goo blog サービス終了のお知らせ 

ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

小賢しい

2024-09-09 09:31:24 | 社会・政治・一般

私が大学生の頃、若い女性のタレント、いわゆるアイドルの全盛期を支えた82年組がいた。中森明菜、早見優、石川秀美、堀ちえみ、松本伊代、そして小泉今日子は粒ぞろいのアイドルであったと思う。

正直、あの頃はTV画面の向こうでほほ笑んでいるアイドルよりも、手を伸ばせば抱きしめられる女性の方に夢中であったので、アイドルにはあまり関心はなかった。もっとも、それを気取っていると彼女に説教されていたのだから、女心とはよく分からんと心の中でぼやいていた。

ただ、歌の上手いアイドルは別格で、松田聖子や中森明菜はLPを買って良く聴いていた。カセットテープに録音して良くドライブの際に流していた。どちらかといえば、ニューミュージックの方が良く聴いていたと思うが、アイドル歌謡だって馬鹿にしてはいなかった。

アイドルは特に好きでもなかったが、嫌う理由はなかった。ただし一人だけ気に食わないと思っていた娘さんがいる。それがキョンキョンこと小泉今日子だった。ルックス的には十分可愛かったし、歌も決して下手ではなかった。

ただ、今風に言えば「意識高い系」とでもいいたくなる小賢しさが鼻についた。なんとなくだが、「私、可愛いだけのお人形さんではなくてよ、自分なりのアイドルの形をプロデュースしてるのよ」との自己アピールが感じ取れた。

もっとも私の周囲には真面目にアイドルを愛好する男どもも多かったし、それを小賢し気に論評するのも大人げないと思い黙っていた。アイドル談義をするくらいならばプロレス談義に熱くなるおバカでありたいと思っていた。今にして思うと50歩100歩である。

あれから40年近く経つが、やはり明菜の歌は別格だとYouTubeを視ながら楽しんでいる。半面、馬鹿は直らなかったのだと思ったのがキョンキョンである。

おそらくだが周囲にろくな取り巻きがいないのだろう。憲法改正を危険視して戦争への道を開くなどと世迷い言を口にしている。おそらく兵站が戦争行為だと認識していないのだろう。銃を撃たず、ミサイルを撃たなければ戦争ではないと思っているのだろう。

平和憲法?

冷静に戦後史を鑑みれば、既に日本はアメリカ軍の補給基地として立派に機能している。アメリカ軍に武器弾薬を供給し、空母や戦闘機のメンテナンスを請け負い、戦場で疲れたアメリカ軍の兵士たちの慰安場所を提供してきた。まさに戦争協力に他ならず、このような兵站行為は広い意味で戦争に加担していることを意味している。

アメリカ軍と戦った北コリアや北ヴェトナムの政府首脳は、いくら叩いても近場の日本で休憩し、英気を養い再び戦場に戻ってくる様子に腹を立て、なんとか日本列島の米軍施設や日本の軍需企業を叩きたいと切望したという。

憲法を守れ?

日本は戦後から一貫して憲法9条を踏みにじり、戦争に協力し、そのくせ平和国家面をしている厚顔無恥な国です。およそ羞恥心というものがあるならば、憲法は改正されて然るべきなのです。まぁ黙って戦争に加担して利を得ることも、ある意味賢いとは思いますけどね。

実際には平和憲法の看板に隠れて、戦争を商売のネタにするほうが利に適うというか、事なかれ主義で済ませている良心的な平和を愛する日本人を演じている方が大半なのでしょう。

もちろんアイドルに限らず芸能人が、スポンサーなど多くの関係者に配慮して如何にも人道的良心を前面に出すことがあることは承知しています。だから芸能人の浅はかな政治的言動に目くじら立てるのも大人げないとも思っていますが、どうにも不快感は拭えないですね。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする