
とある国の観光局が関連業界のサービス向上のために作成した
国別観光客への注意マニュアルというのに、
日本人は「確実なことを強く望み、確かさがないと
不安になる」という意味のことが書かれているそうです。
しばらく前にとある雑誌にも、日本は不確実性を
回避する傾向が国際的に見ても非常に強い国だと
書かれていました。
いつ何が起こるかわからないというのは耐えられない、
というのは、日本人が普段暮らしている社会が
とても平安無事だからでしょうね。
現実の日常生活で、わたしたちは無意識のうちに
不寛容な反応を心の中でしていることが
少なくないように思えます。
列車のほんの少しの遅延を赦されない問題にしたり、
細かいことに毎回目くじらを立てているより、
少々の失敗やミスは自分にも起こりうることとして
受け止めて前に進める寛大な心が
大切なのではないかと思います。
あと一日で年が明けますが、
それぞれの“わたし”も日本の社会も、
穏やかに生きれるための
寛容さを取り戻したいですね。
