大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

鳥が少ない年の暮れ 2022.12.30

2022年12月30日 | Weblog
 ミコアイサの去った東外堀を眺めていると上空をハイタカがゆっくり飛ぶ。今年も明日で終わりやなー。
 いつも同じ事言ってるけど一年は早い。やはりコロナに振り回された一年だった。ワクチンも5回も打った。
 大阪城公園も観光客が少しづつ戻ってきてバス駐車場は十数台のバスが並んでいる。少人数の団体さんが下りてくる。

 今年の初飛来の鳥はヤマショウビン。この観察には本当に驚いた。大阪城公園は何が来るか分からない。まさかヤマショウビンは全く予想外だった。
 でも一人の方が観察撮影したから記録に残るが、全く誰の目に触れることなく大阪城公園を通過していく鳥も多いのだろう。

 今年の「大阪城公園2022年の十大ニュース」は来年1日に発表します。

・ヨシガモ 1羽 南外堀
・ヒドリガモ 112羽 東外堀11・南外堀3・内堀63・北外堀52
・マガモ 24羽 西外堀2・内堀22 
・カルガモ 7羽 東外堀4・内堀2・北外堀1
・ハシビロガモ 88羽 東外堀29・南外堀4・内堀9・北外堀46
・コガモ 8羽 南外堀4・北外堀4
・ホシハジロ 89羽 南外堀12・西外堀13・内堀12・北外堀52
・キンクロハジロ 55羽 東外堀22・南外堀3・内堀8・北外堀22
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 62羽 全ての堀と第二寝屋川
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・ハクセキレイ 9羽 東外堀ほか
・ユリカモメ 72羽 東外堀ほか
・カイツブリ 7羽 北外堀ほか
・カワウ 6羽 東外堀ほか
・カワセミ 1羽 内堀
・アオサギ 3羽 北外堀ほか
・ゴイサギ 6羽 北外堀

・ツグミ 5羽 太陽の広場東の森ほか
・ハイタカ 1羽 上空飛翔
・ウグイス 1羽 市民の森
・シロハラ 11羽 市民の森ほか
・アトリ 5羽+ 音楽堂西側上
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・シジュウカラ 5羽 音楽堂西側上ほか
・メジロ 13羽 豊国神社東ほか
・オオタカ 1羽 西の丸庭園

■■ユリカモメ(2001.1.16 東外堀)
 1月3日東外堀・21日北外堀。ユリカモメの群れの中に浮かぶカモメがいた。判断できずに、U先生に識別を依頼した結果、第1回冬羽のカモメであると分かった。
 そんなことがあってから、カモメ類を意識してみると変な奴がいる。東外堀で秋からよく目にしていた個体である。
 目の後方や上部がかなり黒くなっている。ユリカモメは、春になって飛去時期が近付くと頭部が黒くなってくる。
 この個体は、飛来初期からこのように一部が黒い。その上目の後方より、もっと目に近い部分が黒く、普通なら黒くなる後方部は真っ白である。つまり黒い部分が前に寄っているのだ。
 しかし他の部分は普通のユリカモメと変わらない。これは単なる変異個体なのだろうか。
 結局これもU先生に依頼したが、ただのユリカモメだった。こんなことがきっかけで、カモメ類の細かい部分にも目がいくのは、今後のためにも非常に有用であろう。
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ニシオジロビタキ、ハジロカイツブリ、トラツグミ 2022.12.27

2022年12月27日 | Weblog
 大手前で西外堀を観察していると声をかけられた。珍しい鳥はいるか?マレーシアでは、カナダでは・・・。
 顔は日本人ぽいけど、盛んに英語を使うので半分は分からない。見ると片手に缶ビール。やがて相談があるといい「カメラは何がいいか?」「マイラブは日本語でどういうか?」
 話し続けるのでその場を離れられない。半ば強引に、話の途中に少しづつ離れてその場を後にした。日本で言えば、話し好きの酒のみのじじいのようで、気持ちはわかる。 

 ミコアイサがいない。いくら探しても見つからない。昨日からそうらしい。12/8に1羽が来て12/20にもう1羽。2羽がしばらく居たが残念なから12/25を最後に2羽一緒に飛去したようだ。

 西の丸庭園の年内の開園日は今日が最後。ニシオジロビタキは今日も迎賓館横のツツジの中、盛んに尾を上げる。しばらくすると奥の林に飛んでいく。ジョウビタキは出てこなかった。
 来年開園までいてくれるか。西の丸庭園は12/28~1/4が休園。

 先日から見られているトラツグミ。今日は一番やぐらから豊国神社東で出ているとのことで、鳥友数人が石段にかけて待っていた。
 今年のトラツグミは珍しく木の中によく飛び上がる。これまでのトラツグミはどちらかと言うと地面を歩くことが多い。

