大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

サクラ満開、イカル鳴きやまず。2022.3.29

2022年03月29日 | Weblog
 大阪城公園に近づくと見事な桜の花が目に入る。人出も多い。いつもの春が来た。
 東外堀越しに梅林からイカルのさえずりが聞こえる。市民の森を周ってもみじ園に着くと、メタセコイヤの頂きでも鳴いている。その後玉造口でも鳴いている。響きのある大きな声で「お菊二十四~」多分同じ個体だろう。

 今期大阪城公園の3ツグミのひとつアカハラ。今朝はすぐに見つかる。もみじ園で盛んに落ち葉をひっくり返している。
 その後回った一番やぐらではトラツグミ見られず。ただし昨日28日は見られていると聞く。
 もう一羽のハチジョウツグミは、見られていない様子。今のところ最終観察は27日だ。行ってしまったのかどうなんだろう。

 もうすぐ4月になる。ツバメは到着しているが、次は何だろう。例年早いのがセンダイムシクイ。
・2019年 3月30日
・2020年 4月2日
・2021年 3月29日
 来週中くらいには到着する可能性大と思うが。

・オカヨシガモ 7羽 内堀
・ヨシガモ ♂1羽 内堀。今朝は西の丸庭園側にいた。
・ヒドリガモ 26羽 日々少なくなっている。
・マガモ 8羽 内堀
・カルガモ 5羽 東外堀、南外堀、内堀
・ハシビロガモ 19羽 南外堀、北外堀
・コガモ 1羽 内堀
・キンクロハジロ 108羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

・オオバン 39羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・ハクセキレイ 2羽
・カイツブリ 3羽 
・ゴイサギ 1羽
・カワウ 13羽
・ミサゴ 1羽 東外堀上空飛翔の観察情報
・アオサギ 第二寝屋川

・ツバメ 9羽 東外堀、内堀から梅林の上空飛翔
・イカル 2羽 上記
・シロハラ 9羽 市民の森ほか
・アカハラ 1羽 上記
・エナガ 1羽 もみじ園
・アオジ 1羽 音楽堂西側上
・ツグミ 4羽 城南地区、大手前、一番やぐら、梅林
・シジュウカラ 4羽
・シメ 1羽 梅林南側上桜広場観察とのこと
・ルリビタキ ♀型1羽 梅林南側上桜広場でさかなやさん観察撮影。漂鳥も動き始めた様子。

■■コイカル 1992.3.28 音楽堂西側上)
 イカルは年中日本に生息している留鳥だが、コイカルは大陸から渡ってくる冬鳥だ。ところがこの公園では冬から春の初めにかけて。まるで約束して待ち合わせをしていたかのようにイカルの群れと一緒にあらわれ枝先や地面で行動しているのをよく見る。
 秋に日本へ渡ってくるとイカルのいる所を探すのだろうか。それとも食性が似ているので自然と同じような所に集まって混群となるのだろうか。
 また、春になって日本を去る時、混群の中からコイカルだけが抜け出して渡りを始めることになるのだろうが。イカルが一緒につられて行ってしまうことや、反対にイカルとともに残ってしまうことなど起こらないのだろうか。
 もともと同じ種から分かれたのだろうが、別れた時の原因はさておき、有利な方に統合されることはないのか。イカルとともに行動しているコイカルを見るたびに不思議に思う。もし意思が通じるなら聞いてみたい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ホーホケキョ」4か所で聞く大阪城 2022.3.25

2022年03月25日 | Weblog
 東外堀沿い藤棚、みどりのリズム、教育塔裏、豊国神社の4カ所で「ホーホケキョ」ウグイスのさえずり。
 暖かくて春。かつてサクラの開花状況をラジオやTVでこんな風に知らせていた。最近は聞かないので放送禁止用語になったのかも知れない。私は理解できていないけれど。
1 つぼみ堅し
2 つぼみ膨らむ
3 ちらほら
4 3分咲き
5 5分咲き
6 7分咲き
7 満開近し
8 満開
9 散り初め
10 落花盛ん
11 散り果て
 今日の大阪城公園は「ちらほら」かなと思う。昔は飲み屋のねーちゃん相手に、人生に当てはめた話を振って笑わせていた。私の得意ネタのひとつだった。
 今の私は「落花盛ん」かと。他人からは「散り果て」なのだろう。

 アカハラは見られず、先に人が近くを通ったかも知れない。ちょっとしたタイミングで見られたり、見られなかったりする。なので飛去したかどうかの判断は保留。

 トラツグミは神社裏で出会ったルー女子に観察したと聞いた。居るのが分かっていると探しやすい。落ちた小枝や伸びた草の陰でじっとしていた。

 ハチジヨウツグミは、思い出の森から桃園を探しながらゆっくり歩く。見つからない。桃園は開花と共に人も多くなっていくらフレンドリーなあいつでもダメか・・・。
 後は思い出の森の方を再度探して諦めるかと思っていると、私の名前を呼び近づいてくる女性。「いましたよー。今までずっと見てました」

