今週は病院でエコーがあり、また「キノコちゃん発見!」などといういやな結果を聞く前に、と連休の終わりに娘の所に出かけた。夫は腰痛もあるのに「庭の草取りをしてやりたい」とお風呂場の椅子を持って。去年中腰で庭仕事を手伝い腰痛が悪化、苦労したのだが、それでもやってあげたいんです。「親ですね!」。娘の庭管理は充分で、今年はすぐ仕事が終わり、3人でCOSTCOに出かけた。アメリカ系のWholesale、娘が会員だ。筆者は今回は2度目、美味しいものがあるんです!真っ先に手にしたのは古代米煎餅、我が好みピッタリの薄味だ。天乃屋製だがCOSTCO以外では見かけたことがない。マフィンやベーグルも美味しい。マフィンはブルー・ベリー、バナナ、チョコとあり、アメリカのスーパーで売っているのより大きく美味。ベーグルも大きく、クランベリー入り、プレインとも歯応えがあって美味。果物コーナーに行き、大好物のラズベリーも。アメリカでは毎日のように食べたがここではちょっと高めだ。マフィンやベーグルは大きさから考えれば高くはない。「チーズ・ケーキはいつも横目で見るだけ」、と娘が言うので求めた。まあ、チーズ・ケーキは我が家がParty時に必ず作るNew York Cheese Cakeの方が濃厚且つ甘味薄で美味だ。「横目で見るだけ」の意味だが、この店の問題点はただ1つ、大量に買わねばならないことだ。2世帯とか友人同士で分け合えばいい。パエリアは大きなエビが乗り味付けも良い。ショッピングの楽しみのあと、好物を娘の家で一緒に食べ、残りは娘夫婦と半分こに分け合い、持ち帰ってご近所の友人にも届けた。Happy な連休の3本締めは美味な古代米煎餅とブルーベリー・マフィンで「シャシャシャン、シャシャシャン、シャシャシャンシャン」。もう1拍つける手拍子には悪事を遠ざけ目出度いことを願うという意味がある、とインターネットに出ていた。ではエコーの結果が無事であるよう、もう1つ、「シャン!」とシャンペーンで。ノー天気過ぎる?(彩の渦輪)
ヒデ(英)さんや我が家のお墓のある高台 連休の終わり、我が家の墓地に出かけた。「葬儀に流す自奏レコード出来た!」と当Blogに先日書いたが、実は墓地だけはウンと早く、夫の退職金の一部で西多摩霊園の1区画を買い、土盛りをし、中には骨壷を入れる容器も準備し、御影石で側壁を作っておいた。墓石が無いだけだ。山田耕作も眠る西多摩霊園の、かなりの高台で見晴らし満点、なんと同じ区画、その上すぐ近くに、かつてのデュエット夫妻、ヒデとロザンナのヒデ(英)のお墓がある。購入時、「ここに眠れば毎日ヒデとロザンナの歌が聞かれる!」と喜んだ。当時はこの高台は分譲直後で墓石は少なく、ヒデ(英)さんのお墓が目立っていたが、5年振りに来て見た今回、この一角にも墓石が林立し、無いのはほんの2、3箇所のみ。ヒデ(英)さんの隣にはロザンナさんのご両親らしき人が眠っておられた。「我々が来る日も近いかな?」と、近隣の墓碑を読ませて頂いた。美しい詩や謝辞、伴侶が書いた本人の業績等、勉強になったが、じきに墓碑の事は忘れ、近くで「墓汰餅=ぼたもち」を食べた。美味しかったが、今後また5年ご無沙汰可能かな?(彩の渦輪)
柳青める黄金週間の良き日、やっと出来た、我がレコード!ホントはCDだが昔風にレコードと書かせてね。「終活を始めた」と約2年前及び1年前に当Blogに書いた。「ピアノ練習と寿命の競走」とも。終活には色々あろうが、先ずは「わが葬儀のプロジュースは自分で」と楽しいことから始めたのだ。捨てるのでなく生み出す終活だ。葬儀中流れるBGMとして「思い出の曲を自分でピアノ演奏し、準備しておきたい」と。ピアノの先生が「良い考えです。ピアノ教師の自分でさえ思いつきもしませんでした!」と1曲ずつ録音してくださり、6曲まではすんなり、だったが、最後の曲、琴の曲「春の海」で手こずった。春の海辺で足元に打ち寄せるさざ波のように優しいひとときを表現したくとも「冬の氷河」になってしまい、練習だけがのたりのたりと春の海になっていた。音大生の協力もあり、この連休に先生が興奮した声で、「売れそうに素敵なレコードが出来ました!」と、家まで持参してくださった。その直後、まだ連休中に親友、TAMIO君がPCと格闘して数枚焼き付けし、カバーまで印刷、本当に売れそうなレコードに仕上がった。寿命に終活が勝ったのだ!たった1つの終活だけど。練習しては録音してもらい、思い出7曲、20分のCDが出来るまで2年も経たけれど、先生が興奮してくださるほど素敵なレコードだと自画自賛、いや自奏自賛した。実を言うと「楽しき農夫」は1部で1音左へずれてるように聞こえるけれど・・・後の6曲はホント、Amazing!
