楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

共に生きるための祈り

2014-10-24 18:33:00 | Sisterのねごと


ひとつの祈りがあります。「共に生きるめぐみを願う祈り(ラウル・フォレロー、抜粋)」と題名が付いています。

まさにこの通りのことを望んでいるのですが、なかなかできません。だからこそ、時には声に出して祈る必要があるのでしょう。



主よ、教えてください
自分だけを愛さないことを
身内だけを愛さないことを
仲間だけを愛さないことを

人のことも考え
誰からも愛されない人を
優先して愛することを

主よ、わからせてください
わたしが あなたのおかげで
幸せな日々を送っている今
刻一刻と
あなたの子、わたしのきょうだいである
数知れない人々が
自分たちが悪いわけではないのに
飢えて死んでいくことを
凍えて死んでいくことを

苦しむ人々をいわれもなく退けた
このわたしを赦してください
幸せを独り占めにすることを
わたしにさせないでください

全世界の苦悩を
わたしにも感じさせてください

主よ、利己主義からの解放こそ
あなたのお望みなのですから

「やさしい眼差し」アクション!

2014-10-23 09:28:00 | Sisterのねごと


何かがっかりしたり憤慨したりすることがあると、すぐに怒ったり、嫌になって諦めてしまったり、忍耐のないわたしたちです。

今日の聖書の朗読箇所(エフェソの信徒への手紙3章14-21節)で、聖パウロは父なる神さまの前に跪いて祈りますと書いています。人智を越えた神の愛に目を開いて… その愛というのは、むろん神を愛するというだけでなく、ナザレのイエスが言動を持ってお示しになった人々への思いやりです。

ついつい人や出来事に厳しい視線を浴びせがちになる日常生活ですが、パウロがここまで祈ってくれているので、今日も一つ「やさしい眼差し」アクションで頑張ってみるか…と思って終えた今朝の念祷でした。 
皆さまもいかがですか、このアクション!



※当該箇所※

「わたしは御父の前にひざまずいて祈ります。御父から、天と地にあるすべての家族がその名を与えられています。どうか、御父が、その豊かな栄光に従い、その霊により、力をもってあなたがたの内なる人を強めて、信仰によってあなたがたの心の内にキリストを住まわせ、あなたがたを愛に根ざし、愛にしっかりと立つ者としてくださるように。また、あなたがたがすべての聖なる者たちと共に、キリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれほどであるかを理解し、人の知識をはるかに超えるこの愛を知るようになり、そしてついには、神の満ちあふれる豊かさのすべてにあずかり、それによって満たされるように。わたしたちの内に働く御力によって、わたしたちが求めたり、思ったりすることすべてを、はるかに超えてかなえることのおできになる方に、教会により、また、キリスト・イエスによって、栄光が世々限りなくありますように、アーメン。」


数少ない日本のクリスチャンとして

2014-10-22 19:11:00 | Sisterのねごと


今日は、今年列聖されたヨハネ・パウロ2世の初めての記念日です。

日本を初めて訪れた教皇としても知られています。

人口のほんの1パーセントほどの日本のクリスチャンですが、
争いではなく和解を、
一時的な目に見える富ではなく朽ちない永遠の喜びを、
いつも指さして生きていきたいです。

色の失せた世界に戻らないように

2014-10-19 22:22:00 | Sisterのねごと


百年前からの東京を撮影したフィルムにカラーを付けた映像を、今夜テレビでやっていました。

大正、昭和と、発展と震災と激動の時代を突き抜けた首都。軍靴の音が高鳴り、学徒出陣の隊列が雨の中を進むとき、映像にいくら色を付けても重いモノトーンでしかありませんでした。



戦地に赴いて二度と帰らなかった学生たちが踏みしめた神宮の土を、戦後、東京オリンピックで世界から集ったアスリートや観衆が平和の内に踏んだという下りでは、じ~んと来るものがありました。

二度と再び、色の失せたあの時代が来ませんようにと祈ります。

『わたしと小鳥とすずと』

2014-10-17 12:22:00 | Sisterのねごと


金子みすゞのよく知られている詩の一つに『わたしと小鳥とすずと』というのがあります。

花も、色や大きさ、咲き加減、みんなまちまちですが、それぞれいただいたいのちを全うしています。他人を妬んだり足を引っ張ったりしていません。すべての花がそれぞれ満開になった時、世界はよい方向を見出せるのでしょうね。



わたしが両手をひろげても、
お空はちっともとべないが、
とべる小鳥はわたしのように、
地面(じべた)をはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、
きれいな音はでないけど、
あの鳴るすずはわたしのように
たくさんのうたは知らないよ。

すずと、小鳥と、それからわたし、
みんなちがって、みんないい。