 やれやれ嬉しい。たまたま今はどこに行ってるか?分からないが、飛去した訳ではない事が分かった。
 「いつもブログ見てます」と言われる。酔っ払って書いてるブログ、素面の時に言われると一瞬喉が詰まって返答が出ない。
 「ありがとうございます」と返事するもパンツ脱いでる姿を見られたような恥ずかしさ。酔っているともっと素敵な返事返せたのにと。

・オカヨシガモ 8羽 南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂1羽 内堀 このヨシガモが残っているのが不思議。詳細不明もひょっとして傷病で飛べないのかも。
・ヒドリガモ 59羽 東外堀11・南外堀32・西外堀12・内堀2・北外堀2。昨年越夏していた奴。どうだろうかそろそろ気になる。
・マガモ 4羽 南外堀、内堀
・カルガモ 5羽 西外堀、北外堀
・ハシビロガモ 47羽 
・コガモ 15羽 南外堀、内堀
・ホシハジロ 2羽 内堀、北外堀
・キンクロハジロ 102羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

・オオバン 33羽 全ての堀
・ハクセキレイ 7羽 
・アオサギ 4羽 内2羽は東外堀沿い藤棚近くの草の上に上がっている。散歩の人が通ってもそれほど気にしない。動かず立ったまま。食べ物がある訳でもなし、何しているんだろう。
・カワウ 10羽 上空飛翔、西外堀
・カイツブリ 1羽 南外堀

・モズ ♂1羽 太陽の広場東の森
・ウグイス 上記
・シジュウカラ 6羽
・カワラヒワ 3羽 みどりのリズム
・シロハラ 4羽 市民の森ほか
・アオバト 4羽 市民の森石の水場近くの樹頂
・キジバト 市民の森の林床に群れる。警戒心強くすぐに飛び上がる。山から下りてきた群れだろう。
・コゲラ 1羽 市民の森
・ジョウビタキ ♀2羽 西の丸庭園入口、内堀沿い
・トラツグミ 上記
・ツグミ 2羽 梅林南側上桜広場、飛騨の森
・ツバメ 2羽 内堀上空飛翔
・ハチジョウツグミ 1羽 上記

■■ハクセキレイ(1996.2.12 城南地区人工川)
 歩き回って疲れた時は、城南地区の人工川を前にして座り込むことも多い。この場所は水や餌を求めていろいろな鳥がやって来るので退屈せず、休息にはもってこいの場所。
 ちょうど冬羽から夏羽に変わりつつあるらしき白黒のハクセキレイもやって来て休む。背景も黒で単色の岩の上に降り立つハクセキレイはモノトーンの中によく似合う。
 この亜種ハクセキレイは、繁殖地が南下傾向にあるらしい。一方別の亜種ホオジロハクセキレイは繁殖地が北上傾向にあるらしい。
 両者が出会って、今後の勢力地図がどうなるか関心がもたれている。しかしそのうち交雑して亜種がなくなるかも。
 キセキレイやセグロセキレイと追いかけ合いをしている事はよくあるが、亜種ホオジロハクセキレイはまだ観察していない。ここで出会って追いかけ合うことはまだ当分はなさそうだ。両亜種がこの人工川で採餌したり休んだりしている姿を一度見てみたいものだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3種滞在中 2020.3.21

2022年03月21日 | Weblog
 久しぶりに出会ったっひでキングとアコさんと昼食をとった。飲んだが正しい書き方かも。急な出会いだったので晩ご飯の用意もしてなくて、帰ってからあわてて始めた。ほとんどの方が思うより主夫は忙しい。

 今朝も基本3種の確認が目的。アカハラもすぐに確認出来た。トラツグミも数人が観察中ですぐにわかった。ハチジョウツグミはひょうひょうYさんほか数人からの観察情報。ともかく3種確認でやれやれ。

 本当にさみしかったこの冬。数も少ないし種数も少ない。でもいよいよ春。今からわくわくしている。夏鳥たちはもう出発しているだろう。ひたすら日本を目指して飛び続ける鳥たち。頑張れ!頑張れ!待ってるよー!

・オカヨシガモ 11羽 内堀
・ヨシガモ 1羽 ♂内堀
・ヒドリガモ 61羽 すべての堀
・マガモ 13羽 南外堀、内堀、北外堀
・カルガモ 3羽 東外堀
・ハシビロガモ 44羽 南外堀、北外堀
・コガモ 33羽 南外堀、内堀
・ホシハジロ 4羽 内堀
・キンクロハジロ 122羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

