てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

星の数ほどの人工衛星

2012-10-16 19:36:00 | 暮らしと生活
 10月16日午前5時5分前後にかけて、北の空の北斗七星の柄杓あたりに人工衛星の飛跡を見つけた。とっさに宇宙長期滞在中の星出彰彦さんを乗せた「ソユーズTMA-05M」ではと突拍子もないことが頭を過ぎった。

 というのも1994年3月23日、フロリダのケネディ宇宙センターを訪ねてから4カ月後の7月20日午前4時14分頃、向井千秋さんの乗ったスペースシャトル「コロンビア」の飛跡を発見、南の空低く輝く白い点となって現れ、ゆっくりと東へ移動し消えるまで1分半ほど見届けて感激した体験が蘇ったからに他ならない。(2005年8月8日には野口聡一さんが搭乗する「ディスカバリー」を一目見ようと頑張ったが、果たせなかった話はこちら

 ところが後刻、ネットで人工衛星のことについて調べたら、『これまで世界各国で6,000機を超える衛星が打ち上げられているが、回収されたものや落下したものなどがあるため、いま地球の上空を飛んでいる人工衛星の数は約3,000機といわれている』とか。

 数がたくさんあることを例えて「星の数ほど」というが、地上から肉眼で見ることができる星の数はおよそ3,000個だそうだ。まさしく星の数ほどの人工衛星の中から星出彰彦さんを乗せた「ソユーズ」と特定することは、浅学非才がための、恐ろしく短絡的な狭い了見だったと思い知った。

 せっかくなので「人工衛星観測ナビゲータ」で今朝の衛星を調べたら、どうやら「エンヴィサット衛星」だったようだ。同衛星のミッションは、地球のありさまをとらえる環境調査で、特に南極の氷の状態について大規模な調査できるのは初めてで、温暖化の状況をとらえるのに活躍していると聞く。
 北朝鮮による「人工衛星」と称するミサイル発射は物議を醸したが、結果的には失敗に終わり安堵した。全人類の恒久平和のための人工衛星であってと切に願う。
コメント (4)
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