺は行政に左巻きの政治思想を持つ人が紛れているので、対応が弱腰なため地元住民は不満ばかりが募る始末である。一部の政治家や週刊誌などが、クルド人たちの横暴ぶりを報じると、ここぞとばかりにしゃしゃり出る輩がいる。
いわゆる人権派の正義の味方様である。曰く「クルド人への誹謗はヘイトであり認められない。多様な社会を目指すべき」と騒ぎ立て、それに一部の大手マスコミが便乗して政府批難をやらかしている。
挙句に「人種差別は違法であり、議会で議論することはもちろん、マスコミが安易に報じることもいけない」と言い出す始末である。
馬鹿っじゃないのか。
問題があるからこそ議論するのが民主主義であり、問題を起こした当事者たちの絶対的正義を押し付ける異様さが分からないのだろうか。どうやら自分たちの正義を誹謗する言論の自由は認められないと言いたいらしい。
どの口が言論の自由を言うのかね。呆れてものが言えん。
一応書いておくが、川口市界隈は零細事業者が多く、そこで働くのは高齢の日本人と外国人だけだ。そして多くの外国人が一部のクルド人の若者たちの暴走を迷惑に思い、日本政府が強硬姿勢に変わるのを恐れて他の街に逃げ出すありさまである。彼らはどちらが正しいのか、もう分かっている。
難しい問題は検討するだけで先送りするか、官僚任せの岸田内閣では対応できそうもない。さりとて次の自民党総裁候補も、有力候補ほど期待できそうもないのが辛い。
嫌な予想だが、これ以上一部のクルド人の若者が暴走するのを止めるのは、案外と反社の人たちではないかと思います。