てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

ギャングエイジ

2009-08-25 10:26:00 | 暮らしと生活
 マイミクsaeさんの今日の日記「サジ投げた…」を拝見して、つい倅や孫のギャングエイジにまつわる話を思い出した。

 二男が中学生の頃、不良グループの非行現場を目撃し通報したのがきっかけで、後日警察に証人として呼ばれ面通しをされた。普通はマジックミラー越しにやるはずだが、あろうことかその係官は開け放したドア越しにアゴで示してやってしまった。
 ために以後この不良グループに付回され、登下校時は担任の先生のガード付きだった。家庭内にあっては小生が追い払ったこともある。
 ほどなくして危害を加えられることもなく治まり安堵したが、下手な正義感を出したばかりに巻き込まれた不運を恨んだり、警察の無神経な対応に憤りを覚えたものだ。

 時が下って平成19年11月、孫娘が香川から地元岡山の小学校4年生に転校し、そのクラスの学級崩壊に遭遇した。授業中に不規則発言をしたり、立ち歩いたりする子どもがおり、瞬く間にクラス全体に広がった。孫娘は転校したばかりで勝手が分からず不安を募らせていたが、4カ月後の学年終了に伴うクラス替えで自然解消となった。

 ギャングエイジは成長過程で誰しも経験することで、学級崩壊を起こさないためには先生の統率力が最も大切だ。
 ただ、担任の先生の経験年数や指導力、或いは男の先生だからとか、女の先生だからということでだけではなく、一番根底にあるのは家庭内教育であろう。

 一度学級崩壊に発展すれば簡単に解決できるような問題ではないが、その際には担任の先生独りに押し付けるのではなく、クラスの子どもや父兄の応援を得て、特別支援の子を批難するだけでなく褒めるサイクルを作れば、必ずや平静な学級を取り戻すのではないかと思う。
 思春期に達すれば、関心の対象は内面の世界に移行し、ギャングエイジは終焉するはずだから。
コメント (4)
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