大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

キビタキの日光浴 2022.6.30

2022年06月30日 | Weblog
 まだ6月というのに真夏の暑さ。この調子では7月8月が思いやられる。もちろんお茶を持参して時々水分補給しているが。

 キビタキの最近は、音楽堂西側上の通路で日光浴する。昨日は9時~10時の間に5回現れて1~2分ほど羽を広げたと聞く。
 今朝も数回の日光浴を観察撮影。人が温泉に浸かってあーっと気持ちよさそうにするが、キビタキの幼鳥も同じように見えた。
 枯れ草の上に腹這いになって羽を広げ、クチバシを開いて気持ちよさそうに動かない。

 今日観察できたのは、♂親と幼鳥2羽。♀親と他の幼鳥はどこにいるのだろう。大阪城公園を離れて旅立つには早いと思うので、別の場所にいるのだろうか。

 大将が音楽堂西側上小道でキイロスズメバチに2ヵ所刺されたらしい。真偽のほどは明らかではないが、犬が吠えた声でハチが興奮して刺したとか。
 背中と腕と、共に着衣の上からである。大きく腫れてコロナワクチンより痛いとか。大将は前にアシナガバチにも刺されたとかで、意外と気にしていないが心配。

 帰宅後ネットで調べると、「日本では、野生動物による死亡事故でもっとも多いのがキイロスズメバチです。クマやサメによる被害を大きく上回っています。」 などと恐ろしい事が書いてある。もう少し怖がってもいいのではないか。

※ 鳥友がユーチューブを初めたと聞いた。「野鳥はせちやんねる」 ぜひ応援をよろしくお願いします。

■■ハシボソガラス (2017.5.11 城南地区 人工川) 
 ハシボソガラスは激減して今ではほとんど見ることが出来ない。かろうじて人工川から教育塔辺りで2羽が観察出来ていた。
 久しぶりにこの1組が営巣し繁殖成功した。調べてみると、一腹卵数は3~5となっているが生まれたのは1羽だけだった。やがて人工川辺りで親に甘えて餌をねだる姿が見られるようになった。貴重なハシボソガラスのひなである。
 ハシブトガラスばかり増加して種々の影響が出ているが、今後ハシボソガラスは完全に駆逐されてしまうのだろうか。
 カメラマンやバーダーたちは全く関心を見せないが、大阪城公園で見られなくなるのは時間の問題かも知れない。今のうちに記録しておくことは重要だと考えている。
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観察し辛くなるキビタキ 2022.6.27

2022年06月27日 | Weblog
 暑い!暑い!少し歩いただけで汗だくになる。
 今日のキビタキはやはり音楽堂西側の斜面林。入れない場所で非常に見にくい場所。林の中の下の方を動く姿をちらっつと見た程度。
 話では幼鳥2羽は観察されている。♂の声は聞こえたと。ただし幼鳥2羽は音楽堂側での観察もあり、同時に確認しないと同じ2羽が動いたのか、別の2羽なのか確実に分からないと。

 キビタキの大都市の公園での繁殖についてマニュアルがないので、3年前の記録が貴重になる。
 今回の幼鳥は、巣立ちして今日で21日目。同じ時期の前回の記録を開くと

 2019.7.7(巣立ち20日目)「早朝は音楽堂西側上斜面、その後ピースおおさか東。落ち葉の上に下りて羽を広げ口を開く、数十秒で飛び立つ。幼鳥、♂♀、シジュウカラも同じ場所で羽を広げる」
 
 一昨日の土曜日25日には、音楽堂西側の斜面下で、落ち葉の上での日光浴が観察されているが、前回と同じ時期によく似た行動をとっているのが興味深い。
 この様子では7月の上旬には大阪城公園を後にして旅立つだろう。大阪城公園でも子育てできることが証明できてうれしい。

