ひとつの祈りがあります。「共に生きるめぐみを願う祈り(ラウル・フォレロー、抜粋)」と題名が付いています。
まさにこの通りのことを望んでいるのですが、なかなかできません。だからこそ、時には声に出して祈る必要があるのでしょう。
主よ、教えてください
自分だけを愛さないことを
身内だけを愛さないことを
仲間だけを愛さないことを
人のことも考え
誰からも愛されない人を
優先して愛することを
主よ、わからせてください
わたしが あなたのおかげで
幸せな日々を送っている今
刻一刻と
あなたの子、わたしのきょうだいである
数知れない人々が
自分たちが悪いわけではないのに
飢えて死んでいくことを
凍えて死んでいくことを
苦しむ人々をいわれもなく退けた
このわたしを赦してください
幸せを独り占めにすることを
わたしにさせないでください
全世界の苦悩を
わたしにも感じさせてください
主よ、利己主義からの解放こそ
あなたのお望みなのですから