てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

おいしく、楽しく、ありがたく

2007-05-19 22:57:15 | 舞台、ライブ
  
パワフルな語り口の船越康弘氏

 自然食料理人・船越康弘さんの2度目の講演があった。昨年7月に拝聴して感銘を受けた。その時の講演の抜粋はこちら

 氏は2000年にニュージーランドへ移住後、1年の内3カ月だけ一時帰国して、講演やセミナーで引っ張りだこなので、前回の話といささかダブルのは致し方がない。

 2007年から再び日本(岡山県高梁市)に帰国、民宿百姓屋敷『わら』の店を再開している。7年間の極楽ニュージーランド生活を捨てて帰国したのは、「日本熊森協会」との出会いがきっかけだとか。

 自然食を単なる健康志向ではなく、“おいしく、楽しく、ありがたく”をモットーに、幸せと感謝の生き方に進化発展させるという料理哲学をお持ちだ。

■人生の目的は何か
 桜沢如一氏(マクロビオティックの創始者)は、マクロビオティックは健康になるためにやるのではなく、「やりたいことをやってやって楽しんで、縁ある人たちに喜んでもらうためにやる」のだといっている。
 人生の目的はやりたい事をやってやってやり抜いて、堪能するほどやりぬき愉快な楽しい人生をおくること。

■心のゴムひも論
 立花大敬先生の『心のゴムひも論』によると、イメージしたらイメージした時点で、こういうようになりたいなと思った時点で、既に50%夢が叶っている。
 例えば、皆さんが私の話を聞いてニュージーランドへ行きたいと思う。そしたら「ニュージーランドに行きたいな」というこの心からゴムひもをピューと出してニュージーランドへ引っ掛ける。それでもう50%叶っている。後の50%は何かと言ったら、今持っているしがらみを外せばいい。ピューッと。

■自然の恵みにありがとう
 一本の人参がある。それはお百姓さんが種をまいて、120日間の太陽と雨と空気、微生物、養分が、毎日一つも欠けずにあってはじめて、ここに存在する。あらゆる森羅万象、宇宙現象や自然現象があって、生まれてきた命である。いわば自然環境の凝縮物。
 その人参を食べるということは、大根の「命」をいただくことであり、自然界のエネルギーを体に取り入れるということである。それが私たちの体をつくり、「命」を永らえさせてくれる。自然が私たちに食べ物を与えてくれて、生きることを許してくれた。なんとありがたいことか。私たちは「生かされて生きる命」である。
 食べ物を前にしたとき、これを与えてくれた自然に感謝し、一本の人参に感謝する心を忘れてはいけない。

笑いは血糖値を下げる
 あるグループに筑波大学の糖尿病の権威の講義を聴かせ、方やB&Bの漫才を聞かせた後、ともに血糖値を調べる実験をした。
 食後血糖値(食後2時間)と空腹血糖値との差が、講義を聴いたグループ差が平均123mg/dlだったのに対して、漫才で笑ったグループは平均77mg/dl。なんと46mg/dlもの大きな差が生まれていた。
 薬局に「B&Bの薬をください」という人が殺到した。


【参考サイト】
船越康弘さんの話
船越康弘さんの「食べ物変えると人生変わる」の講演



          著書「わらのごはん」の表紙

      民宿百姓屋敷『わら』からみた景色。
      雲海が望める山の中腹にある。
コメント (4)
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