入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「冬」 (33)

2016年02月16日 | 牧場その日その時

    HALに迎えられNPO法人「みろく山の会」ご一行が到着


ところが恨みの雨、このごとくに

 14日の日曜日、非情な雨は夜半から激しく降り続け、ついには小屋の前は川と化してしまった。いつもの年なら、翌日の15日で狩猟期間が終わるため、たくさんの猟師がシーズン最後の獲物を狙って入山するはずが、この雨のせいでか誰もやってこない。
 
 小屋に缶詰にされてしまった「みろく山の会」ご一行は、それでも午後になると、酒でも飲むしかないというあの人と女性会員1名を残し、近くの三角点のある小ピークへ出掛けていった。この会のエライ点だといつも感心するが、山での時間を極力無駄にしない。かなり年配の人もいれば、酒の入った人もいたはずだが、82歳のSさんも交えて、小雨の中を出ていった。
 彼ら彼女らは、入山初日も翌日の天候を考えて、入笠山の山頂は全員がちゃんと踏んできていた。この会には年齢制限がないそうで、他の会から移ってきた実力派もいるようだが、現役会員は700名を超えるという。山行活動は多岐にわたるようだが、神奈川にある鷹取山の石切り場跡地で、岩場にも対処できるような基礎訓練も行っているというから、初めてその話を聞いたときには驚いた。ちなみにリーダーを務めたのは今回も、女性のAさんだった。


    山の夜はこんな光景も
 
 そういえば12日、山に入る前に立ち寄ったコンビニで、60歳前後の登山姿の女性何人かと出会った。で、思わず、どこに行くのかと尋ねたら、「アイスクライミング」だと教えられ、泣きそうになった。

 暇ならいくらでもあるのに、炬燵に猫を真似て、短い日を過ごしている。
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