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< お米 > お米の品種・銘柄 笑みたわわ

2023-09-28 08:12:01 | お米

 「笑みたわわ」

 「笑みたわわ」は「ヒノヒカリ」よりやや遅い熟期の"やや晩"に属するうるち種である。「ヒ ノヒカリ」より約 47%多収で、倒伏に強い。白米のアミロース含有率はやや高く、米粉が小粒径で損傷デンプン含有率が「ヒノヒカリ」より低いことから、米粉用用途に適性がある。

 主要特性
 1.「笑みたわわ」は、早生で米粉用の胚乳変異体系統「PMF84」と中生の多収米品種「モミロマン」を人工交配して得られた交雑後代の F1 に晩生の多収米品種「ミズホチカラ」を人工交配した後代 から育成された米粉用品種である。
 2.福岡県における普通期移植多肥および標肥栽培での出穂期は「ヒノヒカリ」とほぼ同じで「ミズホチカラ」より7日早く、成熟期は「ヒノヒカリ」より10日程度遅く「ミズホチカラ」より10日早く、暖地では"やや晩"に分類される。
 3.稈長は「ヒノヒカリ」より約 5cm 長く、穂長は約 4cm 長く、穂数はやや少ない。
 4.玄米重は、「ヒノヒカリ」に対して多肥では 43%、標肥では 51%多収である。「ミズホチカラ」に対しては同程度である。福岡県朝倉市での移植栽培では「モミロマン」に対して 39%多収である。
 5.耐倒伏性は「ヒノヒカリ」より優る"強"である。
 6.いもち病真性抵抗性遺伝子型は"Pia、Pib、Pi20 "で、葉いもち圃場抵抗性は"弱"、穂いもち圃場抵抗性は不明である。  白葉枯病圃場抵抗性は"弱"で、穂発芽性は"やや難"である。
 7.玄米の千粒重は「ヒノヒカリ」より 2g 程度重く「ミズホチカラ」と同程度である。
 8.白米のアミロース含有率は「ヒノヒカリ」より明らかに高く「ミズホチカラ」と同程度である 。
 9.米粉の粒径は「ヒノヒカリ」より小さく、損傷デンプン含有率も低い。

*https://www.naro.go.jp/collab/breed/0100/0107/134624.html より

地 方 番 号   西海307号 水稲 粳
系 統 番 号   羽919 交 配 番 号   交配番号:九交09-79
試 験 番 号   
育成地/部署     (国研)農研機構 九州沖縄農業研究センター
  (国研)国際農林水産業研究センター熱帯・島嶼研究拠点
品 種 名     笑みたわわ
品種名(かな)  えみたわわ
種苗法登録年   
命 名 年   2019年
育成開始年   2009年 配付開始年   2017年
参考成績書   2019年2月 
備  考     米粉

交配組合せ   PMF84/モミロマン//ミズホチカラ

*農研機構HP より


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