・エナガの15羽±の群れが観察されている。場所は音楽堂北ごみ集積場東
・アオサギ 1羽、内堀
・ツバメ 1羽 北外堀上空飛翔
・シジュウカラ 2羽 音楽堂西側上

 前回のブログで「世田谷姉妹」と書いたが当然間違いで、正しくは「阿佐ヶ谷姉妹」鳥友に勘違いを指摘されてしまった。今朝は二人で散歩しておられた。
 この時期になると出かけてくる人は激減する。ほんの数人だけがキビタキの出現を待っていた。

■■カワラヒワ(2010.4.25 みどりのリズム)
 みどりのリズム。親に着いて飛ぶカワラヒワの幼鳥。給餌を受けながら、親のまねをして餌を取ろうとする仕草がいかにも幼い。
 孫二人は、中学1年生と小学5年生。私の腕の中で眠っていたあの子どもが成長した。私はすでに63歳になっている。
 自分が孫たちと同じ年齢のころの事も微かに記憶にある。頼りない出来の悪い子どもだった。何も考えていなかった。トンボ取りやザリガニ取りの事しか考えていなかったように思う。
 神仏に願う事はないが「孫たちの人生が楽しい事」だけは祈る。
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キビタキ大きく移動 2022.6.23

2022年06月23日 | Weblog
 暑くなった。日差しは真夏と変わらない。いよいよ俗に「鳥閑期」と言われる7月が近い。

 カメラマンも少なくなって数人と出会うのみ。毎朝出会う「世田谷姉妹」も何故か今朝は1人で歩いている。石に腰掛けてビールを飲んでいると、樹間をすり抜けてくる風は爽やかで心を安らかにしてくれる。
 ようひょうYさんもやってきて石に腰掛ける。通り掛かったともちゃんがセミの初鳴きを録音したと。クマゼミのように聞こえる。セミの初鳴きは、私の記憶では例年7月に入ってからだったが。

 出勤前の大将に出会いキビタキの様子などを聞く。今回のキビタキの繁殖行動は、種々の観察情報などをもらい最大限記録に生かしている。

 今朝のキビタキ一家。市民の森、みどりのリズムの辺りにいた幼鳥たちは、21日火曜日には一転方向を変えて移動し、元射撃場階段の南から沖縄復帰の森、あるいは音楽堂西側。

 おおまかに営巣木から言えば、巣立ち後、北へ北へ移動し、Uターンして南へ、そして西へ。
音楽堂西側に。

 3年前に大阪城公園で初繁殖した営巣木の近くでしかも、今回元々♂親がよくさえずっていた場所。今は♂も鳴かない。何故ここに来たのか不思議で理解できない。
 この場所は人が入れないので、下草など伸び放題、日陰もありエサとなる虫などは多い。そのためヘビなどもいる。

 前回の行動から幼鳥たちの行動範囲はますます広がり観察に苦労する。今朝もたまたま飛び出してきた幼鳥1羽を観察したのみ。横にいたルー女子が、幼鳥の声を聞いてこの辺りにいると指さすのみ。私にはまったく聞こえない。

 これから2週間くらいで大阪城公園を後にして旅立つのではないか。
 順調に成長していることが嬉しい。「生まれ故郷は大阪城公園です」 そんなキビタキが増えることが嬉しい。
 大阪市や公園を管理運営している企業はまったく知らないのだろうと思うと情けない。野鳥たちも含めて大阪城公園。

■■カワウ(2007.9.12 東外堀)
 いつも400ミリ望遠を持ち歩いている。カワウはごく当たり前に見られるようになって久しい。特に写すものも無く、カワウが近くで見られるとついついカメラを向けてしまう。
 農薬や産業廃棄物の重金属などの影響でカワウの繁殖能力が低下し1970年代には約3千羽まで減少して絶滅が心配されたほどの鳥だったが、現在は正反対で増えすぎによる被害が叫ばれている。
 主に河口部で小魚を補食し、冬季には内陸部の川、湖、池などに飛来して魚を補食する行動から、内陸部にネグラやコロニ-を形成し、繁殖して個体数を増やしている。
 被害はかなり深刻で、巣のため枝を折ったり、糞のため樹木が枯死したりする森林被害と、捕食量から漁業被害は大きく今や害鳥そのもののイメージだ。
 共生の道は遠い。保護を声高く言うのは簡単だが、その立場でない者が軽々に発言しても意味が無い。気軽にカメラを向けて喜んでいる場合ではないのかもしれない。
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大阪城ラブストーリー♪ 2020.6.20

