オ-1~3ポイントは120mの範囲内で、右岸・左岸合わせて、3カ所に集中して分布しています。川底にも大阪層群が存在しますので、連続した露頭と言えると思います。
土砂に埋もれている部分にも、大阪層群が隠れていると考えられますので、石川の河川敷全体に足跡化石が出てくることが期待されます。
2014.8.6.
このオ-3ポイントは2014.7.29.森山 義弘氏(四天王寺大学 講師)と辰 義孝氏(富田林の足跡化石と化石林実行委員会 代表)が最初に発見されたポイントです。
金剛大橋より40m下流部の下天溝(しもあもぞ)井堰直下、石川右岸にオ-3はあります。表面は青緑色の細かい粘土層で、30cmほどの丸い穴がいくつかあり、、さらに埋もれていますが円形の痕跡が十数個あります。写真上は金剛大橋。
2014.8.6.
表面は細かい粘土層、20cm下は粗い砂が混じります。さらに20cm下は赤茶色の細かい粘土層になっています。そしてその下はさらに赤っぽい粗い粘土層です。大阪層群はこのあたりでは1000m以上も堆積し、基盤の領家帯花崗片麻岩層に至ります。
2014.8.6.
かなりぼこぼこした状態になっています。次の写真のように真上から写すと円形に見えます。表面は乾燥してカチカチです。ものさしは1m。
2014.8.6.
真上から写した写真。足跡化石とは断定できないですが、円形に見えます。それぞれ大きさが違うようです。
2014.8.6.
川の流れに洗われたためか、かなり摩耗しています。直径は30cm前後。
2014.8.6.
石川左岸の金剛大橋~サイクル橋あたり、川底も含めて大阪層群がよく見えます。ここは足跡化石や化石木はありませんでした。
2014.8.6. 地図のA地点
この露頭には木片が含まれています。一番大きいものは次の写真でした。
2014.8.6.
A地点の木片。全長15×6cm。年輪がよくわかります。
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2014.9月24日 ( HN:アブラコウモリH )
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