・オオバン 48羽 すべての堀
・ハクセキレイ 8羽 
・ツグミ 13羽 各所
・シロハラ 8羽 各所
・アカハラ 1羽 もみじ園
・カワウ 15羽 西外堀ほか
・イカル 10羽 東外堀沿いメタセコイヤに群れてとまって鳴く
・アオジ 3羽 元射撃場
・ジョウビタキ 3羽 元射撃場、内堀沿い
・アオサギ 2羽 元射撃場、第二寝屋川
・シジュウカラ 6羽
・アオバト 4羽 市民の森
・カイツブリ 1羽 南外堀
・ツバメ 3羽 南外堀ほか上空飛翔
・カワラヒワ 7羽 豊国神社裏、青屋門
・トラツグミ 1羽 一番やぐら前柵の中
・ウグイス 1羽 一番やぐらさえずり
・ハイタカ 1羽 飛騨の森
・ハチジョウツグミ 1羽 思い出の森~桃園
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川
・ゴイサギ 2羽 北外堀
・メジロ 6羽 森之宮入口ベニバスモモ

■■ジョウビタキ(1993.11.3 梅林南側上桜広場)
 梅林南側上桜広場の水場に、梢の間から斜めにさした夕日が水溜りの前の小枝を浮かび上がらせている。
 鳴き交わしながらやって来た数羽のメジロが入れ替わり立ち替わり水を浴び、羽づくろいして過ごす。メジロたちがひとしきり騒いで再び林の中へ去る。
 突然何の前触れもなくジョウビタキが現れる。主役の登場を待っていたような、落ち葉を敷き詰めた広場の晴れ舞台。赤褐色の陽光を映して現れた。
 北国からやって来たショーマン。
 衣装はお気に入りの黒に白い紋。自慢の帽子は銀に輝く。開幕の合図は「ピッピッピッ」枯れ枝にとまってお辞儀をしてさあショーの始まりだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

さえずりの春 2022.3.17

2022年03月17日 | Weblog
 市民の森でヒヨドリ。豊国神社裏で「ツーピーツーピー」鳴き続けるシジュウカラ。一番やぐらではウグイスも鳴く。春の暖かさに鳴かずにいられないように鳴く。

 マンウオッチングしている訳ではないが面白い人たち。
 修学旅行のような高校生のグループと梅林の坂ですれ違った。大きな声で喋っている 「俺の夢教えたろか! 大金持ちになって船橋ヘルスセンターで豪遊や!」
 やるな!高校生。

 青屋門を出たローソン裏で軽く飲みながら休憩。そこに非常にカラフルな服装の老人が軽快な自転車で走ってきた。大きく音楽を鳴らしている。

 聞いたことがある曲だなぁと懐かしく聞いていると、アッ思い出した。♪ランバダ♪ バブルの頃大ヒットした曲だ。踊る男女の接触が激しく一部のディスコで禁止にもなった話題の曲。
  当時は踊るだけで妊娠するとも言われた。この男性も同じような歳なんだろうと想像した。やがて颯爽と自転車に跨って走って行った。その後ダンバダのリズムが頭から離れない。

・アカハラ 1羽 もみじ園 見つけられなかったが、一番やぐらで出会ったさかなさんにお願いしていたが、その後観察との連絡をもらった。
 この個体はかなり警戒心が強く、知らない人が近くを歩くと飛び上がる。そんな後に観察に行っても見られない。
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園 桃の開花とともに人も多くなる。フレンドリーなハチジョウツグミでものんびりしていない。
・トラツグミ 一番やぐら 柵の中の奥の方。撮影向きではない。ネコに襲われたが今は普通に行動している。一安心だがまだネコは居るので心配。

 今朝は1羽もエナガと出合わなかった。エナガの営巣がすでに始まっている。大将の観察で、現在8羽が4ペアになって営巣している。残り2羽が離れているのでペアになるか分からないと。
 早いものは2月から始まっている場所もあり、出来上がった巣に午後6時にねぐらとして入った観察もとの事。

 「信州の自然誌 エナガの群れ社会 中村登流著 信州毎日新聞社刊」の記載では
 「最初の巣造りだけ大変な日数をかける。いざ造ろうとすれば一週間くらいでできるものを、しきりに場所替えをし・・(略)・・2月から初めて、実際に産卵にはいるのは4月に入ってからである。・・・」

 2021年は6巣で巣立ちが確認でき5組が4月で1組が5月だった。これらは上記の内容と見事に符合する。
 これら日程や行動について大将の熱心な観察に負うところが大きい。大阪城公園でのエナガの繁殖の実態を記録することは、将来にわたって大都市の中の公園の在り方に重要な意味を持つものであろう。

・オカヨシガモ 3羽 南外堀
・ヨシガモ 5羽 南外堀3・内堀2
・ヒドリガモ 71羽 内12羽は北外堀沿いに上がって草を採餌。
・マガモ 6羽 内堀、北外堀
・カルガモ 6羽 東外堀、内堀、北外堀 北外堀の2羽はヒドリガモとともに北外堀沿いに上がってドバトと草を採餌。ハトと変わらない。
・コガモ 23羽 今朝もまあまあ多い。南外堀では数羽が「ピリッ・ピリッ・ピリッ」と鳴きかわしながら求愛行動。
・ホシハジロ 28羽 内堀、北外堀
・キンクロハジロ 131羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