2022年06月20日 | Weblog
 梅雨ということで雨は降っていないが快晴でもない。薄晴れといった感じ。
 今朝も主な目的はキビタキ一家。市民の森の北西部で行動。幼鳥4羽順調に成長している。1羽は地面にも時々下りる。

 ♂親の行動で何かと話題になっている。そこで、キビタキの繁殖生態を種々調べてみた。
 まず、なわばりの範囲は 「交尾と営巣とヒナの為の採食の場所」 この広さは環境により大きく変化する。とある。
 ヒナへの給餌分担は 「♂♀ほぼ同じ」 となっているが、これは巣内にいる時の意味で理解できる。

 前回繁殖時の記録を開くと、巣立ちまでの給餌割合は♂♀42:58で♀の方がやや多いが、♂も盛んに餌を運んだ。しかし巣立ちするとほとんど給餌しない。

 また巣立ち後も♂はさえずっていたが、比較的近い場所にいて、カラス、ヘビ、ネコ、シジュウカラなどが近付くと♂♀とも激しく鳴いて威嚇していた。

 今回の♂は350メートルも離れた場所で鳴き続ける。なわばり内の監視と言えなくないが、あまりにも離れているので、外敵が来た時に間に合わない。あるいは外敵に狙われている事を気付かないのではないか。

 理解できない事が多いがそれが楽しともいえる。分からない事、悩む事にひかれるのが人生。

 今回の♂♀ともに若いペアである。羽衣は第1回夏羽、つまり昨年の春から初夏に生まれた個体。昨秋には東南アジアに渡って冬を過ごし、この春に日本に渡ってきて大阪城公園で出会って恋に落ちた。
 大阪城公園でフォーリンラブなんて素晴らしい。私なんか溝に落ちる。この歳になると自由が利かない。

■■キビタキ (2012.5.5 元博物館裏)
 元博物館裏で出合ったキビタキ。頭部、雨覆、風切など各所に幼羽が見られるため、第1回夏羽の個体であろう。
 記録を詳しく精査しないとはっきりした事は言えないが、春の渡りの後半にこのような若い個体が多いように感じる。
 昨年の初夏に日本のどこかで誕生し、秋には数千キロも離れた東南アジアへ海を渡り、ひと冬を過ごして再び数千キロの旅をして日本へ帰ってきた。
 涼しげな鳴き声を聞かせてくれているが、とても厳しい旅を繰り返しているとは思えない。
 最近よく人生を思う。自分の馬鹿さ加減にうんざりする日もあるが、ほとんど開き直って人生の終盤を楽しんで過ごすことにしている。
 「去る者は日々に疎し」いずれこの世を去って忘れられていくだけ。悔しいことや辛いこともない。当然と受け止めるだけ。
 一人でキビタキと対峙しながら、人生のいいひと時を感じ心豊かな時間。
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キビタキ順調に育つ 2022.6.16

2022年06月16日 | Weblog
 曇天の空模様、湿度が高くて蒸し暑い。一通り回ると汗をかく。嫌いな夏が近づいてきた。暑いし鳥がいない。

 キビタキは順調に成長している、今日もみどりのリズム。高い枝葉の中で見にくい。
 最近の変わった行動は、♂親がみどりのリズムを離れて、音楽堂西側でさえずり続ける事。西方向におよそ350メートル離れた場所だが、その行動の意味が分からない。

 セッカのように一夫多妻なら、複数の♀を掛け持ちで行き来するかも知れないが、キビタキは一夫一妻なのでどう理解すればいいか。
 残った♀親1羽で4羽のヒナへ給餌は大変だ。最悪の結果にならなければいいが。もちろん♂も戻ってきてヒナに給餌もする。

