10月19日バルコニーでUS最後になるであろう昼食をとる。この家に来て18年(USに来て19年)、自然の真っ只中にある家の窓から春夏秋冬を楽しませてまらった。特に紅葉の季節は開放感に彩が添えられる。バルコニーのにわか作りの食卓に降る落ち葉が宴を盛り上げる。先ほど描いた絵もバルコニーに立ててある。飲むビールにはらはらと舞ってくるひとひらふたひらの紅葉は格別だ。つまみのソアド・フッシュのステーキもUSならでは。最高の雰囲気に舌つづみを打つ。5回にわたって続けたこの時期の40人を超すパーティの様子が、参加した人々の歓声と共に、自然の中から、追憶のスクリーンから浮かび上ってくる。忘れ得ぬ時代の最後の宴となるだろう。(自悠人)