・オカヨシガモ 13羽 内堀9・北外堀4
・ヨシガモ 2羽 南外堀
・ヒドリガモ 153羽 東外堀8・南外堀25・西外堀18・内堀44・北外堀58
・マガモ 20羽 南外堀2・内堀17・北外堀1
・カルガモ 5羽 東外堀3・北外堀2
・ハシビロガモ 84羽 東外堀34・南外堀6・内堀5・北外堀39
・コガモ 8羽 南外堀
・ホシハジロ 89羽 南外堀5・西外堀23・内堀9・北外堀52
・キンクロハジロ 68羽 東外堀24・南外堀7・西外堀2・内堀9・北外堀26
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・オオバン 68羽 全ての堀と第二寝屋川
・カワウ 11羽 東外堀、南外堀、西外堀
・カイツブリ 3羽 東外堀、西外堀、北外堀
・ユリカモメ 45羽 東外堀、第二寝屋川
・ハクセキレイ 10羽 もみじ園、西の丸庭園、内堀ほか
・コサギ 1羽 人工川
・アオサギ 3羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀

・ハイタカ 1羽 上空飛翔
・ツグミ 4羽 太陽の広場東の森ほか
・シロハラ 11羽 市民の森ほか
・アオジ 3羽 音楽堂西側上
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・コゲラ 1羽 元射撃場
・モズ 1羽 城南地区
・ニシオジロビタキ 1羽 西の丸庭園
・メジロ 8羽 第二寝屋川ほか
・トラツグミ 1羽 一番やぐら~豊国神社東

■■トラツグミ(2011.2.20 豊国神社東側)
 今期越冬のこの個体。当初は豊国神社東側でしばら過ごし、時々沖縄復帰の森や音楽堂あたりに出かけたようだ。やがて梅林で過ごす事が多くなり、梅花でにぎわいだすと再び豊国神社東側と、場所を変えながら春を待っている。
 当初餌付けもされたためか、驚かさないように行動すると10メートルくらいでもフレンドリー。最近は、カメラを向ける人も少なく、ほとんど相手にされていない。簡単に撮影できて変化がないので早くも飽きられてしまったようだ。
 同じようにコマドリでも、キビタキでも飽きられてしまうだろう。そして大阪城公園の鳥たちにも飽きて遠出が多くなり、珍鳥を追いかけ初め、十年もすると興味を無くしてやめてしまう。ほとんどの人がこのコースをたどる。
 惜しいことだ。少し興味の持ち方を変えるだけで奥深く、興味の尽きないものになるのだが。この目がそんなふうに言っているように見える。
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ミコアイサ2羽越冬中。ハジロカイツブリもニシオジロビタキも。 2022.12.22

2022年12月22日 | Weblog
 今日は冬至。でもそれほど寒くない。朝は天気が悪く雨が降っている。予報も曇りや雨。ただし昼頃から晴れると。朝めしを食べて様子を見ていると空が明るくなってくる。やがて雨も上がって明るくなってくる。
 これならいけると急いで用意し出かける。歩いている内に晴れ間も見えてくる。

 東外堀のミコアイサ2羽、北部の方で観察、2羽が一緒に並んでいる。ただし対岸の梅林側の方。やがて飛び立ち中央辺りまで一緒に水面低く飛ぶ。しかし梅林側で遠い。

 東外堀のハジロカイツブリはほどほど近くまで寄ってくる。時々潜って見えなくなる。赤い目が目立つ。

 西の丸庭園のニシオジロビタキは変わらず。ツバキの中に。着いたときすでに3人の方が観察撮影中。ニシオジロビタキは飛び出す。

・オカヨシガモ 10羽 南外堀4・内堀6
・ヨシガモ 1羽 南外堀
・ヒドリガモ 122羽 東外堀24・南外堀36・西外堀14・内堀22・北外堀22・第二寝屋川4
・マガモ 17羽 東外堀2・西外堀2・内堀13
・カルガモ 1羽 内堀
・ハシビロガモ 65羽 東外堀22・南外堀4・西外堀4・内堀5・北外堀30
・コガモ 19羽 南外堀
・ホシハジロ 111羽 南外堀8・西外堀15・内堀8・北外堀80
・キンクロハジロ 東外堀17・西外堀2・内堀6・北外堀22
・ミコアイサ 2羽 東外堀

・オオバン 66羽 全ての堀と第二寝屋川
・ユリカモメ 39羽 第二寝屋川・東外堀・北外堀
・カワウ 13羽 東外堀・西外堀・北外堀・第二寝屋川
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・アオサギ 7羽 北外堀ほか
・カイツブリ 6羽 東外堀2・南外堀1・西外堀1・北外堀2
・カワセミ 1羽 東外堀
・ハクセキレイ 11羽 東外堀ほか
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 3羽 第二寝屋川

・カワラヒワ 8羽 太陽の広場東の森、梅林
・シロハラ 8羽 太陽の広場東の森ほか
・ジョウビタキ 3羽 もみじ園、西の丸庭園、豊国神社裏
・ルリビタキ 1羽 音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ウグイス 1羽 城南地区
・ツグミ 23羽 西の丸庭園ほか
・オオタカ 1羽 豊国神社裏から市民の森へ
・ハイタカ 1羽 沖縄復帰の森
ニシオジロビタキ ④

