「ジュンサイ」
【生産地】京都市北区上賀茂深泥池
【特徴】澄んだ池沼に自生する。葉を水面に浮かべ、夏になると深紅色の花を開き、卵型の実をつける。まだ葉が開かない若菜を摘み、食感を賞味する。若芽はゼリー状の透明な粘膜に覆われていてツルンとした舌ざわり。
京都盆地の北にある天然記念物の深泥池(みぞろがいけ)に自生している。
【食味】味は淡白。粘質物(ゼラチン)のぬるりとした食感を味わう。
【料理】二杯酢、三杯酢、汁の実等に用いたり、わさび醤油、天ぷらなどで食す。
【来歴】古い沼地に大昔から自生していた。日本の原産で、皇極天皇の時代(7世紀の半ば)にすでに利用され始めた。京都府内においても、「雍州府志」(1684)に伏見産や洛北産の記録があることから、非常に古くから利用されているとされる。特に京都山科産は銀と言われ、品質が良かったことがうかがえる記録もある。
通常は自生するものを採集し、人為的に栽培することはほとんどない。近頃は、池沼に水質変化や汚染物質の流入・改廃等により生産が減少し、現在では採集されていない。
【時期】5~9月頃 6~7月上旬が最盛期
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