 前回の記録からみると来月初めまで滞在して大阪城公園を後にするだろう。このまま順調に成長してほしい。

・アオバト 1羽 もみじ園
・キビタキ 6羽 もみじ園
・シジュウカラ 5羽 本丸ほか
・スズメ 飛騨の森で尾羽の左側の外側の1枚が白い。飛ぶと気になる。エンベリザみたい。
・ハシボソガラス 2羽 青屋門
・アオサギ 1羽 第二寝屋川
・カワウ 2羽 第二寝屋川
・その他 キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ

 先日キビタキ観察の時、大阪の十三(じゅうそう)で店を経営されている方と立ち話をする機会があった。私は18~30歳まで十三に勤め先があった。
 その街で青春を過ごした。先輩たちに連れ回された。十三の街で酒を知り、アルサロを知り、ねーちゃんを知り、たばこを知り、マージャンを知り、ボーリングを知り、ほぼ全ての原型がある街。

 ただ懐かしく、一気に昔を思い出した。もう40~50年も前の事だ。藤田まことの歌 ♪「十三の娘ちゃん 涙をお拭きよ化粧くずれが 気にかかる」♪ など口ずさむことができる。

  キャバレーを経営していた富岡徳太郎氏がフランス皇帝ナポレオンの帽子を落札して展示する店もマスコミで話題になった。
 料亭では、三味線や太鼓などの囃子とともに、着物姿の芸子さんが一斉に逆立ちをする 「シャチホコ」 が有名だった。

 着物姿なので逆立ちすればどうなるか、三味線も一層はやし立て宴会の客が息を飲んで見守る中、さっと着物の裾を両足に挟んで見事な逆立、三味線の音もにぎやかに、客たちは拍手とともにやんややんやの大騒ぎ。
 こんな酒飲みになった原点は十三育ち。

 野鳥ブログなので、鳥がらみの話題にもふれておくと、ナポレオンの帽子と言えばヨシガモを思い浮かべるだろう。ヨシガモ♂の頭部から後頸に伸びる羽をナポレオンの帽子とするのは野鳥観察の定番。

 ところがこの二角帽子を、ナポレオンは横にして尖った方を両耳の方にして被っている。富岡徳太郎氏もそのように被っていた。しかし、ヨシガモのように縦に被るのが正しいようだ。

 よく通る道の花壇に真っ直ぐ伸びた茎に大きな赤い花が咲いているのをよく目にしていた。丁度花壇の角のところで、周りには低い草花しかない。その花は非常に目立って、何だろうといつも思いながら通り過ぎていた。真っ赤で大きく派手な印象から南の方の花かななどと思っていた。

 今朝、たまたまTVで紹介していた。「タチアオイ」と言う花だそうだ。そして下から順に花が開き、一番上が咲いたら梅雨が明けるとのいわれを紹介していた。

 そうか。「タチアオイ」と言う花かと。でも私が気付いた時は一番上まで咲いていたように思う。梅雨入りしたばかりなのに。

■■アオサギ(2007.10.30 北外堀)
 アオサギの飛翔。デジタルカメラだからこその写真だろう。これまでの銀塩ならフィルム代、現像代、プリント代と費用がかなりかかる。
 その上感度はISO100で、動体撮影は歩留まりが大変低くなる。ますます費用がかかることになる。
 私の場合、持ち歩いているデジカメでは、感度はISO1600に設定して撮影している。プリント時にトリミングもできる。
 多少シャープネスもかけて記録には十分な写真ができる。この特性を生かして、識別に使える写真を撮っておきたい。言葉で説明するより写真の方が一目瞭然だ。百聞は一見にしかずだ。
 例えば、サギの仲間は飛ぶ時は首をたたんだ様に縮めて飛ぶと説明にあるが、この写真は一目でそれがよく分かる。
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ホトトギス鳴く♪ 梅雨入り近い 2022.6.13

2022年06月13日 | Weblog
 やや気温は高いかなと思うが、風が乾燥しているので気持ちいい朝。しかし明日から下り坂との予報、いよいよ梅雨が近付いてきた。

