てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

施餓鬼会での収穫話

2009-08-21 15:14:00 | 暮らしと生活




 昨日20日、菩提寺の脇田山安養寺で施餓鬼会(せがきえ)が催され、寺総代の一員として参拝した。今年は母親の新盆にあたり、そちらはかみさんが務めた。
 新盆は全部で40組あり、関係の家族や親戚が大勢参列して読経・供養がなされた。3年前の施餓鬼会の様子はこちら

 施餓鬼会の会場で耳にした気になる二話。
■深層清流水
 岡山市祇園の素戔鳴尊(スサノオ)神社近郊の地下から噴流した深層清流水『素戔鳴尊水』が滅法美味しいらしい。良質な天然水で、超軟水である。かみさんが同席のご婦人から聞いてきた。早速に夜のウオーク時にこの天然水を汲んでいる方にも評判を聞いてみた。

 この水で炊いたご飯は翌日になっても黄色くならない、化粧水代わりになる、ペットに飲用・噴霧してやると体臭が変化する、祭壇の花が長持ちするなどなど。
 水は無料だが、維持管理・設備費として10㍑100円で売られている。現在買い置きのペットボトルが底をついたら、この深層清流水に切り換えてみようと思う。

 近所の和菓子屋華宵庵や、竹久夢二の里にある和菓子敷島堂でもここの水を使用、美味しさを追求して製造されているようだ。

※近くには旭川の伏流水が湧き出した雄町の冷泉もあり、江戸時代から岡山藩の御用水として使われ、現在は環境省の全国名水百選にも指定されている。



深層清流水(素戔鳴尊水)の販売所

■マムシ情報
 わがエリアには岡山の三大河川の一つ旭川の放水路として、岡山藩郡代に造られた人工の川がある。百間川と呼ばれ、1686年(貞亨3年)津田永忠によって造られたとされる。

 20日より山陽新聞岡山市民版にシリーズで「百間川」の紹介が始まった。それによると全長13㎞に及ぶ流域には植物が614種、鳥類も102種、昆虫などを加えると約2,500種類を確認しており、中でも水生植物と湿性植物の種類は県南でも豊富。
 上述したように水質も良く、多様な生物のすむ豊かな自然環境が広がっている。天然記念物のアユモドキや、ヒシモドキ、ヒキノカサなどの絶滅の危機に瀕する動植物も生息・生育する。

 ところが最近、百間川上流に某学園の広大なグラウンドが完成した。側面をコンクリートで固めたために草むらがなくなり行き場を失ったマムシが、土手を乗り越えて反対(東)側の田畑に出没するようになった。
 同地区に畑を持つ寺総代の一人M岡さんによれば「今までお目にかかったことがないマムシにしょっちゅう出くわすのには閉口する。冬眠の前後と7月頃の妊娠メスはよく日光浴に出てくるため、この時期に人が咬まれる事故が多い。」との物騒な話。
 大袈裟にいえば、これも生態系の変化による影響とでもいうのだろうか?


百間川土手(左手がグラウンド)

近くの水車
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買い占めと狂乱物価

2009-08-20 22:51:00 | 暮らしと生活
 「バカを出せといわれればこの親の他なし」と、我々の姿を自嘲気味に話しながら、マスクを求めて薬局数店のはしごをした。3枚、5枚入りの小口はあるものの、30枚・50枚入りの大口単位のマスクは店頭から姿を消した。店員に入荷の予定を尋ねると「ありません」という。
 仕方がないので取り敢えず「100円ショップ」で5枚入りを170枚分おさえた。

 先日お盆休みで帰省したばかりの二男が西宮へ戻ったところ、大口のマスクが何処も売切れでないという。用意周到な二男は、今日を予測して120枚ほど買い置きしているので当分は十分持つが、出来たら岡山でも買っておいてくれると助かるとの申し出があったので講じた苦肉の策である。