・ツグミ 7羽 太陽の広場東の森、もみじ園、水上バス乗り場ほか
・シロハラ 8羽 みどりのリズム、市民の森、一番やぐらほか
・カイツブリ 3羽 東外堀、南外堀
・ハクセキレイ 14羽 各所
・シジュウカラ 8羽
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・トラツグミ 1羽 一番やぐら柵の中
・ウグイス 1羽 一番やぐら さえずり
・ツバメ 5羽 梅林、上空飛翔
・カワウ 2羽
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園
・アオサギ 3羽 北外堀
・ゴイサギ 3羽 北外堀

追加情報
・イカル 2羽 天守閣東側配水池
・ツバメ 3羽 内堀上空飛翔
・アカハラ 1羽 豊国神社裏
・ジョウビタキ ♂1羽 豊国神社裏、♀1羽 市民の森
・アトリ 4羽 市民の森
・イカル 2羽 市民の森
・オオタカ 1羽 市民の森
・エナガ 2羽 みどりのリズム
・ハイタカ 1羽 みどりのリズム
・ツバメ 9羽 梅林南側上桜広場上空飛翔

■■トラツグミ(2011.1.25 梅林)
 初めての出合い。興奮して心臓の鼓動を感じた。豊国神社東側で枝に飛び上がった姿は今も忘れない。
 また、市民の森の林床で越冬している個体を撮影した時もうれしくて床の中で眠れなかった。
あれから何年経っただろう。何羽のトラツグミに出合っただろう。
 初めての時は誰でもそうだ。しかし出合いを繰り返すうちに感動が小さくなってくる。先日、久しぶりに出合った顔見知りの男性は「鳥はもう飽きたので今は昆虫を撮影している」と言っていた。
 私は変わらない。どれだけ深くそのものに想いがあるかが重要だとおもう。もちろん初めての出合いのような喜々とした行動や興奮はないが、心の中に深く湧き上がる熱いものは変わらない。すべてが理解できる今の方が、本当の喜びを味わっている。梅林の中で人を気にせずゆっくり歩き立ち止まるトラツグミにカメラを向ける。あわてもしないし、特別な撮り方もしない。心の中で静かに興奮していることは誰にも分からないだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年もツバメがやって来た大阪城公園。 2022.3.15 

2022年03月15日 | Weblog
 毎年夏鳥の1番目はツバメ。今年の大阪城公園も、3/12にツバメが初観察されている。ウグイスの初音とツバメの到着は春を感じる出来事。気温も上がって観察も楽になった。
 人も虫も春になると心が弾む。各地に出掛けたくなる。今はコロナのせいでそうは出来ないのだが、こんな春は最後にしてほしい。
■ツバメの初認日
・ 2017年 3月6日
・ 2018年 3月10日
・ 2019年 3月13日
・ 2020年 2月29日
・ 2021年 3月1日

 卒業、入学、就職など、春は別れと出会いの季節。野鳥も冬鳥や漂鳥と別れ、夏鳥との出合いがある。

 孫娘の大学卒業式が今月下旬にある。大人の女性になったと感慨深い。両親が働いているので子育ては任せきりだった。風呂に入って遊ぶ相手をしたり幼稚園の弁当を作ったりした。ソーセージでカニやタコ作りの腕も上げた。
 園庭でママ友の会話にも入れず出てくるのを待った。小さな手を繋いで送り迎えの毎日。

 小学校の下校時間になると、道の先を見通せるマンションの通路の端に行って、ぞろぞろ帰ってくる子供たちの中に孫の姿を探した。
 中学受験することになり塾通い。帰りの遅くなるのが心配で心配で。孫がテレビを見ている姿は記憶にない。おかげで志望の中学から高校、大学へ進学できた。しかし今ではアホみたいに、朝から晩までスマホ中毒。

 自分の娘の子育てはすべて妻任せだったので思い出は多くない。しかし孫は自分が育てたとの思いが強い。当人はそんな事は忘れたよう。新しい社会人としての人生に思いがいっぱい。私も夏鳥との出合に胸がいっぱいの春。

 先日羽ばたいた時に撮影成功した赤星君 (アカハジロ×ホシハジロ) の写真をパソコンで拡大してみた。翼帯が見事に白い。ホシハジロでは灰色だがこの子はアカハジロやメジロガモと同じで真っ白。

 他の部分もアカハジロ×ホシハジロの特徴が見られるが、この部分ではより顕著に分かる。赤星君は大変マニアックな交雑種と言われているが、この部分ではよく分かって得した気分になる。ただし、この図鑑 (日本のカモ 識別図鑑 誠文堂新光社) が無ければ撮影しようと思わなかったかも。

 出かける時に思った。今朝の目標は、アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ、ツバメ。市民の森からアカハラのいるもみじ園へ。大将と出会う。彼は既に一通り回った。
 立ち話で、アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ、ツバメすべて観察済みと聞く、ありがたい。記録としてはラッキー!でもうれしいような、ちょっと悲しいような思いが残るのはなぜ。