■■(2010.1.7 西の丸庭園)
 63歳が目前になった。昨年12月から西の丸庭園にニシオジロビタキが出ている。大阪城公園では7個体目である。
 初心者に見せようと思うが、仕事の都合で月曜日でないと出かけられないとの事。ところが西の丸庭園は月曜日が休園日。
 千里のKさんにメールして、南千里公園に出ているオジロビタキの詳細を聞き案内。十分に楽しめる。その帰途淀川の西中島に寄って芦原を探鳥。オオジュリンも見せることができた。喜ばれたことは言うまでもない。
 自分で言うのも何だが、ベテランとして面目躍如と言ったところ。この歳になれば、多少は自分の思い通りになる。できる。あらかじめ下準備するにも、経験、知識、人脈、経済的な裏付けなどなどで若い時とは違う。これが歳を重ねた事の自信。
 惜しむらくは、健康、体力が立ちふさがってくる。しかし、身体的な問題よりも精神的な充実感がそれをカバーして余りある。
 後20日で63歳。人生後半は鳥が私の最良のサプリメント。年齢とともに不足するものを補ってくれる。
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ミコアイサ2羽! 2022.12.20

2022年12月20日 | Weblog
 今朝はかなり寒い。一応冬の服装で出かけた。この冬初である。新潟の方では国道が雪で数時間車に閉じ込められたとニュース。

 東外堀、いつものように北部の青屋門方向から探す。ハジロカイツブリはすぐに見つかった。
ところがミコアイサがいない。何度探しても見つからない。
 やつは潜るとしばらく出てこない事がある、なので出て来るまで待つ、でも見当たらない。かなり探したが見つからない。とうとう諦めて他のカモをカウントしながら南へ向かう。

 中央辺りまで来たときに居た!しかも2羽が並んで。急いでカメラを向ける。1羽いるだけでうれしいのに、ゼロと思うといきなり2羽!これは驚き。
 ミコアイサの複数羽の観察は、2008年、2020年、2021年の3回だった。今回で4回目の観察記録になる。

・オカヨシガモ 8羽 南外堀2・内堀6
・ヨシガモ 3羽 南外堀
・ヒドリガモ 88羽 東外堀6・南外堀6・西外堀12・内堀45・北外堀19
・カルガモ 9羽 東外堀6・南外堀1
・マガモ 17羽 人工川1・内堀16
・ハシビロガモ 53羽 東外堀29・西外堀6・内堀11・北外堀7
・コガモ 13羽 南外堀10・内堀3
・ホシハジロ 95羽 南外堀2・西外堀16・内堀13・北外堀64
・キンクロハジロ 54羽 東外堀16・南外堀7・西外堀14・北外堀12
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 67羽 すべての堀と第二寝屋川
・ユリカモメ 52羽 東外堀、北外堀、第二寝屋川
・カワウ 13羽 東外堀ほか
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・ミコアイサ 2羽 ♀型 東外堀
・カイツブリ 2羽 東外堀
・ハクセキレイ 6羽 各所
・アオサギ 5羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・セグロカモメ 3羽 第二寝屋川

・アトリ 6羽 太陽の広場東の森
・シロハラ 13羽 みどりのリズムほか、音楽堂西側上では地面に
・アオジ 1羽 音楽堂西側上
・ウグイス 1羽 西の丸庭園入口
・ジョウビタキ 2羽 西の丸庭園、豊国神社裏
・メジロ 2羽 豊国神社裏
・ツグミ 2羽 蓮如前
・ニシオジロビタキ 1羽 西の丸庭園。

■■ニシオジロビタキ(1998.12.18 社会運動顕彰塔)
 今年の大阪城公園には2羽のニシオジロビタキがやって来た。梅林にしばらく滞在した先の個体は、毎日数十人のカメラマンやバーダーに取り囲まれ、大騒ぎの中でスターのようにシャッターシャワーを浴びていた。
 それから10日以上も経過した後の「日本野鳥の会の探鳥会」で大阪城公園駅近くに現れた個体は、初めこそカメラマンに取り囲まれていたが2羽目と言うこともあって、年を越したあたりからバーダーもカメラマンもほとんど見かける事もなくなってしまった。
 現場に着いてしばらく立ち止まって耳を澄ましていると「キチキチキチ」と独特の声とともに現れる。コサメビタキのようにフライングキャッチで何かを捕えたり地上に降りたりしながら、尾を激しく立てて自慢の白を見せる。実に可愛い行動だ。
 各種の図鑑には、まれな、数少ないと説明されているようにいつでも見られる鳥ではない。それがこの場所に来れば必ず合えるのだから本当にうれしい。
 春まで滞在してほしいが、喉に赤が出ると再び大勢の人が押し掛けるのだろう。このまま静かに過ごしてほしいとも思う。
 この個体は翌年の4月まで滞在し、喉と胸の間にコントラストが生じはっきりと線に見えてきた。下嘴、大雨覆いのバフ色、三列風切スポット、上尾筒の色などから、主にユーラシア大陸の西部に見られるパルーバの第1回冬羽の個体と思われる。
 しいて言えば上尾筒は黒い目に見えないこともないが、他の部分がニシオジロビタキだ。
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ニシオジロビタキ11日目。ハジロカイツブリ・ミコアイサ9日目 2022.12.16

