ぽぉぽぉたんのお部屋

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「旅するローマ教皇」

2023-11-07 | 映画のお話

移民船事故が起きた2013年のランペドゥーサ島でのスピーチから始まり
ブラジル イスラエル、パレスチナ
アメリカ、キューバ、ケニア、中央アフリカ共和国、フィリピン
アルメニア、キューバ、メキシコ
チリ、アラブ首長国連邦、日本、マダガスカル
イラク、カナダ
2022年のマルタ共和国まで
37回、53カ国を訪れたローマ教皇に密着したドキュメンタリー映画
 
アルゼンチン生まれの 第266代 ローマ教皇 フランシスコは
初のアメリカ大陸出身として
また、イエズス会初選出の教皇として話題になった。

どこの国でも
防弾ガラスのないオープンカーのようなつくりの車に
立ったまま乗り、群衆の中をかき分けるように進む

ちょこんと載せるようにかぶった小さな白い帽子は
どうして落ちないのだろうかといつも思っていたが
そうではなかった
風が強ければ、帽子も飛んで落ちるし
ケープもまくれ上がり覆いかぶさるのだ

そんな風に彼もひとりの人間であり、様々な表情が映し出されている。
積極的に異教徒の指導者との交流をする姿や
カトリック教会で起きた性的虐待について謝罪する姿
自らの至らない発言について謝罪する場面もあった

教皇の旅はいままさに世界の様々な問題を映し出していて
コロナパンデミック、難民問題、紛争の絶えない中東やアフリカ
イスラエル、パレスチナ、移民問題

熱狂的に歓迎する人々がいて
バラバラと人の並ぶ場所もあり、それは様々だ
熱狂している人たちに教皇の言葉はちゃんと届いていたのだろうか

囚人ひとりひとりとの触れ合いは抱き合う相手もいれば
冷淡な態度をとる人もいてとても象徴的だ。

特に印象的だったのは
カナダの先住民の子供たちが家族と離され寄宿学校に強制的に入れられた問題だ
インディアンたちの独特の声のうねりのような音の集まりは何だろう
傍観していた教会側の行いを率直に謝る姿があった


「皆さんがベストを尽くせばこの世界はかわるかもしれない」
「常に夢を追い求めなさい。恐れずに夢に向かいなさい。
 世界の夢はまだ目にみえていなくとも、必ずいつか実現します」
という彼の言葉が今も胸に響いている。











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