「茨城 古河」
地名からもわかるように、利根川と渡良瀬川の河川交通の要所として栄えた歴史を持つ。
古には万葉集の歌の中に「船渡し」があったことが記されており、記念碑が古河駅前に立っている。
江戸時代には奥州街道・日光街道の宿場町となり、特に将軍家が日光東照宮参拝時の宿泊場所でもあった。
江戸時代を通じて藩主は何度も交代しているが、関東の要所であったためか、いずれも譜代大名が充てられている。その歴代の中でも土井利位は、徳川幕府での老中職にあった他、雪の結晶の研究家としても知られ、冬に雪片を集めて顕微鏡により結晶を観察した成果は「雪華図説」に著されている。
市内には雪の結晶をシンボルにしたマークを各所で見ることができる。
家老職にあった鷹見泉石(たかみせんせき)は、西洋に関する多くの研究の第一人者で、「新訳和蘭国全図」は一国の地図を日本人の手のよって作られた初めてのもの。
古河藩は江戸時代の中において、すでに世界に視野を広げており、これらは古河歴史資料館に資料が残っている。
お城跡には天守閣などは残っていないが、武家屋敷は前出の「鷹見泉石邸」が見学できる。
明治時代には製糸業が盛んになり「糸の町」として発展を遂げ近代を向かえた。
=茨城県の小京都・古河市の観光ポイント=
「桜の名所」がある
ネーブルパーク
関東のおへその部分に位置する豊かな自然と調和した魅力いっぱいのふれあい体験型テーマパークです。馬とふれあえるポニー牧場やのんびり楽しめる釣り堀、アスレチックや地下迷路などレクリエーション遊具も盛り沢山。自然林の中で別荘気分を満喫できるログキャビンや各種セミナーなどにも利用できる宿泊施設も完備。自然と親しみ、自然に学び、自然で憩う。心安らぐ緑の中、親子で楽しいくつろぎのひと時を過ごしてみませんか。
江戸時代からの「城下町」
古河歴史博物館
関東地方の中央に位置し、室町時代以来の城下町として栄えた古河。その古河城出城跡に平成2年に開館しました。周辺の景観を生かしたこの建物は、1992年の日本建築学会賞・1996年の公共建築賞を受賞しています(設計=吉田桂二)。常設展示は、古河藩家老鷹見泉石が収集・記録・研究した貴重な蘭学資料を紹介する「鷹見泉石と洋学」、原始古代から近代にいたる古河の歴史を紹介する「古河の歴史」、幕末から明治期にかけて活躍した小山霞外・河鍋暁斎・奥原晴湖らの書画を紹介する「古河の文人たち」の3室。また、ホールにはオランダ楽器ストリートオルガンがあり、異国の音色を楽しむことができます。
篆刻美術館
平成3年春に開館した日本で初めての篆刻専門の美術館です。旧城下町の石町通りに面して3階建て石倉を改修したもので、展示室も当時の雰囲気を残しています。篆刻は書道芸術のひとつで、700年ほど前に中国でおこりました。四書・五経や漢詩などから語句を選び篆書という古文字を用いて柔らかい小さな石に刻んで押したものを鑑賞するものです。館内には、古河出身の故生井子華の遺作を中心に、日本の歴史的作家の作品を常設展示しております。また、本建物は国の登録有形文化財です。
永井路子旧宅
古河市名誉市民の直木賞作家、永井路子さんが幼少期(約20年間)を過ごした旧宅が保存・修復されました。木造2階建てで、延べ約130?。江戸時代末期に建てられた蔵造り。永井さん幼少時代の写真や年表などが展示されています。
お休み処 坂長
江戸時代初期から古河城下で営んでいた商家の建造物を、伝統的技法を用いて修復した施設です。建物は江戸時代から大正まで建築年代の異なる5つの蔵と1つの主屋から構成され、旧古河城下の代表的商家の屋敷構えであり、かつ、旧古河城の数少ない建築遺構と伝えられています。
市民の憩いの場、来街者の回遊拠点となるよう、飲食、物販、ミニギャラリーやホールを含む施設として平成24年4月に生まれ変わりました。
時代を超えて「武家屋敷(跡)」が残る
杉並通り(旧武家屋敷)
*https://www.little-kyoto.com/ibaraki/koga.html より
*https://shokyoto.jp/ml/ja/sub/ibaraki_koga より
*https://www.kogakanko.jp/history/suginami より
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