2022年12月16日 | Weblog
 ニシオジロビタキは西の丸庭園で 12/6日 から11日目。今朝もジョウビタキ♂から常に追いかけられて逃げ回っている。ゆっくりとエサを取ることもできない。

 ハジロカイツブリとミコアイサは変わらず東外堀で過ごしている。今朝はミコアイサが比較的近くで見られた。私に気付くと潜水を繰り返しながら少しづづ離れていった。
 ハジロカイツブリはあまり気にすることなく行動している。共に12/8から9日目。

・オカヨシガモ 8羽 西外堀2・内堀4・北外堀2
・ヒドリガモ 91羽 東外堀8・南外堀2・西外堀12・内堀43・北外堀26
・カルガモ 6羽 東外堀4・北外堀2
・マガモ 15羽  南外堀3・西外堀4・内堀8
・ハシビロガモ 65羽 東外堀28・南外堀5・西外堀4・内堀9・北外堀19
・コガモ 6羽 南外堀
・ホシハジロ 111羽 東外堀1・南外堀6・西外堀13・内堀14・北外堀77
・キンクロハジロ 東外堀21・南外堀5・西外堀10・内堀7・北外堀19
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 41羽 各堀
・ハクセキレイ 8羽 東外堀ほか
・セグロカモメ 1羽 東外堀着水
・カワウ 17羽 東外堀ほか
・ユリカモメ 7羽 東外堀、北外堀
・カイツブリ 1羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀

・シロハラ 7羽 市民の森ほか
・ツグミ 6羽 大手前ほか
・ジョウビタキ 2羽 西の丸庭園、豊国神社裏
・ニシオジロビタキ 1羽 西の丸庭園

■■セグロカモメ(2013.10.26 第二寝屋川)
 自宅から第二寝屋川を飛ぶカモメが目についた。双眼鏡で見ると、セグロカモメのようであるが「白い!」何か違うの印象。
 その後、水上バス乗り場で同一と思われる個体を撮影。単にセグロカモメの夏羽なのか。
大和川河口でカモメの観察を続けるOさんに教授依頼した。回答の要旨は次のとおり。
「10月になって頭が白いことで、キアシセグロカモメ(L.c.mongolicos)を疑ったが、換羽の時期と初列のパターンからその可能性はないと思う。頭が白いのは、やはり夏羽だからでしょう。
まず、換羽の進行具合ですが、翼を広げた写真で分かるようにP1とP2が換羽を終えていてP5より外側は旧羽のままになっている。P3とP4は抜け落ちているか、あるいは伸長中で見えないのでしょう。
 この換羽状態は、狭義のセグロカモメ(vegae)としてはやや遅いような気がする(主観)キアシセグロは換羽が早く、換羽が遅いのは、タイミルセグロカモメ(taimyrensis) 写真Cでは、P8とP7の舌状白斑(黒い部分と灰色の部分のわずかな隙間の白い部分)が非常に狭く、タイミルセグロの特徴と合致する。(vegae)はこの部分が幅広い。
 また尾羽の先端がP6とP7の間に位置していることが分かる。P7に近いように見えるが、初列が摩耗していない状態を考えると、P6とP7の中間と言える。これもタイミルセグロの特徴。
 しかし、全体の印象はタイミルセグロとは全然違う。特徴に合致しない点もあるので、亜種間の交雑の可能性が高いと思う。
 最新の鳥類目録では(taimyrensis)という亜種は削除され、セグロカモメ(vegae)とニシセグロカモメの東寄りの亜種(heuglini)との雑種と考えられるようになった。
 結論として、この個体はちょっとニシセグロの血が混じったセグロカモメ...と言えるかも。セグロカモメとタイミルセグロカモメの舌状白斑の違いと、尾羽と初列の位置関係。ニシセグロカモメ(heuglini)の舌状白斑はさらに狭く、ほぼ無いと言ってもよいぐらい。この20年間で、(heuglini)と思われる個体は3回しか見たことがない」
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ニシオジロビタキ、ハジロカイツブリ、ミコアイサ 2022.12.14

2022年12月14日 | Weblog
 今朝は風が強かった。気温は10度をちょっと切るくらいでそれほどでもないが、風で体感温度は数度低かった。

 大阪城公園の3種は今日も滞在。ニシオジロビタキはジョウビタキの追いかけられる。ハジロカイツブリは近くに寄ってくる。ミコアイサはなかなか警戒心が強い。
 3種とも来年まで越冬してほしい。

