
1960年(昭和35年)川市のある風景
なかいホームページの中で「中井川と川市」についての記述がある。なかいホームページ>なかい今昔のトップページを飾るのが冒頭の「川市のある風景」である。
これがNHKの某ディレクターの目に留まったようで、今朝、「中井の川市」について電話取材を受けた。
中井川に面したお宅ではどこにも「川市」と称する洗い場が、川に迫り出すように設置してある。昭和30年代頃までは中井川は田圃の灌漑用のみならず、日常生活に川市として深い関わりを持っていた。ところが現在では上水道の普及により役割は半減、川市としての機能を殆ど失っている。
しかし、お隣の賞田町内では、用水の水を家の敷地内に引き込んだり、今でも川市を活用している例を見聞きする。その旨をご説明し、お隣の賞田町内会の服部仁壽会長をご紹介、リレーした。
中井の人々は、中井川と共生してきた。川市こそは自分を育んでくれた故郷中井の原風景でもある。郷愁を誘う景観を後世に継承して行くことも、我々の使命だとの想いから川市写真を特集している。
昔ながらの小川の風情を残す中井川では、間もなくホタルが舞い、美しい光りのショーを見せてくれる。幻想的で心やすらぐ光景だ。
【参考サイト】
■なかいホームページ>なかい今昔>中井川・出屋敷川の川市
■なかいホームページ>由来>中井川と川市