 その後それぞれの場所に観察に行ったのは当然。いつものコースを回る。トラツグミは数日前にネコに襲われたとの事だが今朝は元気だったと。私は短時間の観察で空振りだった。
 ハチジョウツグミは、鳥友数人がいたが第二寝屋川沿いに降りて今は見られ無いと。でも元気で過ごしていると聞きなにより嬉しい。

 南外堀沿いでカモをカウントしていると近くに居た赤帽さんが、オオタカが居ると指さし教えてくれる。六番やぐらの西側の木にとまっている。オオタカは朝に市民の森で観察と聞いていた。多分同じ個体なのだろう。
 かなり遠いがのんびりとまっているオオタカ成鳥。カラスは気付いていない様子。遠いけどせっかくの機会なのでカメラを向ける。

■カモ移動の真っ最中
・オカヨシガモ 6羽 南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂1羽 南外堀。
・ヒドリガモ 132羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・マガモ 7羽 人工川、内堀
・カルガモ 1羽 内堀
・ハシビロガモ 74羽 北外堀
・コガモ 21羽 南外堀 一気に増加の理由は渡りのコガモが立ち寄ったから
・ホシハジロ 59羽 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 112羽 すべての堀
・オオバン 41羽

・ツグミ 5羽
・シロハラ 3羽
・ジョウビタキ ♂3♀2 みどりのリズム、南外堀、もみじ園、豊国神社裏ほか
・シジュウカラ 4羽
・アカハラ もみじ園1、豊国神社裏1羽の情報も
・オオタカ 1 市民の森の情報の後、六番やぐら西1羽 成鳥
・ツバメ 3羽 梅林
・イカル 5羽 南外堀
・トラツグミ 1羽 一番やぐら
・ハチジョウツグミ 1羽 桃園
・カワセミ 1羽 南外堀
・アカハラ 1羽 もみじ園
・ハクセキレイ 8羽 
・カイツブリ 1羽 西外堀
・カワウ 13羽 南外堀、西外堀、内堀
・ウグイス 1羽 城南地区 さえずり
・アオサギ 2羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・コサギ 1羽 第二寝屋川

 梅林のコンビニは閉店していた。おでんで一杯の楽しみがなくなった。梅見客も少なく大幅な赤字だったろうと思う。
 この時期だけの店舗でなく、前にも書いたが、そば「砂場」の通年開店を検討してほしい。

■■オオバン(①2009.10.29 ②10.31 北外堀)
 三度目の出合いは北外堀だった。北外堀の天端からカモのカウント中に発見。実は少し前に内堀でバンを見つけたばかりだった。バンが来たと喜んでいると今度はオオバン。
 初日は1羽の確認だったが翌日は2羽。しかも北外堀の外側からかなり近い。その辺りまで進んで行って、堀際の垣根の間からそっと顔を出しすばやく数枚撮影する。私に気付いたオオバン2羽は、ゆっくり堀の中央へ向かって離れていく。あわてて逃げるような行動でなく2羽で戯れるようにしながら。
 2羽が前後に交錯して動く。2羽の額板とくちばしの白が見える時にシャッターを押した。心臓がドキドキ。よしよしと高揚してくる。うれしいねー。わずかオオバン2羽でこのうれしさ。
 2枚目は北外堀の天端からすぐ下でカモたちと一緒に水中に頭を沈めて採餌中。そっとのぞくと食事に一生懸命で気づいていない。
 見つからないようにカメラを向けたが、やはり分かってしまった様子。それでも落ち着いて採餌していたので、十数枚撮影させてもらう。陰になるのでデジタルにとっては好条件。先日撮影できているので、余裕を持って見ていられる。
 オオバンは、琵琶湖で千羽を超す群れを、何度か見た事がある。しかし自分のフィールドで出合うと何とも言えない幸福感に包まれる。
 犬の散歩で通りかかった人など誰彼なしに教えたい気分。こんな時は、大阪城公園をテーマに続けてきたことに、誇りと喜びを感じる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ滞在中 2022.3.10

2022年03月10日 | Weblog
 マンションの玄関を出ると、いきなり「ホケキョ」とウグイスの声。大阪城公園でも、もみじ園や神社など3ヵ所でさえずり。今朝は1枚脱いできた。日差しは暖かく心地よい、春を感じる。

 大阪城公園向かう道、第二寝屋川を見ると、前に見た大量の魚は浮いていないが、川岸に打ち上げられた魚がいっぱい。
 今朝はセグロカモメは見られず、前回多かった理由はこの魚でないかと気になっている。
 
 ハチジヨウツグミ。桃園の第二寝屋川沿いのサクラにとまって動かない。カメラマンは一人だけ。ツグミが飛んでくると一気に飛び出し追う。この場所を縄張りとして守っている様子。
 その後、地面に降りていつもの行動。真黒な丸い実をつまんだが何の実か分からない。