 キビタキはみどりのリズムで幼鳥4と親、順調に育っている。十数人がカメラを向けるがすっきり見える位置がない。巣立ちヒナは茂った枝葉の中、地味でめだない場所で親を待つ。外敵から身を守るため1億数千万年生きてきた野鳥の本能だろう。

 市民の森を歩いていると頭の上からホトトギスの鳴き声が降ってくる。声の位置からごく狭い範囲まで特定できるが姿を見つけられない。
 少し離れた方でも鳴いている。2羽飛んでいるのを見た人もいる、今朝は2羽いるようだ。内堀で休んでいても、青屋門にいても遠く市民の森の方からホトトギスの声が聞こえる。
 青葉の下でホトトギスの声を楽しむ贅沢に心許す。

 梅雨入りも近くなってきた。大阪城公園のアカショウビンの可能性は低くなってきた。ところで先日読んだ野鳥5・6月号(日本野鳥の会会報)の記事をみて驚いた。
 植村慎吾氏(バードリサーチ)の記事でアカショウビンについて
 「じつは南西諸島ではけっこう見つけやすい鳥です。多いところでは、本州の低山でいうヒヨドリよりはちょっと少ないけれど、シジュウカラよりは多いかな・・・」
 これを読んでびっくり、えーっ・・アカショウビンはそんなに多いのか!

・ホトトギス 2羽 市民の森 ほか
・キビタキ 6羽 成鳥2幼鳥4 みどりのリズム
・ツバメ 5羽 もみじ園の地面ぎりぎり低く飛ぶ1羽ほか、豊国神社裏、空堀、本丸、北外堀など。
・アオサギ 1羽 東外堀
・カルガモ 2羽 本丸上空飛翔、内堀
・シジュウカラ 5羽 市民の森ほか
・カワウ 3羽 内堀、第二寝屋川
・メジロ 1羽 もみじ園
・カワラヒワ 2羽 豊国神社裏
・ハシボソガラス 2羽 第二寝屋川水上バス乗り場、頭を振ってガーガー鳴く。

■■カルガモ(2009.6.8 本丸庭園池)
 花が美しかったので、あえて鳥を小さくして風景的に撮った。しかし望遠では平板になって写真としては失敗。しかも、あやめとかきつばたの違いが分からない。ネットで調べてみると一段とややこしくなった。
 ショウブ(菖蒲)、ハナショウブ(花菖蒲)、アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)の4種がでてきた。ショウブとアヤメは漢字まで同じ。
 結論としてショウブは科が別で、花も全く違う。葛根湯の原料、菖蒲湯で風呂に浮かんでいるものだ。
 残り3種が同じアヤメ科。区別は畑と水辺はハナショウブ。畑はアヤメ。水辺はカキツバタ。そして最もはっきりするのが、花びらの基のところ。
 ハナショウブは黄色、アヤメは網目状、カキツバタは白の模様があるとのことだ。この写真の花をアップにしてみると、あった。黄色が見える。これはハナショウブだ。知識が増える事に充実感を感じる。子供のころにこの楽しさを知っていたら。
 記憶術に、絵柄にして覚えると言うのがあった。いずれが あやめか かきつばた。網タイツで水辺に立つ美女は「あやめ」 白いタイツで草地に立つ女性は「かきつばた」
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キビタキ順調 2022.6.10

2022年06月10日 | Weblog
 市民の森で巣立ったキビタキのヒナ4羽は順調に育っている。
 今朝は市民の森から北へ、道を超えてみどりのリズム。
 60メートルくらいの範囲内に1羽2羽と離れているが、親はすべて把握していて頻繁に餌を与える。
 1羽の親で2羽の面倒をみるので、餌は単純に考えていつもの3倍は捕とらないといけない。これは大変な労力だろう。その上外敵にも対応しないといけないので命がけ。

 さすが1億数千万年も繁栄してきた鳥類。わずか数百万年のヒトとは桁違い。ヒトがこれから1億年も存在するなど考えられない。野鳥にただただ頭が下がる。酔っ払っうとこんな事を思う私の癖。

