ぽぉぽぉたんのお部屋

季節の移ろい、道ばたの草花、美味しい食べ物、映画や友人のこと、想いがいっぱいの毎日をお話します

「アマンダと僕」

2019-08-07 | 映画のお話


久しぶりのフランス映画

パリの街並みが美しい
フランス語が優しく飛び交う

小さな窓辺、アパートの小部屋
剪定をしたり、片言の英語でアパートの入居者のお世話をしたりと
若いダヴィッドは忙しく、とっても楽しそうだ

英語教師のシングルマザーの姉との仲睦まじさも理想的

なんでも話せる姉がいてかわいい姪がいて、
新しい恋も始まり、平凡だが幸せな毎日

ある日、突然に姉が亡くなり、小さなアマンダはひとりぼっちになる
それでもダヴィットや父方の叔母や友人たちが協力してアマンダの面倒を見る

姉の死の原因がテロだったように
映画の中には荷物チェックの場面が何度か出てきた
こんなフランス映画は初めてだ

ずっと拒んでいた小さいころに別れたイギリス人の母との再会も
大切な人を亡くしたことで知った肉親との絆を思わせた

アマンダがずっとノースリーブでいるのが気になった
ずっと半そでだったダヴィットが上着を着ている姿が最後にあり
それでもアマンダは最後までノースリーブのままだった

母の死を受け入れられない心の象徴なのだろうと思いながら
ロンドンでも周りのしっかり着込んだ人々の中で
二人がいつもぽっかり浮いていた気がした

姉を失って姪を引き受けることに戸惑う姿と
居場所の決まらないアマンダの悲しみいっぱいの目

ずっと憎しみだけしか持てなかった別れた母は
本当は包容力に満ち溢れていた女性だった

大人の事情で別れた夫婦の残した傷は
こんな風に子どもに反映されていくのだろうなあ

テロのやまないパリ、
日本はまだまだ平和な気がする

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「よこがお」

2019-08-07 | 映画のお話


筒井真理子は観たような見たことないような女優さん
受賞歴のある天才的センスの女優さんらしいが正直よく知らなかった

市川実日子はテレビでよく見かけて気になっている女優さんだから
ちょっと観たかった映画

カンヌ国際映画祭で受賞歴のある深田晃司監督の作品だ

(鈍い女だなあ)というのが見終えての私の感想
私だったらとっくに気づいているけどなあ~

それにしてもこつこつまじめに生きている信頼を得た人でも
こんな風にマスコミにいじくりまわされて葬られるのは
最近は多く耳にする、目にする感じだ

テレビはあまり見ないが
選挙後でもどこも同じ内容の報道で
あれこれああでもないこうでもないとやっていて
うんざりしていたことがあったばかり

日本のマスコミにも何かしら圧力があるのだろう
こんなどうでもいいことを一日中どの局も一斉にこねくり回していて
何だかなあと思うことが多いのだ

(もっともっと大事なことあるでしょ、どうしてちゃんと報道しないの)
といつも思うのだ

身内に発達障害などを抱えた人がいたら
うまくいけばノーベル賞だが事件も多いのが現実だ
ちょっとしたボタンの掛け違いで
笑って済ませられることもマスコミにいじくり回されるとどうしようもないなあ

いちばん身近な親はエネルギーを使い果たし
やがてうつになったりすることも多い


映画だから復讐に燃えてやってはみるけど
ちょっとした空振りで
それでもしっかり自分を支え、身内も守っていかなければならない

女の嫉妬は恐ろしい
普段から嫉妬深い人を手相でチェックしてかかわらないようにしている人を知っている
酷い目に合ったことがあるのだろうなあ

職もすみかも終われた主人公が
リッチないでたちで現れるのはとても違和感があった
あの服やあのバックどうしたんだろうって思ってしまう


昔はあくせく働いていたけど地味で質素だったような気がするけど・・・

ある意味鈍感なのだろう
自分のことに一生懸命すぎて
自分ではこつこつ普通に生きているつもりでも誰かを大きく傷つけてることって案外多いのかもしれない
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