7日次男家族と県北の蒜山高原へドライブした車中でのこと。助手席でナビゲーターを務めた私が、例によって「右と左」を取り違えた。原因はそもそも私が幼少のころ「箸(ハシ)を持つ手が右(ミギ)、茶碗(チャワン)を持つ手が左(ヒダリ)と、字数の多少に関連付けして憶えた」ことに起因する。
「南北」はさておき「東西」の区別も苦手で、夫々にあるキーワードを割り振って憶えており、そのキーワードに一度置き換え、理解するまでに一瞬のタイムラグが生じる。どうでもよいことは遺伝するのか、次男も未だに「左右」をよく取り間違える。
この話を聞いていたママ(次男の嫁)は、「右は淡い緑色」と色にイメージ付けしていると言う。私のように「右=ハシ=右」といちいち置き換えなくてもよいから、咄嗟に左右の判断ができる。右の反対は必然的に左だから、左は覚えなくても良いと、実に理に適った方法を教えてくれた。
ママは、父親の海外勤務で2歳から6歳までをブラジルで過ごした。あの難しいポルトガル語の読み書きをマスターした術が、日本へ帰国してからも活かされたということか。
そして、ママのDNAを引き継いだ8歳の孫娘は、素晴らしい記憶力を発揮する。特に数字には滅法強く、例えばバーコードの下に記してある10数桁の長い数字を、10秒ほど見ただけで覚え、諳んずるのには驚かされる。数字の羅列を憶えるコツを披露してくれるのだが、それでも尚私には至難のわざである。
記憶力は持って生まれた天性のものがあり、更にそれを高めるには不断なトレーニングと、それなりのコツがあるのだろうが、高が2つのワードすら覚束無い私など、「(爺馬鹿と知りつつも)何とIQが高い子だろう」と、ただただ唖然とするばかり。数字にもとんと弱い私にとって羨望の的でもある。
「南北」はさておき「東西」の区別も苦手で、夫々にあるキーワードを割り振って憶えており、そのキーワードに一度置き換え、理解するまでに一瞬のタイムラグが生じる。どうでもよいことは遺伝するのか、次男も未だに「左右」をよく取り間違える。
この話を聞いていたママ(次男の嫁)は、「右は淡い緑色」と色にイメージ付けしていると言う。私のように「右=ハシ=右」といちいち置き換えなくてもよいから、咄嗟に左右の判断ができる。右の反対は必然的に左だから、左は覚えなくても良いと、実に理に適った方法を教えてくれた。
ママは、父親の海外勤務で2歳から6歳までをブラジルで過ごした。あの難しいポルトガル語の読み書きをマスターした術が、日本へ帰国してからも活かされたということか。
そして、ママのDNAを引き継いだ8歳の孫娘は、素晴らしい記憶力を発揮する。特に数字には滅法強く、例えばバーコードの下に記してある10数桁の長い数字を、10秒ほど見ただけで覚え、諳んずるのには驚かされる。数字の羅列を憶えるコツを披露してくれるのだが、それでも尚私には至難のわざである。
記憶力は持って生まれた天性のものがあり、更にそれを高めるには不断なトレーニングと、それなりのコツがあるのだろうが、高が2つのワードすら覚束無い私など、「(爺馬鹿と知りつつも)何とIQが高い子だろう」と、ただただ唖然とするばかり。数字にもとんと弱い私にとって羨望の的でもある。