てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

稲刈りで深まる家族の絆

2012-10-21 10:38:00 | 農事
 絶好の行楽日和を伝えるニュースを余所目に、実りの秋真っ只中の20日、我が家では予定通り稲刈りを無事済ませた。今年は長男と三男のところが家族総出で手伝ってくれたので楽勝だった。

 段取り八分というが、先ず1週間前にはバッテリーを新品に交換、エンジン始動を確認するなどして万全の態勢で臨んだ(はずだった)。
 ところが本番ではのっけからエンジンが掛からない。エンジンルーム、燃料・電気系統すべてチェックしたが、何処にも異常が認められないので、止む無くコンバインを購入したサービスステーションへSOSを出した。
 時節柄、サービスマンは出突っ張りらしく直ぐには来てくれない。家内がネットで調べてケイタイでアドバイスをくれた「ターミナル、電圧、燃料」に基づいてあちこちをつついていたら、何の弾みかやっとエンジンが掛かった。

 稲刈りのスタートは予定より30分遅れの11時前となった。一番に取り掛かる我が田圃の南東部には隣接して3軒の民家が建っており、この日陰のために稲の生育が悪い上に、刈り取りに際しても湿気が多く、いつも排ワラ詰まりの元となるので、細心の注意を払いながらの1速走行した。
 
 孫達は田圃で広げるばあちゃんおにぎりと、おかあさんの手料理を楽しみにしていたようだが、私と長男はコンバインを止めることなく交代で立ち食い・立ち飲み状態。
 昼からはコンディションもよくなり、2速走行でも殆ど排ワラ詰まりも起こさず、5時には2枚の田圃の稲刈りを完了し、JAライスセンターへ運び込んだ。ここ2年はライスセンターへの持ち込み制限時間の午後6時ぎりぎりが続いたが、今年は長足の進歩だった。これも偏に家族の強力な助っ人があったればこそである。数の力を思い知った。

 収穫量はほぼ平年並みなので、一族郎党が向こう1年間食べるだけの量は確保できた。こうして元気で働ける健康の有難さに感謝し、家族の絆を再認識する幸せを噛み締めながらの稲刈りデーであった。明日改めて家族揃っての外食で、収穫祭を祝うことにした。


長男がFacebookにアップした1枚
稲刈りのあと我が田圃(10月21日午前5時48分撮影)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする