ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「ノー エスケープ 自由への国境」

2017-05-15 | 映画のお話



トランプがメキシコとの国境に「壁」を作ると宣言した

何かで
どこにどのように壁を作るのかというのを
みたような気がする

砂漠は一部分だったろうか、さてどうだったろうか
あまり記憶がない

アメリカへの不法移民があとをたたないのはなぜだろうか
アメリカってそんなに自由なのだろうか
それはきっと
メキシコがどんな国なのかも知らない日本人の私の
脳天気な疑問なのだろう

彼らにとっての大金をはたいて
アフリカからヨーロッパへ
北朝鮮から中国へ
シリアからヨーロッパへと
まともな暮らしを求めてわたる
もちろん、途中何があるかはわからない
でも、きっと無事にたどり着くことを信じていなければ
そんなことはできないはずだ

なんてついていないんだろう
おんぼろトラックはエンジンが故障し
砂漠の中でほうりだされるはめに
これが国境?と思うバラ線のむこうに
アメリカがあった

正直こんな映画だとは思わなかった

砂漠を舞台に命がけの逃避行が延々と続くのだから 

狂気の人間狩り

何も持たない身一つの彼らが逃げ隠れできない灼熱の砂漠で
一人、また一人と狙撃され、猟犬に襲われ
そうして足を滑らせて岩山から落ちてゆく

生き残ったのはたったふたり
どうやって逃げ切れるのだろうか

二人とも、家族の思いや家族への思いを胸に
必死で逃げまどう

これが自由の国?という思いがもたげてくる


いつ殺されるのか、
もしかして終わりがないのだろうかという緊張感の中で
画面にくぎ付けになる

笑える部分が一つもない

残忍なだけの、乾いた砂漠と、点在する棘だらけのサボテンと
逃げ場のない岩山

どうしてこんなことになってしまったんだろう


主人公のイケメンぶりだけが
救いの映画

彼らはハイウェイにたどり着いたのだろうか

そうしてどうなったのか誰も知らない



コメント
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