・オカヨシガモ 20羽 東外堀2・南外堀4・内堀4・北外堀2
・ヨシガモ 2羽 南外堀
・ヒドリガモ 93羽 東外堀沿い藤棚22・南外堀26・西外堀21・内堀36・北外堀24
・マガモ 17羽 東外堀3・内堀14
・ハシビロガモ 56羽 東外堀22・内堀13・北外堀21
・コガモ 33 南外堀29・北外堀4
・ホシハジロ 96羽 西外堀9・内堀7・北外堀80
・キンクロハジロ 65羽 東外堀16・南外堀5・西外堀12・内堀9・北外堀23
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 48羽 各堀
・カイツブリ 1羽 北外堀
・カワウ 12羽 東外堀ほか
・ユリカモメ 9羽 北外堀
・ハクセキレイ 5羽 東外堀ほか
・コサギ 1羽 人工川
・アオサギ 9羽 北外堀
・ゴイサギ 5羽 北外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀

・ウグイス 1羽 音楽堂西側上
・ツグミ 1羽 千貫やぐら
・ハイタカ 1羽 梅林南側上、飛騨の森
・ミサゴ 1羽 上空飛翔
・ジョウビタキ 2羽 西の丸庭園、梅林
・ニシオジロビタキ 西の丸庭園

■■セグロカモメ(2013.3.15 第二寝屋川)
 大阪城公園駅の北側、第二寝屋川にかかる弁天橋の照明灯にとまったセグロカモメ。嘴先端は黒。羽は褐色で大雨覆と三列風切り部は灰色。第2回~3回冬羽の個体と思われる。
完全な成鳥羽でない個体は、これまで第二寝屋川を飛翔する姿を目にしたことはあったが、撮影はできなかった。
 今回、とまっていた事で撮影できた。努力したというより、相手からチャンスを作ってくれた。結果だけから言えば、撮影できれば経過はどうでもいい。よし!と喜んだのは間違いない。
人工物でなく、飛翔姿を上から撮影したいと、飛び立ったところを狙ったが見事に失敗。とまって簡単に撮影させてくれるのに、次は一転、思うようにいかない。翻弄されているみたいな気分。
 しかし、こっちも野鳥は素人じゃないとの思いもある。第二寝屋川では、来年も再来年も飛来するだろう。多分。私が元気でいればまだまだ何度かの機会がある。きっと素晴らしい出合がある。
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ハジロカイツブリ、ミコアイサ 2022.12.12

2022年12月12日 | Weblog
 今日は月曜日で西の丸庭園は休園日、なのでニシオジロビタキの様子は分からない。この個体は12/6から同所で滞在中、このままだと多分来年までここで過ごすのではないだろうか。

 ミコアイサは今日も東外堀に滞在中。昨年冬のこと2021年12月10日から翌年の3月6日までミコアイサ♀型が主に東外堀で越冬した。今回とほぼ同じ辺りで行動し警戒心も同じよう。
 同じ個体ではないかと思っているが証明できない。

 12/8から大きく変わらない行動。基本は東外堀の西部側で潜水を繰り返す。時に堀の中央辺りまで出てくるがちょっとしたことで驚き、梅林側の石垣に行ってしまう。

 ハジロカイツブリも12/8から東外堀で越冬中。今日で5日目。この個体は堀の中央から手前の石垣近くまでよくやってくる。居ないと探すと足元にて驚く。

〇 今年も「2022年大阪城公園の野鳥十大ニュース」の選定を始める時期がきた。1年間遡って候補を選び出し、検討して10件に絞っていく。7割くらいはすぐに決まるが残りが悩む。

 ちなみに2021年は次のとおりだった。これを見るとその時と思い出す。1年は早い。

【 1 位 】 カラフトムジセッカが美しくさえずる。
 5/12-13 天守閣東側配水池の北面。比較的大きな声で種々の美しいさえずり声。部分的にコルリのさえずりによく似て軽やかでリズミカルに。
 翌日も同所東西約70mを木の中や上、奥の植え込みの中など動く。種々のさえずり声。早朝から夕刻6時ごろまで同所で観察されるが観察撮影は困難。文一総合出版の 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 の著者のひとりであるU氏が駆け付けて本種と識別。大阪城公園初記録の種。

【 2 位 】 イスカが観察撮影される。
 4/5に太陽の広場東の森北部の結婚式場近くで1羽が観察撮影される。俗に冬の赤い鳥のひとつ。山地の針葉樹林でよく観察される冬鳥。
 にわかに信じられない情報だったが、ブログでの呼びかけに応じていただき、撮影者から詳細な観察情報を得る。春の渡りで移動中に立ち寄ったのだろが、今後大阪城公園で観察は大変少ないと思う。大阪城公園初記録の種。

【 3 位 】 いつか大阪城の空を飛ぶと予想していたコウノトリ現れる。
 7/19 大手門上を天守閣より低い高度で2回旋回。時に足を伸ばし着地場所を探しているように見える。南外堀上をゆっくり飛翔し南外堀に沿って東へ見えなくなる。やがて南外堀を東から西へ再び現れ教育塔辺りから南へ飛び去り見えなくなる。
 ちなみに昆陽池では昨年だけで20羽も観察されているそうだ。今後も大阪城公園の空を飛ぶと信じている。天守閣の鯱にでもとまったら大ニュース。大阪城公園初記録の種。