 アカハラは変わらずもみじ園ゴミ集積場の東壁沿い。行けばすぐに見られた。落ち葉をひっくり返して何かを食べている。それにしてもこの極狭い範囲に必ずいるのが不思議。

 トラツグミ、1番やぐら前柵の中、相変わらず見ずらいが今朝はすぐに確認出来た。柵の中で人は近付けないのに警戒心が強い個体。

 ミコアイサは見られず、時々見られなくなっても再び現れる事を繰り返したが、今度こそ3/6日曜日が最終となったようだ。いよいよ旅立ったのか。

 昨昼は天プラで飲んだ。キス、たけのこ、エビ、ふきのとう、若ゴボウ、甘鯛などなど、春をテーマの種が出てくる。飲んだ。飲んだ。家を出る時からすでに飲んでいるので、湯割り5~6杯まで記憶にあるがその後わからない。

 先日、目にしたところではコロナワクチン。アルコールを多量に摂取する者は抗体が3割ほど減少すると。その上ワクチン時の副反応が少ない者は抗体の出来が少ないと。そして危険なのは高齢で基礎疾患のある者。
 何から何まで、全て私に当てはまる。悪意を感じるほど当てはまる。危ない!危ない!

 カモは日毎減少。ちょっと寂しいがカウントは楽になった。
・オカヨシガモ ♂1 内堀
・ヨシガモ ♂1 内堀
・ヒドリガモ 68羽 全ての堀
・マガモ 6羽 西外堀、内堀、北外堀
・カルガモ 2羽 東外堀
・ハシビロガモ 136羽 内堀、北外堀
・コガモ 4羽 南外堀、内堀
・ホシハジロ 85羽 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 211羽 全ての堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀梅林側

・オオバン 44羽 全てのほり
・キセキレイ 1羽 南外堀
・ハクセキレイ 9羽 各所
・カワウ 13羽 西外堀、第二寝屋川
・カイツブリ 1羽 西外堀
・ゴイサギ 2羽 北外堀

・ツグミ 9羽 市民の森ほか
・シロハラ 6羽 市民の森ほか
・カワラヒワ 5羽 太陽の広場東の森、みどりのリズム
・モズ ♀1羽 太陽の広場東の森
・シジュウカラ 8羽 みどりのリズムほか
・コゲラ 2羽 市民の森
・ウグイス 3羽 もみじ園、豊国神社 さえずり
・エナガ 2羽 もみじ園
・アオジ 1羽 音楽堂西側上
・ジョウビタキ 3羽 六番やぐら、北外堀ほか
・メジロ 16羽 修道館裏水溜まり、梅林
・トラツグミ 1羽 一番やぐら
・イカル 1羽 北外堀沿い鳴き声
・ハイタカ 1羽 北外堀からかなり上空を旋回

■■カワラヒワ(1993.3.14 ピースオオサカ東)
 「キリキリ・コロコロ」鳴きながら飛んでいたり、高い梢の頂で「ジュイーン」と鳴いていたりするのをよく見る。声が特徴的なのですぐに気が付く。
 数羽で群れて行動していることが多いが、時にははぐれたのか1羽で仲間を探すように高い梢で鳴いている事もある。しかしスズメの群れに入って、一緒に飛び回っているのもよく見るので、仲間を気にしない性質かもしれない。
 普段はカワラヒワを観察するためにわざわざ一日を費やすことはない。何かのついでに見たり鳴声を聞いたりすることがほとんど。
 ところが、ピースオオサカ東の音楽堂事務所横の林内に作った給餌場でヒマワリの種を見つけて頻繁にやってくるようになった。
 よい機会だと弁当を用意して、一日中座り込んでその行動を十分に楽しませてもらった。カワラヒワというとヒマワリの種と頭に浮かぶが、アワ・ヒエなどフィンチ用飼料も好んで食べていた。メジロが似合うだろうと思っていた枝によくとまり、じーっと様子をうかがっている。きつい顔つきだが、それがなかなか可愛い。
 カメラを準備して、黄色の鮮やかな♂がとまるのを待って撮影。メジロとどちらが似合うだろうか。三列風切の白色部がよく目立つことから、冬鳥として渡ってくる亜種「オオカワラヒワ」であろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セグロカモメが9羽! 2022.3.7

2022年03月07日 | Weblog
 もう春だと感じさせる気温。初めのうちは少し冷たい風も吹いていたが寒いとは感じなかった。
 大阪城公園の北に隣接する第二寝屋川は調査記録の範囲。何故か今朝はセグロカモメが多い。最近はせいぜい1~2羽が見られていたのだが。数えていると次々と飛んでくる、街灯の上にもとまっている。結局9羽を確認。最近の最多数だ。

 帰り道、第二寝屋川沿いを歩いていると、川面に白い腹を上にした魚が大量に流れている。大きさは20~30センチくらい。
 途切れることなく続く。近くにオオバンとヒドリガモがいるが全く無視。セグロカモメが浮いた魚を食べているのはよく見るが、少なくとも今回はつまんでいない。
 魚種も分からないし、多いセグロカモメとの関連も分からなかった。

