楽の音にあわせて

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『わたしと小鳥とすずと』

2014-10-17 12:22:00 | Sisterのねごと


金子みすゞのよく知られている詩の一つに『わたしと小鳥とすずと』というのがあります。

花も、色や大きさ、咲き加減、みんなまちまちですが、それぞれいただいたいのちを全うしています。他人を妬んだり足を引っ張ったりしていません。すべての花がそれぞれ満開になった時、世界はよい方向を見出せるのでしょうね。



わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。