大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

セグロカモメ ようやく 2019.11.28

2019年11月28日 | Weblog
 今朝は風が強くて、今期始めて寒いと感じた。

 鳥もカメラマンも少なくて、出会った数人は異口同音に全然いないと話す。風に落ち葉が舞い、鳥はいない、寒い。雨が降ってくる。
 ともかく堀のカモのカウントだけはと頑張る。園内各所にテントなど設営されている。日曜日のマラソン大会のためだろう。

 鳥ではないが、ちょっといいニュースがあって心は暖かい。ホンダが2021年もF1参戦継続すると発表。来年までは契約が続いていたが、21年がどうなるか不安だった。

 F1は夢の世界。たった2台の車を走らせるために、数百人のスタッフと数百億円の経費。下手すると企業本体を揺るがせかねない。

 しかし、企業のイメージアップ等のための参戦。かつてトヨタがF1に挑戦した事がある。8年間頑張ったが、1勝もできず撤退した。
 トヨタの技術が劣っていると言うつもりはない。F1は闇の世界もある。努力だけではなく運もある、そして政治力も。

 かつて世界のスポーツの観客動員数のベスト3は、F1、オリンピック、サッカーと言われた。今 F1は人気薄。
 世界1だったF1ドライバーのアイルトンセナは年収100億円を超えていたと。今はトップのハミルトンでも60億円と言われている。F1ファンとしてはさみしい。

 大阪城公園に着くとすぐに西の空にカラスの群れが騒ぐ。オオタカがモビングを受けて飛び回り、そして見えなくなった。

 第二寝屋川をセグロカモメが1羽。遅かった。よくやく来たかとの思い。ここ数年の初認日は
・2014は、10月27日
・2015は、10月20日
・2016は、10月23日
・2017は、11月15日
・2018は、10月20日

〇 オカヨシガモ 4羽 南外堀、内堀
〇 ヒドリガモ 124羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀
〇 マガモ 5羽 人工川、ここにカルガモだけでなく居てくれると嬉しい気分に。柵から見ているとカルガモが、嫌な顔してすーっと離れて行くのに、マガモ♂1羽が逆に寄って来て見上げている。こいつは・・・。ただし餌付けされている観光地のような場所では、足元に寄ってくるのもいるので行動だけでは。
〇 カルガモ 11羽 人工川
〇 ハシビロガモ 45羽 東外堀、内堀、北外堀
〇 コガモ 37羽 南外堀、内堀 今日はやや多い 
 
〇 ホシハジロ 72羽 西外堀、北外堀
〇 キンクロハジロ 55羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

〇 オオバン 44羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

 速足で一通りの堀を回ってカウント。途中出合った山野の鳥は少ない。例年この時期はこんなもの。途中、雨がパラパラと。

〇 ジョウビタキ 5羽 豊国神社裏、梅林、音楽堂西側上ほか

〇 シロハラ 2羽 豊国神社東、梅林南側上桜広場

〇 ウグイス 1羽 修道館裏

〇 ツグミ 3羽 飛騨の森、梅林

●オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、オオタカ、カワウ、ジョウビタキ、シロハラ、ウグイス、シジュウカラ、アオサギ、ツグミ、セグロカモメ、ハクセキレイ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 

◆◆キンクロハジロ(1994.3.6 内堀)
 大阪城公園の全ての野鳥を撮影するのも記録の一つとして続けているが、いつでも撮影できる鳥は意外と撮れない。そしていいものがない。
 撮影のためにかける時間が違い過ぎるからだ。珍しい鳥なら何日も待ち、何枚も撮影してその中から選ぶように、その鳥に対する思いや意欲が大きい。
 一方キンクロハジロが嫌いという事でなくて、いつでも撮影できると思うと緊張感をなくしてしまう。わざわざ時間を取ってまで、今日でなくても次の機会に、次の機会にとのびてしまう。
 毎年越冬にくるカモは、♂♀を一組で撮影することに決めている。飛来当初はエクリプスが多く、キンクロハジロも、♂の白黒はっきりした美しさはしばらく経過してからになる。
美しくなってから、などと思っているとひと冬が過ぎてしまう。 
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今朝もオオタカ、ハイタカ飛び回る 2019.11.26

