てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

瀬戸大橋で“一本列島”

2020-10-11 16:32:00 | 暮らしと生活
今は昔のこと、松山から帰省する度に、親父から「何時、何があってもすぐ帰省が出来るように免許証入れにしまっとけ。離れて暮らすとお金だけが頼り」と、必ず千円札を1枚持たせてくれた。電車で宇高連絡船を乗り継いで一日がかりで、運賃は940円だった。

時は移り、高松で下宿している孫から「11日は部活のオフ日だから今から帰省する」と連絡が入った。高松からだとマリンライナーで56分、運賃は1,550円。

1988年の瀬戸大橋の開業に伴い、日本列島は“一本列島”となり、近くなった。愛媛と香川の違いこそあれ、海を隔てて対岸にある両県が、まるで隣り町感覚。(お断り:facebookに同文掲載)






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家訓は帰庵和尚の書

2020-10-10 16:24:00 | ファミリー
西郷隆盛の『児孫のために美田を買わず』に倣ったか、我が先祖から書画骨董類などは殆ど受け継いでいない。

敢えて挙げれば、祖父が残してくれた松坂帰庵和尚の扁額「大巧若拙」と、書幅「信為萬事本」くらいだろうか。

帰庵和尚は真言宗法界院の僧で、資性温雅・高潔で“今良寛”と呼ばれた方だそうだが、知る人ぞ知るところ。
独特の書体を竹筆で枯れた字を書き、当地では結構あちこちで見かける。

三代にわたりバトンタッチを受けた「大巧若拙」と「信為萬事本」は、家訓のひとつであり、以て座右の銘としたい。(お断り:facebookに同文掲載)


大巧若拙:出典は、老子第45章の『大直は屈するが若く、大巧は拙なるが若く、大弁は訥なるが若し』の一節。『最もまっすぐなものは曲がったように見え、一見、稚拙なように見えるものこそ技巧の極地である。さように真の雄弁というのは訥弁と変りがない。(寡黙なぐらいでちょうどよい)』の意味。


信為萬事本:原典は、1060年成立の中国の史書『新唐書』に由来している。信を万事の本と為すと読み、山岡鉄舟が西郷隆盛とのやりとりのなかで書したもの。「信」とは、お互いを信じ合うことであり、また、自らを信じることである。人としてあるべき姿を具現している。
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アケボノからヒノヒカリへ作付け転換

2020-10-09 16:03:00 | 農事
生まれてこの方、食用米はアケボノオンリーだった。
他品種の米は食べたことがないので、比ぶべくもないが、「粘り・コシ・硬さの三拍子」のバランスが良く、加えてほどよいやわらかさと歯ごたえがあると確信している。農家としても作りやすく安定した収量が見込めるのが何よりであった。

ところがJAライスセンターの受入都合で、来年度からはヒノヒカリへ変更となる。対象農家によるアンケート結果なので従わざるを得ない。さもなければ自分で乾燥・籾摺りをするしかない。

10月31日がJAライスセンターの受入日と指定されているが、最後のアケボノを一粒一粒味わいながら頂きたいと思う。
そして来るヒノヒカリは、『米のもちもちした食感や、炊いたときの粒の光沢はとても状態がよく、食感は親であるコシヒカリによく似ている。 粘り気もバランスがよいので、甘みと合わせて楽しむことができる』との前宣伝なので、今から心待ちにしている。(お断り:facebookに同文掲載)




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夕焼け霧消

2020-10-08 19:18:00 | 気象・気候
久方ぶりの終日雨に、てっきり諦めていたウオーキング。
真っ赤に燃える窓に、表へ飛び出すと見事な夕焼け。
取る物も取り敢えずウオーキングに出かけたが、ほんの数分で雲散霧消、すぐに夜の帳が下りてきた。(お断り:facebookに同文掲載)








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忘れ得ぬ「ダンギク」

2020-10-07 13:03:00 | 花鳥風月
春に家内がママ友から頂いた花の苗に、花が少なくなる9月になって咲き始め、庭に彩を添えている。秋に似つかわしい落ち着いた色合いだ。

肝心の名前を聞き漏らしていたので、「Googleフォト」で検索するも、ズバリ行き当らず悶々としていた。

先日スーパーの園芸売り場で、家内が偶然見つけ、「ダンギク」と分かり溜飲が下がった。

花言葉は「忘れ得ぬ思い」とあり、今回の一件でダンギクの名をよもや忘れることはあるまい。(お断り:facebookに同文掲載)






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