彩の渦輪:思い出の特選7曲
1.春の海:宮城道雄作曲、アメリカの大学やパーティーで着物姿で演奏した琴の曲。
2.スパニッシュワイゼン:踊り出したくなるような軽快な曲。マンドリン名曲集より。
3.楽しき農夫:初めてのピアノ発表会で駕籠を背負った農夫姿で弾いた曲。
4.水色のワルツ変奏曲(Variations on Waltz in Pale Blue):鳥取県が生んだ天才作曲家、高木東六さんの曲。しみじみと始まり、1-19までvariationがある美しい曲。
5.雨降りお月さん:父が入院した時病院で父母と一緒に何度も歌った思い出の曲。
6.木曾節による小狂想曲:アメリカのパーティーで演奏した曲。マンドリン名曲集より。
7.虹:筆者のFirst NameやBlog名「彩の渦輪」の由来する曲。西条八十作詞、近衛秀麿作曲のこの歌は今小川地球村塾の塾歌だ。(彩の渦輪)
朝の散歩道風景 いつも会うチーちゃん
申年の干支が巡ってきたが、今年は7回目の「年男」だ。気分的にも一層充実した日々を送る筆者、9月に府中美術館を借り個展を開く。バックパックの旅、「地球千鳥足」で撮影してきた写真をもとに描く多文化アートだ。訪問国は100ヶ国以上だが個展では60点ぐらいを予定、絵はほぼ完成し、後は修正のみ。この連休は遊びに出ず、なんとフレームを手作りしたのだった!なぜか。筆者のキャンバスはアメリカで買ったものが多く、日本のフレームは合わない。展覧会をやった経験者のSuggestionで木枠を作ることになったのだ。木材購入から寸法合わせ、鋸を使い、ペンキを塗り、額をぶら下げる金具と紐のセットの準備等、労働を楽しんだ。5本の松の剪定の合間に。屋外の仕事なので蚊がでない間に、と急いだわけ。連休も終わりに近づきフレームはほぼ完成、10号から50号まで、25個作った。色はダーク・ブラウンに統一した。絵の内容は上記多文化アートが中心だが、アメリカはオハイオ州シンシナティに住んでいた頃暫し所属したCincinnati Art Clubで描き貯めた人物画もいくらかある。目が涙で潤んだ女性の顔は先ず先ずの出来だと気に入っている。(自悠人)
写真1.武蔵府中熊野神社古墳 2.高安寺 3.弁慶が硯を洗ったという伝説の井戸
競馬観戦で府中市の新発見をしたそのノリで連休始めの29日、府中市再探訪。府中市には神社、寺院や旧跡が多いが、大化の改新後武蔵国の国府が置かれたことが大きい。悠久の歴史を肌で感じられる地だ。大國魂神社の表参道は馬場大門欅並木と呼ばれ、国の天然記念物だ。「前九年の役平定の帰途、源頼義・義家父子が欅の苗1000本寄進したのに始まり…徳川家康・家光等が主として補植整備…新緑の頃は緑のトンネルとなり府中市のシンボルだ」と府中市郷土かるたにある。片町の高安寺には弁慶が硯を洗ったという伝説の井戸が残っている。武蔵府中熊野神社古墳は日本国内に3例しかない上円下方墳で国内最大、最古級という貴重なもの、歴史的価値甚大で2005年7月に国の文化財に指定された(府中市観光協会)。元弘3年、上州で討幕の兵を挙げた新田義貞が府中の分倍河原(ぶばいがわら)で北条泰家率いる幕府軍を下し、その勢いで一気に鎌倉幕府を滅ぼしたことは歴史上有名だ。JR南武線・京王線には「分倍河原」という名前が残されていますね。ついでに日本初の公園墓地、多磨霊園へ。与謝野鉄幹・晶子、北原白秋、岡本太郎、等、無数の著名人が眠っている。結婚して東京に出て住んだ府中市のはずれ多磨霊園に、子供の頃愛読した佐々木邦が眠っていると知った時の驚き。邦の墓は一際美しい満開の桜並木の傍らで見つけたが今は空気も染める新緑の下だ。邦は日本2大ユーモア作家の1人で戦前の代表作家、戦後の代表が源氏鶏太だとか、その作品はユーモアだけでなくペーソスも詩情も風刺も備えている。彼の全集は筆者の宝、ここは筆者の心のふる里だ。さようなら来年まで、邦と新緑の桜並木!(彩の渦輪)写真4.5 大国魂神社 6.つわものの夢、刀を振りかざす新田義貞公の像