【 4 位 】 3羽のアカエリヒレアシシギ現れる。
 5/31 北外堀を3羽一緒に行動し、落着きなく常に動き回り水面を突くように採餌。北外堀の東から西へ全面を移動。近くに寄ってくることもあり警戒心は強くない。
 ツグミよりずっと小さいこのシギを大将はよく見付けたもんだ。やがて飛び上がって大きく旋回し高度を上げて東の方に飛び去る。大阪城公園初記録の種。

【 5 位 】 さすがに夏羽は美しいクロハラアジサシ。
 5/10 北外堀。2012年に多数が飛来して以来2回目になる。前回は冬羽だったが今回は成鳥夏羽の個体。嘴は濃い赤、頭部は黒で頬の白とくっきり境目、腹は名のとおり黒。
 早朝から北外堀全域を飛び回り、盛んに水面をかすめるようにして採餌。冬羽より圧倒的に存在感があって魅力的だった。

【 6 位 】 タヒバリ1羽、ベテランが運よく観察する。
 10/28 東外堀を 「ピピッ」 と鳴きながら飛翔。多くはないが特に少ない種でもない。大阪城公園ではこれまで観察記録がなかった。平凡社刊 「日本の野鳥650」 の解説者O氏が確認したもので、初心者であれば見逃していたかも知れない。
 珍鳥ではないが今後観察されるだろうか微妙。大阪城公園初記録の種。

【 7 位 】 アカショウビンが4回も出る。
 アカショウビンは過去20羽以上が観察されているのでそれほど珍しくないが、全身赤く大きな姿には引き込まれ大変人気がある。
 2021年は9/7、9/11、9/15、9/20と4回も観察され、場所も市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南部、みどりのリズム、沖縄復帰の森、元射撃場、音楽堂西側上などと広い範囲にわたり出現。多くのカメラマンを楽しませた。

【 8 位 】 今年もチゴモズの幼鳥が現れる。
 9/10 確か2020年の十大ニュースにも選んだチゴモズだが、今年も同じ9月に現れた。飛騨の森の西部。幼鳥。地面に下りて採餌することも。上面は波状斑で濃い茶褐色でやや薄い色の斑点、脇に波状斑、喉中央部は薄い黄色味、過眼線なし、頭部灰色なし、目先はやや薄く白っぽい。
 また2日後には元ヘリポート南部でも短時間観察された。チゴモズ自体が貴重で少ない鳥だが、今年も観察されるとは驚き。ひょっとして今年の9月にも出るか?

【 9 位 】 トモエガモに振り回される。
 10/9にエクリプス個体が西外堀で初認されて以来、断続的に観察される。私は何故か出合いが悪く何度も何度もフラれる。その後鶴見緑地の大池で越冬し11月下旬には換羽が徐々に進行し特徴的な色や柄も見えてくる。
 大阪城公園での出合いを諦めて、鶴見緑地でダンディな姿と出合う。その後12/16には北外堀で♀型の別のトモエが飛来するも朝のうちに飛去。

【 10位 】 マミジロキビタキ数日滞在してよくさえずる。
 5/21に♀1羽が飛騨の森で観察撮影される。6/2~6/7には♂1羽が、一番やぐら、梅林南側上、元ヘリポート、玉造口、ノースロップの森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上、もみじ園、市民の森など広範囲を移動する。目立った場所には出ないが、さえずりの声で分かる。風切りなど褐色で第1回夏羽の個体。
 大阪城公園でマミジロキビタキは4羽目。この個体がさえずりとともに一番よく観察できた。

・オカヨシガモ 10羽 南外堀4・西外堀2・内堀2・北外堀2
・ヨシガモ 4羽 南外堀
・ヒドリガモ 142羽 東外堀21・南外堀28・西外堀26・内堀21・北外堀46
・マガモ 16羽 西外堀2・内堀12・北外堀2
・ハシビロガモ 46羽 東外堀26・南外堀1・内堀4・北外堀15
・コガモ 9羽 南外堀
・ホシハジロ 102羽 南外堀1・西外堀5・内堀11・北外堀85
・キンクロハジロ 57羽 東外堀26・西外堀2・内堀9・北外堀20
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 53羽 すべての堀
・カワウ 8羽 東外堀、北外堀
・ユリカモメ 11羽 東外堀、北外堀
・カイツブリ 2羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・アオサギ 6羽 東外堀、北外堀
・ハクセキレイ 6羽 各所
・ゴイサギ 4羽 北外堀

・シロハラ 6羽 市民の森ほか
・エナガ 1羽 もみじ園
・シジュウカラ 4羽 もみじ園ほか
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ツグミ 5羽 沖縄復帰の森ほか
・ジョウビタキ 3羽 城南地区駐車場、豊国神社裏、梅林

