O地球村塾で長く司会をやってくださった毅さんのアコーディオン・コンサートがあり国立芸小ホールへ。独奏、二重奏、四重奏、華やかな総出演も独唱もあり、嬉しいことに「みんなで歌おう」タイムもあった。「若者たち」、「見上げてごらん夜の星を」、「野に咲く花のように」、「エーデルワイス」、と聴衆層に合う選曲で、お腹の底から歌ったのでほんのひと時ながら瘤を抱えた夫ともども「緊張緩和」出来た。だがコンサートで温もったのは束の間だ。現社会を見渡せば…駆けつけ警護に出かけて行った若き自衛隊員が幼い息子と別れる光景はいつか見た光景、いつか来た道へ確実に戻りつつある。
朝日川柳2016・12・2に
デモ出来ぬ足元見抜き狙い撃ち 奈良県 伊谷剛さん
老い老いと声あげて泣く老後かな 愛知県 石川国男さん
朝日川柳2016・12・3に
戦争もバクチも痛みも着々と 奈良県 長谷川カズオさん
と。70年代、社会の弱者のために活動していた筆者は癌5回目から生還しても、ぬくもりコンサートで暫し温もっても、社会の現状に緊張する。この緊張は緩和どころか高まりそうだ。1人1人の意見表明が重要なのは今でしょう。(彩の渦輪)