たまたま見つけたお店がすぐ近くにあると知り予約して出かけました。
ドアには本日は満席と張り紙がありました。
ドアは意外にも引き戸で、開けるとまだクローズと出ていたので
付近を散策して少し時間をつぶしながら
もしかしてあの方もこの方も?と思っていると
次々とドアの中に吸い込まれていきました。
螺旋階段があまりにも本格的で目がまわるような気がしました。
以前観たミステリアスなフランス映画を思い出しました。
まるで別世界に入る入り口のような気分です。
以前はイタリアンのお店が入っていたようでしたが、
気になったまま訪れる機会がありませんでした。
カウンター席に案内されて
初めてのお店なのでちょっと緊張してしまいます。
目の前では炭火焼きの作業の真っ最中
二つのタイマーが4分と、2分32秒にセットされていて
たいていは2分32秒のタイマーが押されていました。
前菜とスープ、メインが楽しめるランチコース 2750円に
550円でバスクチーズケーキとドリンクのデザートセットを付けました。
メインは
アサリと豚と鴨からでしたので炭火焼きの鴨をお願いしました。
前菜のタパスの盛り合わせが来て丁寧な説明がありました。
ロシア風ポテトサラダを真ん中に、トルティーヤ、パテ、しっかりタイプの生ハム2種、
季節のかつお、シイタケ、エビいっぱいのピンチョスがのったバゲット
海の幸も山の幸も豊富なスペインとフランスの中間にあるバスク地方のお料理は
どれも想像していたよりあっさりとした優しい味わいで
素材を生かした繊細な和食にも通じるものがあるようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/c0/12485bef9ed5441988bb59225aa4933f.jpg)
玉ねぎのスープには小さくカットしたスナップエンドウとオリーブオイル
スナップエンドウがしっかりした仕上がりで
いつもやわらかくボイルしていただいている私には新鮮でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/0e/ccae2021c6a1b24f00c11a23fa0cfac4.jpg)
そうして鴨好きの私ですが
ミリアムレアの炭火焼きの鴨は初めていただきました。
事前に専用のナイフがセットされたのですが
要領を得ないからか力がないだけなのか
切りにくくて、ふふふんとパリパリのパンにパテを塗っていた気分を切り替えて
本気を出したら気持ちよく切れました。
カタルーニャ地方のロメスコソース
アーモンドベースのトマトやパプリカなどを加えたような色合いの野菜ソース
お肉にも合うのでとのことでしたが
少しもったりした感じで付けやすく優しい味わいのソースです。
スイスチャードコスタビアンカ? フダンソウ?
チンゲン菜と白菜を合わせたような感じのお野菜と
西洋ネギを焼いてむいた感じのお野菜がたくさん添えられていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/63/2be5df74f1e3e62f90496f1f928da426.jpg)
バスクチーズケーキは
焦げ目を上にではなく、焦げ目は向こうにしての倒れた形でお皿にのって出されました。
まったりと甘さを抑えていてコーヒーもたっぷりで美味しいです。
ワインなどいただいた後なら、エスプレッソで締めるもいいかもしれません。
早くワインがおいしく飲めるようになりたいものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/23/7c0d4f8adde79a244b6157d2709b2b33.jpg)
ずうっと流れていた独特のアコーディオンとタンバリンの音楽が印象的で
お祭りか何かで民族衣装姿で輪になって踊っているようなイメージが
浮かんでは消えて
まるで映画を観ているようなそんな気分でした。
螺旋階段といい、この曲と言い、バスク地方にいざなわれる雰囲気も素敵です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c6/0bdea1cf321cbf8a9f1fb94e2f3724f5.jpg)
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