2019年11月26日 | Weblog
 晩秋の風情。紅葉の中、風に落ち葉が舞う。 今朝から一枚上着を着て出かけた。初めのうちは暑くて、失敗したと思ったがその内に風も冷たくなって。

 南外堀を観察しようとしたら、一番やぐらの上をオオタカが南から東へゆっくり飛ぶ。優雅で貫禄がある。

 このオオタカ、腰の白が目立つ。出会った大将に確認すると彼もそう見えると。

 そんな解説を図鑑で読んだ記憶がある。「図鑑 日本のワシタカ類」 森岡照明ほか 文一総合出版 を開いてみるが特にその説明は見当たらない。
 
 手元にあった他の図鑑数種を調べていると 「日本の鳥550 山野の鳥」 文一総合出版の、オオタカ写真のキャプションの中に
 「飛翔時、白く長い下尾筒が腰を巻き込むように覆うため、腰が白く見える」 とある。

 昔読んだ記憶にあるのはこれだったか。他の図鑑だったかはっきりしないが。この説明の下尾筒が巻き込む・・・が気になる。

 確実に観察できた訳ではないが、そんな風に見えなかった。例えばハイチュウ♀のように独立して腰が白く見えた。
 このオオタカ、越冬してくれそうなので、シャープに撮影出来たらその点を確認してみるつもり。

 ハイタカも飛び回る。時にカラスに追われる。数時間回るだけで、オオタカもハイタカも見られるのは冬の大阪城公園の楽しみ。

〇 ツグミ 13羽 もみじ園では地面に下りていた。市民の森石の水場にも。鳴き声も各所で。

〇 シロハラ 2羽 市民の森水場、飛騨の森。今のところツグミより少ない。

〇 ジョウビタキ 5羽 もみじ園、修道館裏、豊国神社裏、梅林ほか

〇 ウグイス 3羽 豊国神社裏、修道館裏 笹鳴き

〇 アオジ 6羽 豊国神社裏、音楽堂西側上

〇 ルリビタキ 1羽♀型 豊国神社裏

〇 オカヨシガモ 2羽 内堀

〇 ヒドリガモ 92羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 マガモ 7羽 人工川、西外堀、内堀。カルガモなどと比べると、マガモの♂はやはり目立つ美しさ。

〇 カルガモ 12羽 人工川

〇 ハシビロガモ 42羽 東外堀、北外堀

〇 コガモ 22羽 南外堀、内堀

 次に、水中採餌ガモ、海ガモ、ベイダックなどと呼ばれるカモ。

〇 ホシハジロ 55羽 南外堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 65羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 オオバン 50羽 東外堀、西外堀、北外堀。ちなみにここ数年をさかのぼって同日前後の記録を見ると、
 ・2016=150羽
 ・2017=109羽
 ・2018=47羽
 オオバンは急に増加しピークを過ぎて減少傾向。あの急激な増加は何だったんだろう。

〇 カワセミ 1羽 南外堀一番やぐら下。

〇 カイツブリ 1羽 南外堀

〇 コサギ 1羽 人工川

〇 ユリカモメ 22羽 東外堀

● オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、シロハラ、ジョウビタキ、オオタカ、カワセミ、カイツブリ、カワウ、コサギ、ハクセキレイ、ウグイス、ハイタカ、アオジ、ルリビタキ、エナガ、ユリカモメ、ゴイサギ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。 

◆◆カイツブリ(1995.10.15 北外堀)
 たくさんのカモの中に小さな薄茶色の丸いかたまりが浮かんでいる。遠目には堀に落ちた手まりのように見える。
 すくい上げて両手に包んでふわふわした感触と暖かさを感じてみたい。そんな思いで近づくと、手まりの中から黄色い瞳が出てきて私を見る。
 小鳥たちが茂みの中に飛び込んで体を隠すように、ジャンプしてその勢いで頭から水中に隠れる。出てくるのを待って水面を見続けていると、視線から大きく外れた所に浮かび上がり波紋を広げる。
 「ケレッケレツ」の声とともに別のカイツブリが寄ってきて追いかけ合う。嘴にくわえた魚を奪い合っている。早く呑み込んでしまえばと思うが、逃げる方は羽ばたいて水面を走ったり泳いだりして逃げ回る。魚をおもちゃにして、追いかけっこゲームを楽しんでいるようだ。
 春が近づいてくると徐々に換羽が進み、薄茶色の中に濃い部分が目立ってくる。首筋のエンジ色や目から嘴にかけての白い線もはっきりしてきて手まりの柄も一段と美しくなる。
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オオタカ、ハイタカ 2019.11.23