■■ヤマガラ(2007.3.22梅花 4.11)
 温暖化が進行すると、いわゆる漂鳥とされる鳥たちは高山にとどまるのだろうか。
 漂行の理由が、山間地の気温の低下や、降雪などで餌が取れなくなる事なら、温暖化は高地でも冬を過ごすことができる方向に変化するだろう。
 ヤマガラは大阪府内の大きな公園では、繁殖しているところもあり、年間で観察できることが多い。
 しかし大阪城公園では、秋に飛来して春まで越冬する事もあるが多くない。今後は温暖化でより減少するのだろうか。
 春の飛去が早い時は桜に間に合わないが、この年は満開の桜花で採餌する姿がよく見られた。
デジカメをまだよく理解していない時だったのでカメラの設定が適切でなかったようだ。シャープなプリントが得られなかった。
 大阪城公園で再び桜とヤマガラの出合いを期待したい。





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ハジロカイツブリ、ミコアイサ、ニシオジロビタキ 2022.12.9

2022年12月09日 | Weblog
 快晴の空、この時期にしては暖かい。歩いていると少し汗ばむ。今日は3種を確認しないといけない。少し楽しみ。 
 
 鳥が少なくて退屈な冬をむかえていたが、西の丸庭園にニシオジロビタキ、東外堀にハジロカイツブリとミコアイサと一気に忙しくなった。

 ニシオジロビタキは西の丸庭園の奥、迎賓館の西側の桜林。サクラの枝が邪魔になってなかなかすっきり見えないが辺りを飛び回る。時に地面にも飛び降りる。
 どちらかと言えば鳴かない方。10人ほどが待っていた。

 東外堀のハジロカイツブリ。比較的人を気にしない。東外堀の北部を行動。対岸の梅林側によくいるが、手前にも寄ってきて10メートルほどの場所で潜水する。

 本種は大阪城公園では2回目の観察記録。1回目は2006.10.27に北外堀で観察された。全国に飛来する冬鳥の普通種だが、大阪城公園では少なく珍しい。これまで各所で見たが、直近は4~5年前に南千里公園で見て以来だと思う。

 同じ仲間のミミカイツブリは少なく珍しい鳥。
 今回、ミミカイツブリとの識別で少し誤解していたのであらためて図鑑など調べた。
① 顔の白黒は、ハジロの白は頬から後ろは上がり境界線は不明瞭。ミミの境界線は直線的。
② 額の角度は、ハジロ立ち、ミミは寝る。
③ 嘴は、ハジロはやや上に反る。ミミはまっすぐ。
④ 嘴先端部、ハジロは変わらず、ミミは白。

 ミコアイサも東外堀に。一応♀型としておくが正直♂♀について自信がない。
 東外堀のやはり北部、梅林側の石垣に沿って潜水を繰り返している。警戒心は強い方で堀の中央辺りまで近づいてくることはない。
 大阪城公園では12羽目の観察記録。

・オカヨシガモ 8羽 西外堀2・内堀6
・ヨシガモ 6羽 南外堀4・北外堀2
・ヒドリガモ 87羽 東外堀15・南外堀21・西外堀8・内堀9・北外堀34
・マガモ 9羽 人工川1・南外堀2・内堀6
・カルガモ 7羽 東外堀
・ハシビロガモ 75羽 東外堀30・南外堀8・内堀11・北外堀26
・コガモ 26羽 南外堀25・内堀1
・キンクロハジロ 93羽 南外堀1・西外堀6・内堀8・北外堀79
・ホシハジロ 57羽 東外堀16・南外堀3・西外堀10・内堀6・北外堀22
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・アカハジロ×ホシハジロ 1羽 内堀

・オオバン 53羽 東外堀、南外堀・西外堀。北外堀
・カワウ 4羽 東外堀
・カイツブリ 1羽 東外堀
・ハジロカイツブリ 1羽 東外堀
・ミコアイサ 1羽 ♀型 東外堀
・ハクセキレイ 8羽 東外堀ほか
・アオサギ 9羽 東外堀、北外堀
・キセキレイ 1羽 内堀
・ゴイサギ 6羽 北外堀
・カワセミ 1羽 東外堀

・ツグミ 10羽 みどりのリズム、西の丸庭園ほか
・シロハラ 11羽 市民の森ほか
・ウグイス 3羽 音楽堂西側上、西の丸庭園、蓮如前
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・モズ 1羽 西の丸庭園
・オオタカ 1羽 東外堀
・ジョウビタキ 2羽 千貫やぐら、西の丸庭園
・コゲラ 1羽 西の丸庭園
・ルリビタキ 1羽 ♀型音楽堂西側上