 自分でも信じられないが老人になっている。カフカのように朝起きたら突然でなく、気がつかないうちに少しずつ少しずつ歳をとっていた。

 人の名でも、鳥でも、何でも、頭に浮んでいるが思い出せない。「えーっと、あれ・あれ」 となってしまう。自分でも情けないがどうしようもない。
 文章を書いていて、思い出せない言葉が出てくると、グーグルで検索する。「あーそうだった」 
 再び文章に戻ると、先ほどまで頭にあった文を忘れて、何を書きたかったのかと止まってしまう。

 夢は80歳で大阪城公園の野鳥の記録をまとめること。ところが上のように頭がどんどん退化している。時間のある時に少しづつまとめておこうなどと考えていると、その事自体が消えてしまっている。

 大阪城公園に行けない時間は、記録の整理を進めている。そのため鳥友にあの時はとか、あれはとか前の事を聞くことが多い。今ごろ何を聞いてる?と思われているだろう。

 ともかく頭が回らない。先日TVで 「小学生の問題クイズ番組」を見た。 次の内♂♀で色が違うのはどれ? ①ライチョウ ②ウグイス ③キジ

 待ってました野鳥問題!。瞬秒で分かる自信! ところが、ん・・・一瞬止まる。
 ライチョウの白っぽい姿と、地味な姿が頭に浮んで・・・。キジもそうだ。焦った。分かっているのに頭が回らない。数分してようやく、ライチョウの色は夏と冬の違いだ。
 こんな事が始終ある。情けない。

・アオサギ 2羽 第二寝屋川
・シジュウカラ 4羽 市民の森ほか
・キビタキ 6羽 みどりのリズム
・カルガモ 2羽 内堀、北外堀。内堀は1羽が北から飛んでくると内堀のアヒルが「ガーガー」と鳴き、そこにカルガモ下りて一緒に泳ぎ出す。このカップルの交尾が観察撮影されているが、それが繁殖行動に繋がる事はないようだ。よく分からない。ヒトでも繁殖を目的としない交尾はいくらであるんだから。
・カワウ 3羽 第二寝屋川
・コゲラ 1羽 市民の森

 今日もエゾセンニュウのさえずりを期待したが残念だった。あんな面白い声をもう一度楽しみたい。

■■クロツグミ(2010.4.19♂音楽堂西側上)(2010.4.21♂みどりのリズム)( 2010.4.23♀みどりのリズム)

 63歳まだまだ元気。しかし先日から立て続けに鼻血が出る。右手小指と薬指がしびれる。時に軽いめまいが。気になって浪速区の富永病院へ。ここは脳神経外科では有名だ。初めてのMRI受診。結果は問題なしだった。
 今春はクロツグミに比較的よく合えた。音楽堂西側上では、近距離で見られたし、柵にもとまった。デジタルになってから撮影は楽。しかし、大阪城公園で記録のある種を全部撮影する目標は一生かかっても無理だろう。
 そんな思いは別にしても、撮りためた写真をそのままに棺桶に入るのは私の性格上気に入らない。
 パソコンでネット上に公開するだけ等は、もっと気に入らない。写真入りの観察記録集を出したい。そんな思いが頭をかすめる。体力、気力、そして財力がそろうかどうか。
 体の各所にちょっとした変化が出るたび上梓の思いが健康に追い立てられているような気分になる。
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キビタキ繁殖!と エゾセンニュウのさえずり♪ 2020.6.9

2022年06月09日 | Weblog
 今日も気持ちのいい朝の大阪城公園。
 
 この春、大阪城公園でキビタキが営巣した。繁殖は2019年に続いて2回目。キビタキの増加が話題になって久しいが大都市の公園で再び繁殖成功は大変嬉しい。
 6月7日に3羽巣立ちとの事だったが、今朝は市民の森の北部で4羽の巣立ヒナが観察された。♂♀の親から盛んに給餌を受ける姿が見られた。

