オマケ

午前中は、とっても良い天気だったんですよねぇ・・・　エアロックの頃から巻雲が増え始め、正午頃には高層の雲が多くなっていきました。雨雲じゃないんですが、空全体が白く光っちゃうので、写真撮るには辛い条件なんですなぁ。

で、朝一番の航過飛行に現れた美保基地所属の輸送機C-1。垂直尾翼にイラストが。そう、『オイ！鬼太郎』なのですなぁ。（※注：芸人のきたろうさんじゃありません。シンセサイザー演奏・作曲家の喜多郎氏でもないです）

BELLさんのコメントによると、今年の美保基地航空祭は非常に残念な天候だったとあり、この記念塗色の機体も防府の空で敵討ちといった所でしょうか。

あ、薄々感付いているかも知れませんが、「ゲゲゲの鬼太郎」作者の水木しげるさんは、鳥取県境港出身。つまり、美保基地の近くなんですねぇ。

ちなみに、イラストの下の方には「水木プロ」とシッカリ書いてあります。

またね！ 2

ブルーインパルスの飛行展示も終了し、場内では「さっさと帰れよ～オマエラ」（※実際はこんな放送ではなく、丁寧に終了を告げています。直ぐさま追い出される訳でもなく、この日ばかりはノンビリとした雰囲気なのです）とアナウンスされています。ブルーが飛んでいるときには真っ白だった空も、なぜか青い部分が見えてきています。そう、終了後の方が天気良かったんですよねｗｗ　30分間程の間でしたけど。

防府北基地には、各地の航空自衛隊基地からやって来た機が展示されています。防府は航空学生の訓練基地なので、装備は限定されているんです。だから、福岡県の芦屋基地からも飛行機がやって来ます。

ブルーインパルスが飛んでいる間に、地上では展示されていた飛行機が帰り支度をしています。そう、隊員は見ている余裕なんて無いのですｗｗ　そして、演技終了と共に滑走路へ向かい、飛び立っていくんです。このサヨナラ飛行もイベントの一つでして、本当は全プログラム終了なので帰りなさいと言われても不思議じゃないんですが、定刻の15時を過ぎても見送りさせてくれます。また、残って見ている人も少なくありません。まぁ、殆どの人は帰っちゃった後なんですけどねぇｗ

画像の飛行機は、芦屋基地所属のT-4。カラーリングから赤いブルーインパルス「レッドインパルス」との俗称があるようです。んー、知らんかったｗ　ゆっくりと滑走路へ向かいながら、やっぱり手を振ってくれています。オイラ達だけじゃなく、航空学生や陸上自衛隊の仲間に挨拶している面も有りますが、人間ってのは都合の良い物でして、『オイラに手を振ってくれているｗ』と感じる物です。

だから、オイラもカメラ片手に手を振って見送りしましたよ。

またね！

そんなこんなで1週間に渡りご紹介した08年防府北基地航空祭もお終いです。ブルーインパルスの飛行展示が終了するとき、各機が観客の上空を航過して〆となります。よくよくコクピットを見ると、2名乗っている機と、1名の機があります。これは、ブルーインパルスのメンバー構成にも理由がありまして、実は3年程度しか所属していないのです。各地から選ばれたパイロットは、初年度は見習いとして後部座席に座って同乗体験をします。広報用の撮影を行うこともあります。

そうやって練度を上げ、やがてブルーインパルスのメンバーとして操縦し、卒業後は戻った部隊の空戦技術向上のために活躍を続けます。

本当は、もう少し高性能な機体を使いたいらしいのですが、T-4という飛行機は、比較的環境に配慮した設計で制作されていました。コスト面でも優秀なので、当分の間はT-4の時代が続くのかも知れません。以前のT-2は、真っ直ぐは速かったのですが翼が小さめだった事もあり、あまり旋回が得意では有りませんでした。

恐らく、肉眼で地上から見ている人（空中から見てる人って居ないけどｗ）からは、手を振っている所を判別出来ないと思います。カメラで撮影して、やっと手を振っていた事が分かる程度なんですね。それでも、手を振ってくれている。上からは、お客さんが良く見えているんでしょう。判別は出来なくても、手を振る気持ちが有り難いですね。

まぁ、オイラはカメラで追っかけるのに必至で、手を振る余裕が無いのが、申し訳なかったりするんですけど・・・

また、華麗な演技を見せて下さいね！


※画像は、等倍トリミング後にリサイズ処理しております。