「メメント・モリ(Memento mori)」…
人は皆、いつかは死なねばならないことを記憶せよ。
取り立てた病気や痛みもなく、
死にたいほどの悩み苦しみもないと、
死は近いなどとは感じません。
このままずっと生きていそうだし、
また当分今のまま元気でいられるような錯覚に陥ります。
死の話を出されると、たまに怒る人があります。
「失礼な!」など、
内心ムッとしているのが見て取れます。
自分の死について語るのは、
相手の悪意からであればともかく、
キリスト教的人生観としてどういうことなのか、
ゆっくり考える心のゆとりを持っていたいですね。