あけぼの

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母は忍耐の化身か

2016-12-26 09:35:11 | 旅行記、多文化教育、国際

目と鼻の先に仮の保育園が出来て久しい。市の保育園が次々と改築するその期間、臨時に1年間ぐらいここに通うのだ。我が家の前の小路は朝夕送迎の母娘連れで賑わう。自転車や車の2、3人乗りだが雨の日は大変だ。傘をさし、乳母車に幼児、背中に赤ちゃんを背負っての3人連れ通いだから。家からの距離は判らないが母親の苦労が察しられる。目の前を通過する母子を見て、子育て時代のワイフも同じ毎日だったのだと初めて想像した。母親としての女性の一生は忍耐と情愛か。妻たちの辛抱が家族を支えてくれるのだろう。感謝の一言に尽きる。「子を持って知る親の恩」という諺がある。母親の献身的努力が家庭の礎となっているのだ。父親は伝統から「そんなもの」と思い込んでいるのか、「当然と気に留めないだけ」か。我々の若い頃と違うのは貧富の差が減ったことだろう。昔のブルジョアは雲の上の存在で庶民には見えなかった。現今は保育園へ乗用車での送迎も目に付くが運転は母親だ。いつの世でも存在する格差、今のほうが暮らし易くなったかもしれない。若夫婦たちよ、子育て時代から将来を見据えて頑張って欲しい。そして、夫族殿、くれぐれも奥さんの忍耐と愛情に気づいて、理解と感謝をお忘れなく!(自悠人)