 見られたり見られなかったりする大阪城公園のこの冬の主人公たち。今朝はミコアイサが見られなかったが、他はすべて観察された。それぞれの滞在日数は。
・ミコアイサ 87日間 昨日まで。
・アカハラ 37日間
・トラツグミ 52日間
・ハチジヨウツグミ 52日間
 別れの覚悟はできているが、鳥が少ないこの冬を楽しませてくれた。いつもの場所で見付かっただけで、恋する人に会えた幸せな気分になる。
 「元気そうにしてる。何か食べてる。頭を上げてこっちを見てる。あっ目が合った」

 ハチジョウツグミ。今朝も桃園で越冬中。今冬は各地でも越冬しているようで、検索すると種々ブログにたくさん出てくる。赤褐色が強いものから弱いものまでいろいろ。

 時々気になる、余計なお節介かも知れないがあえて。
 「ツグミと、亜種ハチジョウツグミが・・・」 とあるのは間違い。ツグミが上でハチジョウツグミが下みたいな書き方は誤解がある。
 どうせ間違うなら、「ハチジョウツグミと、亜種ツグミが・・・」の方がまだ落ち着く。

 ★ハチジョウツグミはツグミの亜種ではない。
 あえて言えば亜種ハチジョウツグミの方が基亜種。(基亜種が上との関係ではないが) 無理に順を付けるなら亜種ハチジョウツグミが上で亜種ツグミが下。
 亜種ツグミの方が圧倒的に多いので誤解されている。

 どれが基亜種か、学名を見ると分かる。亜種のある種は、属名+種小名+亜種小名の三名法で表示される。

・亜種ハチジョウツグミはTurdus naumanni naumanni  (タウドゥス ナウマンニー ナウマンニー)  
・亜種ツグミはTurdus naumanni eunomus (タウドゥス ナウマンニー エウノムス)

 つまり、亜種ハチジョウツグミは、種小名ナウマンニー亜種小名ナウマンニーと同じ。これが基亜種を表す。 一方亜種ツグミは、種小名ナウマンニー亜種小名エウノムスで同じでない。

 他の例、亜種シジュウカラを見ると、日本鳥類目録改訂第7版で4種の亜種が記載されている。

・シジュウカラ Parus minor minor
・アマミシジュウカラ Parus minor amamiensis
・オキナワシジュウカラ Parus minor okinawae
・イシガキシジュウカラ Parus minor nigriloris

 ひと目で分かる。種小名と亜種小名が同じのものが基亜種、大阪城公園でいつも見るシジュウカラが基亜種だと分かる。ちなみに、エナガを調べると意外。

 なので最初に戻って 「ツグミと亜種ハチジョウツグミが・・・」 でなく 「亜種ツグミと亜種ハチジョウツグミが・・・」 が正しい書き方。
 こんな事を書くたび嫌われていると分かってるが。年寄りとはこんなもの、もうすぐ逝くのでお許しを。
 
 ちなみに世界では亜種ハチジョウツグミと亜種ツグミは別種とする考えが主流になっている。私も最近は別種として記録している。

・ヨシガモ ♂1 内堀
・ヒドリガモ 50 全ての堀。随分減少した。
・マガモ 11 東外堀、南外堀、内堀
・カルガモ 5 東外堀、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 117羽 南外堀、北外堀
・コガモ 5 南外堀、内堀
・ホシハジロ 49 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 217 全ての堀

・オオバン 51羽 全ての堀、第二寝屋川
・カワウ 14 東外堀、西外堀、第二寝屋川
・カイツブリ 3 東外堀、南外堀、西外堀
・ハクセキレイ 8 
・アオサギ 2 北外堀
・ゴイサギ 5 北外堀
・セグロカモメ 9 第二寝屋川
・アカハジロ×ホシハジロ 1 内堀

・モズ 2 みどりのリズム、梅林
・シジュウカラ 7
・ツグミ 7
・シジュウカラ 6
・アカハラ 1 もみじ園ごみ集積場の東、壁沿いの落ち葉
・エナガ 4 元射撃場、飛騨の森
・アオジ 1 元射撃場
・メジロ 13 梅林、梅の花に
・ジョウビタキ 2 内堀、北外堀
・ハシボソガラス 1 内堀沿い
・ハチジョウツグミ 1 桃園、数人のカメラマンが撮影中
・トラツグミ 1 一番やぐら前
  