■■ミコアイサ(2014.1.16 北外堀)
 北外堀に「パンダガモ」と愛称される、ミコアイサ1羽が飛来。真っ白に黒がすっきりと、コントラストが目立ち、堀の水面にキラキラと輝く。
 大阪城公園でミコアイサが観察されることは非常に少ない。数回の記録があるが、♀または♂エクリプス。今日のように夏羽の白黒のパンダになっている個体は、1996年2月3日に南外堀で1羽を見て以来2羽目。18年ぶりの飛来だ。
 北外堀の中央辺りを東西にゆっくり移動しながら時々潜る。出てくるのを待つと、思ったより遠くに浮かび上がってくる。
 潜水は大変得意なカモ「アイサ」の仲間は魚が主食。 他にはカワアイサ、ウミアイサ、コウライアイサなど。
 女の子なら、秋沙(アイサ)の名前もいい。優しそうで、可愛くて、ちょっと面白い女の子。秋沙なら、キラキラネームでもないし。
 後日、毎日新聞社の記者から電話あり。
 写真の投稿があり、元山さんのブログで情報を得たとの事だったので取材と。ミコアイサや大阪城公園での記録について説明する。
コメント (2)
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ハジロカイツブリ 2022.12.8

2022年12月08日 | Weblog
 東外堀にハジロカイツブリとの連絡をいただき急いで出かける。
 大阪城公園では、2006年に北外堀で見られたのみ、今回で2回目の珍しい種。東外堀の北側部で観察撮影。
 とりあえず速報。
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昨日(12/6) ニシオジロビタキが観察される 2022.12.7

2022年12月07日 | Weblog
 12/6 西の丸庭園でニシオジロビタキが観察撮影されている。大阪城公園にいつも来られているご夫婦のかたで、西の丸庭園の奥のトイレの左側の林と向いのサクラ辺りで観察と。ジョウビタキに追いかけられていたと。
 大阪城公園のニシオジロビタキの観察はこれが21羽目になる。

 大阪府警の行事があって太陽の広場でパトカーや白バイが集まり、2機のヘリコプターが低く飛び回る。カモたちが落ち着きなくヘリコプターが来ると一斉に飛びたつ。

 昨日はコロナワクチン接種5回目に行ってきた。場所はアベノのにある「やすらぎ天空館」3回目の時に行った場所。
 昼になったので回転すしを食べて帰ってきた。もちろん飲みながら。
 私はこれまでのワクチン接種で副反応などまったくない。酒を飲んでも変わらない。なんとなくワクチンの効果が弱いような気もする。

 今日も鳥たちは少ない。この冬はこのまま終わるのだろうか。

・オカヨシガモ 6羽 北外堀
・ヒドリガモ 101羽 東外堀21・南外堀10・西外堀31・内堀15・北外堀24
・マガモ 7羽 人工川2・内堀5
・カルガモ 9羽 東外堀3・人工川4・北外堀2
・ハシビロガモ 59羽 東外堀31・南外堀2・内堀13・北外堀13
・コガモ 23羽 南外堀
・ホシハジロ 117羽 西外堀8・内堀6・北外堀103
・キンクロハジロ 50羽 東外堀19・西外堀5・内堀9・北外堀17
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀

・オオバン 41羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・カワウ 10羽 東外堀、西外堀、北外堀
・アオサギ 11羽 東外堀、北外堀
・コサギ 1羽 人工川
・ハクセキレイ 6羽 大手前、北外堀ほか
・ゴイサギ 3羽 北外堀
・ユリカモメ 4羽 北外堀~内堀の上を飛ぶ

・シロハラ 7羽 市民の森、音楽堂西側上ほか
・カワラヒワ 12羽 市民の森
・ルリビタキ 1羽 音楽堂西側上
・ウグイス 3羽 音楽堂西側上、千貫やぐらほか
・ツグミ 2羽 大手前
・ジョウビタキ 2羽 千貫やぐら、西の丸庭園
・モズ 2羽 西の丸庭園、豊国神社東
・アオジ 2羽 音楽堂西側上、豊国神社裏

※追加情報 ニシオジロビタキ1羽 西の丸庭園

■■ニシオジロビタキ(1998.11.1 ~11.3 梅林)
 フクロウも再びやって来た。ヤツガシラもミゾゴイも再びやって来た。そう考えると、これが最後ということはないのかもしれない。ただしその1羽に出合うのが3年先か30年先か、それとも私の生涯では間に合わないのか。その意味で、合えるかも分からないので続けられるし、分からないので風雨の中のロウソクのような不安を抱えて絶望感の中で歩き回っている。
 でも私は生きている。これだけ努力しているからと、自分を励まして毎回出かけているのだ。そうしてフクロウにもヤツガシラにもミゾゴイにも出合うことができたのだ。
 早朝飛騨の森でO合さんと出会う。彼はオジロビタキらしい鳥を見たと話すので、その場所から飛んだと思われる辺り一帯を探すが見つからない。彼は尾の白が見えた、丸っこい体形は前に見たオジロビタキと一緒だったがと不安げな様子。
 午後になって自宅で当日の記録を整理していると、O村さんからオジロビタキが梅林に出ていると電話。久しぶりにあの独特に鳴声を出しながら飛び回るオジロビタキに再開。勇気が湧いてくる。努力を続ければきっと夢は叶う。
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