「栃木 足利」
足利は、栃木や佐野と同じように両毛線沿いにある「関東の小京都」は歴史の街であり、地名からもわかるように室町幕府の将軍家「足利」家の発祥の地として有名。足利は鎌倉時代から続く名門だったが、弱体化した鎌倉幕府を倒した後、南北朝時代を経て開府した。
日本最古の学校である足利学校がこの地に設立された時期については諸説があり、平安時代とも鎌倉時代ともいわれているが、室町時代には関東管領の上杉憲実が整備し、全国から学徒を集めた。多いときには全国から三千人の学生が集まっていたといわれ、多くに優秀な人材を輩出したと伝えられる。その名声は、宣教師ザビエルによってヨーロッパにまで届いたほどだった。
時代は移り、江戸時代になると学校の性格は変わったが、その学問の歴史は受け継がれ、やがて文化的施設として近代を向かえる(なお、復元された足利学校の建物は江戸時代の絵図を参考にしたもの)。
歴史的な建造物としては、尊氏誕生の地があり足利一門の氏寺「鑁阿寺(ばんなじ)」が歴史を感じさせる。
足利は、織物、染物が盛んであり、伝統的な特産品としては千二百年の歴史を持つ足利織物、美術館も多い。
市内を流れるのは渡良瀬川で、森高千里の歌にある渡瀬橋も実際にある。
=栃木県の小京都・足利市の観光ポイント=
名刹の「お寺」がある
鑁阿寺(ばんなじ)
源姓足利氏2代目義兼が1196年、邸内に持仏堂を建て、守り本尊として大日如来を祭ったのが始まりで、3代目義氏が堂塔伽藍(がらん)を建立し足利一門の氏寺としました。
周囲に土塁と堀をめぐらした寺域はほぼ正方形で、鎌倉時代の武家屋敷の面影を今に伝えています。大正11年3月、「足利氏宅跡」として国の史跡に指定され、平成25年8月、本堂が国宝となりました。
*https://www.little-kyoto.com/tochigi/ashikaga.html より
*https://shokyoto.jp/ml/ja/sub/tochigi_ashikaga より
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