 2019年は2羽の巣立ちだったが今回は4羽。キビタキの一腹卵数は4~5とあるが、今回4羽は優秀。順調に成長することを祈るのみ。
 20人くらいのカメラマンがヒナを探して右往左往。4羽のヒナも一か所に固まることないが数十メートルの範囲の中に。なかなかすっきり見える場所に移動しない。

 大阪城公園の状況からすると、大阪市内、府内の大きな公園でキビタキの繁殖がない事に不自然を感じるほど。
 繁殖については、公開してはいけないとの基本があるので、地元で管理しているのではないかとも思う。

 前から思いだけれど、次はコサメビタキが繁殖するのではないかと思っている。できれば5年以内にその観察ができればと願っている。

 一方、「トッピンカケタカ」とホトトギスに似た声で知られるエゾセンニュウ。この春は3回が記録された。すべて大将の観察、録音である。
 1回目は 6/2 16:44 市民の森南西部の笹薮の中。
 2回目は 6/8 10:44  市民の森中央付近。
 3回目は 今日の6:14 市民の森の中央やや南部、背丈1メートルほどの雑草が茂った中。録音を聞いたが、かなりはっきりと大きな声でさえずっていた。

 場所も近いことや大阪城公園で少ない種であることなどから同一の個体と判断している。キビタキのヒナで振り回されている中でも、エゾセンニュウの声も確実に録音するのはさすが。

 先日元射撃場でヤマショウビンを観察撮影されたM田さんにもお会いできて、詳しく話を聞くことが出来た。今朝は内容の濃い貴重な朝だった。

・コゲラ 2羽 市民の森
・シジュウカラ 5羽 市民の森ほか
・キビタキ 6羽 ♂♀成鳥2、巣立ちヒナ4 市民の森北部
・オオムシクイ 2羽 愛の森、元ヘリポート
・エゾセンニュウ 1羽 市民の森
・カワウ 3羽 第二寝屋川
・カルガモ 1羽 第二寝屋川

■■キビタキ(2011.5.3 愛の森)
 結果が分かっているからと言った。確かにそうだ。結果が分かっている行為に感動も興奮もない。しかし出来事が想像の範囲に収まることによる安心感はある。人は常に無いものを求めるものだ。
 バードウオッチングは、その先の林でどんな鳥と出合うか分からない。そんな好奇心や興味の連続。結果が分からない行為だ。
 愛の森で餌付けされたキビタキ。目の前に現れるので撮影は簡単。だから興奮はない。よしこれで撮影できた。ルーチン作業を終えたといった感じ。
 偶然のいい出合いを求めて、ひたすら歩きまわるのも辛い。そのまま会えないで終わってしまう事もあるからだ。かと言って、こうして約束された出合いばかり求めるのも。
 先は分からないが、夢を目標に歩き続けるのが合っているように思う。鳥たちも会えるだろう。
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鳥影うすく風さわやか 2022.6.7

2022年06月07日 | Weblog
 今朝はやや風が強い、しかしカラッとした冷たい風で心地よい。

 5日の日曜日にチゴモズ♂成鳥を天守閣東側配水池でU君が観察撮影した。6日の月曜日にともちゃんが飛騨の森でミゾゴイを観察撮影した。

 前のヤマショウビンといい、今回の2種といい、後からの結果報告ばかりになっているが、これも2022年の十大ニュースに入るだろうビッグニュース。

 チゴモズは国の絶滅危惧1A類(CR)=「ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの」 に指定されている貴重な種。見るのは簡単ではない。

 ご存知だとは思うがそのチゴモズ、大阪城公園では過去4回の記録があり、今回で5羽目。そのうち3回は幼鳥で2013年、2020年、2021年の秋に観察されている。

 今回は春に成鳥が立ち寄った。どこか近くで繁殖しないかと期待している。例えば生駒山とか。ひとっ飛びで大阪城公園に来られる。そして秋の渡りに再び大阪城公園に来てほしい。幼鳥も。

