入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「春」 (48)

2019年04月24日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 予報では夕方から雨だった。しかし山は早いのだろう、朝から霧が出たり、雨がパラついたりして、昼には本降りになってきた。気温は、ギリギリ10度くらいだ。

 昨日、荊口の桜のことを呟いた。きょうの写真も荊口だが、場所は一昨日の弘妙寺よりか少し手前になる。この山室川に沿った桜も満開になるこの時季は実に見事だが、この写真でそれを分かれと言っても無理かも知れない。
 遠くに見えている山並みに沿うように古道・法華道が通っていて、牧場もほぼその位置になる。この辺りで、ようやく半分くらいの距離を来たぐらいだから、まだ牧場までは20キロ弱というところか。その間の4,5キロ先に芝平の旧集落があり、本格的な山道はそれからとなる。
 芝平の花の開花をまだ先のことのように呟いたが、朝来る時に分教場跡の前を通ったら、意外にもわずかだが咲いていた。旧公民館前の桜も楽しみだが、こちらのはまだのようだ。しかし急ぐことはない。

 先日「秋葉街道・天竜川ひとり歩きの旅」という本についてここで触れたら、その著者である小林千展氏から通信を頂戴した。偶々自著の「ネット検索」の結果、この呟きに当たったという説明だった。その後も知人を案内して4度も行ってるそうで、秋葉街道が大いに気に入ったのだろう。
 若いころ、この街道を一緒に歩こうと誘ったら大いに賛同してくれた人がいた。それも、できたら男女二人が虚無僧の装束で歩いたら、あの古い街道に相応しくはないかと言って盛り上がったものだ。南朝の宗良親王のことや山頭火の話をその人にもしたのかはもう忘れたが、その奇抜な案は今でも悪くないと思っている。
 秋葉街道に関心を持ったのはそれよりももっと以前からだった。大鹿村へ伯父を案内して、父ともう一人をまじえ行ったとき、初めてこの街道のことや、それにまつわる歴史を知った。分杭峠は帰りに超えたがまだ未舗装で、すすきの生い茂った埃っぽい山路だったことが記憶の隅にある。古い街道としては、しかし、あのころの方が趣があった。合掌

 大型連休、当山小屋、キャンプ場はまだ余裕あります。案内「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)を作りました。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。




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