 家に帰ると午後9時のテレビニュースでは、マスク製造業者は「増産体制をとっているので消費者は冷静な対応を」と呼びかける。

 1973年(昭和48)年に起きたトイレットペーパー騒動を想起した。世界を覆ったオイルショックが発端となり「トイレットペーパーがなくなる!」という噂が噂を呼んで瞬く間に全国へ波及し、買いだめ騒動が起きた。続いて砂糖、醤油、洗剤なども相次いで姿を消した。
 買いだめ、モノ不足のパニック現象はやがて収束したが、パニックが過ぎて残ったのは高値安定の狂乱物価であった。

 トイレットペーパー騒動の轍を踏んではならじ、あの時の二の舞にならねばよいがと懸念する。そのためにも今日とった自分達の浅はかな行動を深く反省した。先の小欄「自ら作っていた渋滞」で反省したばかりなのに、これでは学習効果は全くゼロでサルよりも劣る。
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初物いちじく

2009-08-19 13:29:00 | グルメと料理

初物の日本いちじく

10数年で大きく育ったいちじくの樹

 10数年前に植えた我が畑の1本の日本いちじく、シーズンを終えてバッサリと伐採するのが良いのか、今では天を突くほどの大きな樹に育った。平棚栽培にすればよいのだが、如何せんスペースが狭いので、あまりにも背丈が伸び過ぎて、上の方は取るのにひと苦労する。

 いちじくの名の由来は、一日一果実ずつ、或いはひと月で実が熟す「一熟(いちじゅく)」から転じて「いちじく」と呼ばれるようになったとする説がある。
 今年は例年よりもひと足早く、一昨日初めて熟した1個を収穫したばかりだが、一日おいて今朝のぞくと更に3個も熟しており、内2個は既に割れ口が蟻塗れになっており食べずに処分した。

 枝も折れんばかりにたわわに実を付けているので、これからはしばらく朝採りが欠かせない。収穫しても我が家だけでは到底食べきれず、ジャムにして保存する。そしていつも隣近所に食べ助けをしてもらっている。

 いちじくに含まれる主な栄養素は、カルシウム、カリウム、ビタミンC、ビタミンB1、食物繊維、多数の酵素など。この消化酵素にはたんぱく質を分解する整腸作用がある。まだ試したことはないが、葉や茎の切り口から出る白い乳液はイボ取りや痔の外用薬に、葉を入れた薬湯は神経痛に効くそうだ。

 初物だけにひとまず仏前に供えたので味見の方は御預け。長雨だったので甘味がどうか心配だ。食べた時にプチプチと歯に当たるのが種だが、あの独特の食感に癒される。

※いちじくの食べ方
 へたの切り口に白い液がついているものは新鮮な証拠。尻の部分が裂けそうになり、ヘタのところまで赤褐色に染まると食べ頃。
 また保存をするには、乾燥を防ぐためにビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。食べ方としては、いちじくの皮をバナナのように軸の部分からむくと食べやすい。

【関連記事】
・「2008/9/28 海老で鯛
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全員集合!

2009-08-17 18:14:00 | ファミリー
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主役は真ん中の二人(一番上の孫娘は撮影時バレーレッスン中)
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誕生日会の後はみんなで花火に興じる

 三男のところの孫息子(8月10日生れ)と孫娘(8月21日生れ)のアベック誕生日会を開き、孫七人が全員集合して、ささやかな手巻き寿司パーティーながらも、その分賑やかに祝った。詳報は後刻。



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秋足ひたひた

2009-08-16 08:29:00 | 気象・気候

アジサイに空蝉


 お盆最終日の15日から帰省中の二男家族とともに、ご先祖様を玄関からあの世へお見送りしてお盆を済ませた。

 記録的な長梅雨が明けたと思ったらすぐ立秋を迎え、暦通りそこここに秋の様相が見えかくれ。

 さすがに日中は暑さが残るが、むせかえるほどのものではない。朝晩の風は秋の涼気を含み、どこからともなく微かに虫の音が聞こえて来る。

 青空に夏雲の下、稲田には赤とんぼの大群が漂い、水辺には秋がひたひたと影を延ばし、季節の移ろいを感じる。


コメント (2)
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