 ミゾゴイも非常に貴重な鳥で、国、大阪府のレッドリストで、絶滅危惧Ⅱ類(VU)=「絶滅の危険が増大している種」に指定されている。

 二人とも鳥歴数十年のベテランではない。多分十年以内の方と承知している。鳥見は努力と運と言われる。こうして素敵な結果を出されると「鳥運がいい」と評価される。
 やがて「運も実力のうち」と言われるようになる。スポーツの世界でも能力だけではだめ、運もあってスターにのし上がる。二人の将来、大阪城公園鳥見スターに輝くか。

・シジュウカラ 6羽 各所
・オオムシクイ 1羽 飛騨の森
・エナガ 4羽 市民の森
・コサギ 1羽 上空飛翔
・アオサギ 1羽 上空飛翔
・ツバメ 8羽 飛騨の森、本丸、内堀
・カワウ 2羽 第二寝屋川
・コゲラ 2羽 梅林
 

■■ミゾゴイ(1995.9.17 飛騨の森北外堀側)
 みどりのおばさんでなく、緑の姉妹と呼ばれる二人がいる。上下の服、帽子、靴下など全身緑色で、その上、手袋、バッグなど持ち物まですべて緑色に統一する徹底さ。たまに母親らしき3人連れで来ていることがあるが、その母親まで全身バッタのように緑色。
 仲間の間では、緑の姉妹といえば通じるようになった。積極的に話しかけてくる2人ではないが、すれ違った時にあいさつしたり、鳥の話題で言葉を交わしたりすることがあった。
 庶民的ではない話し方で、いわゆるお嬢さんという雰囲気。私の知っている鳥見人のタイプではない。2人の世界があって、他の鳥見人とは一線を画しているようだ。
 ある日、飛騨の森でミゾゴイを見たと聞き、行ってみると緑の姉妹が一生懸命手招きで呼ぶ。駆けつけると数年ぶりに見るミゾゴイが時々こちらを気にしながらミミズを探している。
 緑の姉妹は集まった人たちと打ち解けた様子で気軽に話している。そのこだわりを聞こうとしたがチャンスがなかった。
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ホトトギス や サンコウチョウ 2020.6.2

2022年06月02日 | Weblog
 雲一つない快晴の空、気温は高くなる予報だったが乾いた風が爽やかで心地よい。
 鳥は少なくても、いつも主治医に言われる糖尿病の基本。運動と食事。大阪城公園は私にとって、鳥と健康のため必須の場所。

・梅林南上サクラ広場でホトトギスが何度か鳴いたとの事、ただし撮影したのは1人だけのようだ。相変わらず声で確認は簡単だが、撮影が難しい。主にウグイスに托卵するとされている。
・サンコウチョウ♀3羽 太陽の広場東の森、梅林南林。♂はもう繁殖地の山に行っていい場所を探し、巣を構えて♀が来るのを待っていることだろう。
・オオムシクイ3羽 みどりのリズム、豊国神社裏。かろうじてさえずりが聞こえた。
・ツバメ3羽 東外堀、北外堀
・キビタキ♀1羽 梅林南林
・アオバト1羽 天守閣東側配水池
・アオサギ1羽 第二寝屋川
・コゲラ1羽 愛の森

 例年のごとくどんどん鳥が少なくなって、最も少ない7月に向かっていく。同じ事を何年も繰り返しているが、毎年同じではない。

■■コゲラ(1999.11.6 西の丸庭園)
 近くにやってきたコゲラ。そのままレンズを上にふって撮影する。数は少ないが大阪城公園にもすっかり定着して周年見ることができる鳥になった。ということは繁殖しているのだが、営巣場所そのものは見たことがない。
 本種が山地から平地や都市の中に進出してきた時期を調べると、東京都内各地に定着したのは1983年からのようである。(大都会を生きる野鳥たち 川内博著 1997年 地人書館)
 一方、大阪府内では詳しい資料がないためはっきりしない。大阪城公園では1993年から定着している。万博公園や大泉公園には既に定着していたので、山地から町に進出をはじめて1993年には、大阪の中心である大阪城公園にまで生息域を広げたようだ。
 東京都比べるとちょうど10年の差がある。他の鳥についても参考になるだろう。おもしろい結果を見つけたと喜んでいる。
コメント
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