■■アカハラ(2013.4.4 本丸売店横)
 本丸の売店の横にしばらく滞在したアカハラ。大変フレンドリーで観察、撮影しやすい。
 富士フィルムの「ファインピックス HS50 EXR」メーカーでは、ネオ一眼とうたっている。35ミリ換算で、24ミリから1000ミリのズーム。受光素子のサイズは1/2インチ。
 しばらく使う機会があった。軽くて小さくて、このような写真が簡単に撮れる。1000ミリを手持ちで撮れるのだ。プリントしてもきれい。
 こんな簡単に思い通りになるとは、信じられない気持ち。でも事実。これならまだまだ人生楽しめそうと自信がわいてくる。
 他にもカメラは持っている。でもこれは使いやすい。今までに経験したことのない感覚に惚れる。しかしメインにはならない。光学に慣れている私にはEVFはやはり見にくい。瞬時に反応しない。まるで拗ねるよう。でも可愛い。
 手元においておきたい願望。大げさに言えば、健康で長生きしてよかった。こいつに出合えて新しい世界も知った。先のことは分からないがしばらく楽しんでみようと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミ 2022.3.3

2022年03月03日 | Weblog
 タイトルに書いたが、今朝の鳥、私は見ていない・・(涙) 

 アカハラ、いつものもみじ園ごみ置き場東へ向かうと2人の女性、いたけど飛んだと指を指す。残念間に合わなかった。

 トラツグミ、一番やぐら前柵の中。ひょうひょうYさんが居て奥にいると言う。探すが見つからない。遠い、暗い、茂っている、太い木の陰、逆光気味・・・などなど最悪条件。私は見られなかった。

 ハチジョウツグミ、3月1日に大将から確認と聞いている。去ってしまう前にもう一度合いたい、北外堀沿い思い出の森から桃園辺りを探すが見つからない。もちろんバーダーもカメラマンも誰もいない。未練たらしく振り返り振り返り後にする。

 帰途、晩ご飯の買い物でスーパーに寄る。昨夜メモした買い物リストを見ようとスマホを出すと、「ハチジョウツグミ」 とトモちゃんから。先に内堀で会った時に、最初の観察では居なかったと聞いたので、その後の結果を知らせてくれたのだ。

 今日は桃の節句、桃の花の開花は2週間ほど先。何とか残ってくれて、桃の花に並んでとまるハチジョウツグミの写真が撮れたらと思う。

 東外堀のミコアイサも見つからず、結局今朝はアカハラ、トラツグミ、ハチジョウツグミすべて観察情報を得たのみ。自分の目で何も見ていない。今朝の占いはどうなっていたのかTVも見ていない。

 出会いの悪い朝だった。梅林で休憩、雲ひとつない青空、多少風はあるが日差しの中では心地よい。
 かなり上空をゆっくり帆翔する鳥、タカだと双眼鏡に手をするとカラスだ。カラスが悪い訳ではないが「何だカラスか」ややこしい飛び方するな!と八つ当たり。

・オカヨシガモ 12羽 南外堀、内堀、北外堀
・ヨシガモ 7羽 南外堀♂1.内堀♂5・♀1。
・ヒドリガモ 65羽 全体の数は減ったが全ての堀にいる。石垣に上がって休んでいるのも多い。
・マガモ 2羽 西外堀
・カルガモ 5羽 東外堀、内堀、北外堀
・ハシビロガモ 115羽 北外堀 2か所でぐるぐる
・コガモ 6羽 南外堀、内堀
・ホシハジロ 122羽 すべての堀
・キンクロハジロ 240羽 すべての堀

・オオバン 36羽 すべての堀
・ハクセキレイ 6羽
・カワウ 9羽 南外堀、西外堀 見事な婚姻色
・カイツブリ 1羽 西外堀
・アオサギ 4羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川

・ツグミ 6羽 各所
・シロハラ 12羽 各所
・シジュウカラ 4羽 各所
・ジョウビタキ 4羽 各所
・ウグイス 4羽 豊国神社ではさえずり
・アオジ 3羽 音楽堂西側上
・トラツグミ 1羽 一番やぐら前柵の中
・アカハラ 1羽 もみじ園ごみ集積場東
・アオバト 4羽 飛騨の森
・ハシボソガラス 1羽 第二寝屋川
・その他 キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

■■キジバト(1992.11.14 梅林西側)
 野鳥に興味を持っていなかったころ、早朝のまどろみの中、夢うつつにデッデーポッポーと遠くから聞こえる鳴き声を耳にすることがあった。キジバトの鳴き声だと知ったのは後のことだった。
 ドバトと同じように町の中でも普通に見かけるが、もとは山の鳥だった。住みにくくなったのか、理由は分からないが、町暮らしをしているうちに環境に適応し始めた。
 ヤマバトとも呼ばれているが正しくは羽の色柄がキジに似ているところからキジバト。ドバトのように人に群がって餌を取り合うこともなく、ひっそりと落葉の上を歩いていたりする。仲のいい鳥なのだろう、枝に並んだ2羽が羽づくろいし合っている姿もよく見る。
 ドバトは中近東のカワラバトが改良されたもので、野性は見られないがキジバトは人に媚びない野生の精神を感じさせる。
 紅葉の中、朝焼けの光をあびて1羽。山で暮らした昔の記憶をたどるような目で遠くを見つめている。デッデーポッポー、デッデーポッポーの声は山に向かって鳴いているのだろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする