南外堀の六番やぐら下の水面から出ていた数本の枯木が切り取られていた。最近はカワウがよく休んでいた木だ。見回すと近くの石垣の下部に7羽が集まって休んでいた。
先日テレビでカワウが話題になっていたのを思い出した。「黒い害鳥」とのタイトルで漁業被害や樹木の被害を放映し、新しい駆除方法として、巣の中にドライアイスを蒔く方法を紹介していた。卵は冷却され孵化しなくなり、それでも親はそれを抱卵し続けていて、追加卵を産むことも無い。
アナウンサーが盛んに黒い害鳥と言い、コメンテーターも経済や人の暮らしに非常に悪影響を与える害鳥の、素晴らしい駆除方法だなどとコメントしていた。
確かにその産業にかかわる地域の人たちにとって死活問題でもある。鳥ファンの私でも駆除は一切駄目だというつもりはない。
気になったのは、アナウンサーやコメンテイターの解説だ。人の生活域に入り込み我々の暮らしに多大な損害を与えるこの黒い害鳥を完全に駆除し・・・・。
そうかなぁー。人はせいぜい数百万年前。カワウは桁違いの数千年前から暮らしていたんだけど。カワウからすれば侵略してきたのはお前たちやろ!。
少し前までは、集団営巣地の糞を肥料に利用するなど決して悪者ではなかったが、都合が悪くなったからと、急にただの悪者扱いの表現は少しひっかっかる。
久しぶりに北外堀のホシハジロ♂4♀1、キンクロハジロ♀1が観察できた。ときどきどこかの石垣に隠れているのか見られない奴がいる。
キンクロハジロは当初♀2羽が越夏していたが、このごろは1羽しか見られない。心配だ。
まぐびさんコメントありがとうございます。都市公園ウオッチングいいですねー。
●今日の観察種。
シジュウカラ、メジロ、ササゴイ、カワウ、カワラヒワ、ツバメ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ハシボソガラス、ハシブトガラス。