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篠突く雨、昨夜から降り続き雨脚の弱まる気配がない。これで季節はさらに進むだろう。
そういえば昨日、林道から御所平峠までの草刈りをしていて、山径の脇でヌメリカラマツタケを見付けた。こんな時季にこんな所でもと思って、少し道を外したらそこにもまたあった。4日前の雨に刺激されて遅ればせながら地上に顔を出したのだろう。
きょう予定していた草刈りは中止した。先日呟いた通り、きょう中にどうしても済ませておかなければならないという仕事はないから、久しぶりに少しゆっくりしようと思っている。どうせ明日からは、また3日ほど忙しい仕事が入っている。
そうだ、うっかりしていた。その仕事、こっちも猟と同じく脇役だが、ただし予定が決まっている。牛がいなくなった後でもまだ「きょう中にどうしてもやらなければならない仕事」が残っていた。
刺身をステンの包丁で切っていた人が、鉄の包丁、それも柳刃でその切れ味を知ってしまえば、もう元には戻れないだろう。同じように、刈り払い機(草刈り機)やチェーンソーの本当の切れ味を知ってしまうと、安物の切れない歯では満足できなくなる。チェーンソーはここで歯を研ぐ道具もありできるが、刈り払い機はそれができない。
昨日、草を刈りながら今使っている歯はそろそろ替えた方がいいと思いつつも、きょうは日曜日、いつもの伊那の専門店はやっていない。
本来ならこういう道具は農協で入手すべきだが、どうも目当ての品を扱っていないようで、だからと言ってもう一度、ステンの包丁で刺身を切る気にはなれない。農協は立替払いが難しく、そのため、他の店で買えば自己負担となるが、仕事とか、趣味では可能な限り値段などに妥協せず、気に入った道具を使いたい。
先程から、食料を仕入れに富士見へ下ろうかどうかと迷いながらふと1店舗、その当てにしている替歯が売ってそうな大型店のことを思い出した。それで食料と刈払機の替え歯を手に入れることができれば、一挙両得ということになる。
で、行ってきた。生憎目当ての品はなく、同等の値段の品を買ってきた。醤油を買い忘れたのは痛かったが、午後になって雨が止めば、さっそく小手調べをするつもりでいる。
富士見までの往還、色付いた様々な木々の葉が雨に濡れ、それが晴れた日よりかより渋い色合いを強め、終わりゆく季節のある深さを見せてくれていた。(10月15日記)
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本日はこの辺で。