あけぼの

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我が人生と車

2009-10-26 05:13:01 | アート・文化

002 紅葉の下にて自悠人とキャデラック(クラシック・カー)

車は下駄代わりだと思って乗ってきたので買い換えもほとんど安物で、我が人生の全てで1800CCまでの小型車だった。洗車などしたことがない。だが、ぼろ車ながら人より早くから乗っていた。社用車が使えなかった職種だったせいもある。USに来てキャデラックに乗ったときは親父に近づいた感じがして嬉しかった。親父が大正9年、サンフランシスコから鳥取の田舎に持って帰ったのがキャデラックだったから。私がキャデラックを購入してもう12年以上になる。現今はキャデラックはガソリンを撒いて走るようなものだからある意味ステイタスだ。

1965年から自家用車は軽四輪車でスタート、その頃の車は希少価値があった。伊豆や日光など観光地によく出かけたものである。夏の伊豆半島や房総の海への子ども連れは便利だった。田舎からのお客の案内にも重宝した。車が普及しだした72年頃からは通勤が主目的で、車への愛着度は薄く、子どもたちの成長とともにドライブ数も減った。58歳でUSに転勤してキャデラック、65歳でメキシコへ駐在してツル、と車との縁は深かった。日本では考えられないほど多くの車体験をした。今年77歳、コロラド州でレンタカーでの追突事故をやったのを機会に、海外でのドライブ・ライフも終わりにしたいと思っている。(自悠人)