2019年11月23日 | Weblog
 太陽の広場東の森から細い通路に出た時、自転車の女性に声を掛けられた 「リンゴはなかったですか?」

 ん?。。。。 私の怪訝な顔を見て、太陽の広場東の森の方を指してリンゴです。リンゴ? 
 手で丸い形を作ってリンゴです。 林の中にリンゴが落ちている? リンゴの木がある?
 この女性は・・・と。全く話がかみ合わない。

 太陽の広場で催し物が開催されている。多くの人が行列を作りスピーカーから案内らしき声も流れている。

 で、ようやく理解できたのは、この行事の出し物の中にリンゴはなかったかとの事だ。

 後で鳥友に聞くと 大起水産がカニの大放出とか。たくさんの人が、かごをゴロゴロ引っ張って集まっていると。水産物の他にリンゴ販売もあったのか。
 今朝一番は不思議な会話から始まった。

〇 オオタカ、ハイタカと書いたが、私は見ていない。観察情報。オオタカは飛翔。ハイタカは天守閣東側配水池にとまっていたとのこと。冬は猛禽の季節でもある。

 朝一番に高校生U君からライン。そこで堀のカモのカウントを頼む。そうなると園内の中を回るだけ。山野の鳥は多くない。

〇 ツグミ 9羽 水上バス乗り場、太陽の広場東の森、市民の森、飛騨の森ほか。

〇 シロハラ 4羽 みどりのリズム、市民の森、音楽堂西側上ほか

〇 アカハラ 1羽 太陽の広場東の森

〇 アオジ 6羽 音楽堂西側上、空堀、豊国神社東、一番やぐら

〇 アトリ 8羽 市民の森、飛騨の森

〇 エナガ 11羽 梅林南側上桜広場ほか

〇 ジョウビタキ 1羽 ♂梅林

〇 ヤマガラ 2羽 沖縄復帰の森

〇 ウグイス 4羽 沖縄復帰の森、豊国神社裏ほか

 北海道に鳥見に行くという鳥友と立ち話。LCCで行くと旅費はかなり安い。それくらいなら私も行ける。
 しかし私は極度の高所恐怖症。飛行機などとんでもない。

 20代のころ仕事で、ある団体の事務局を担当していた。その旅行で九州からの帰りが飛行機! 嫌な仕事。でも仕方ない。基本的な案内は旅行会社の方がやってくれる。気は楽だが飛行機が。

 空港で出発前にワンカップ酒を3本ほど一気に飲む。酔った勢いでとの考え。改札と言うか中に入ってから、飛行機は小1時間遅れるとのこと。

 その間に酔いが覚めたらどうしようと恐怖。ビールの販売を見つけ3缶ほど飲んで出発待ち。ようやく機内に。ところが席は窓際、外が見える。何という席を!

 真ん中の方にお願いして席を代わってもらう。シートを倒すと酔いも回って眠ってしまう。突然激しく肩をたたかれて目が覚める。

 今でいうCAさん。出発はシートを起こしてくださいと。夢の中で伊丹空港までのはずが。なんで起こすねん( ;∀;)
 
 やがて動き出す。そのころから尿意が激しくなってくる。もう限界。シートベルトをはずしよろよろとトイレへ。
 飛行機は上昇中で機内は坂道。必死に後ろの方にあったトイレへたどり着く。壁につかまっておしっこする。

 ともかく高い所はだめ。怖かった記憶はたくさんある。30年ほど前に大和川と石川の合流点にオガワコマドリが出たことがあった。
 
 その時に渡った橋が怖かった。車が通るような大きな橋でなかった記憶。オガワコマドリ見たさに緊張の限界で渡ったような。
 他にも恐ろしい記憶は数々ある。堺市のハーベストの丘。二度と行かない、思い出したくない。

 私が高所恐怖症でなかったら、もっと広い鳥見の世界に羽を広げていたかもしれない、でなかったから、狭い大阪城公園をテーマにして観察記録、調査をすることになったのかもしれない。

〇 オカヨシガモ 2羽 激減

〇 ヒドリガモ 36羽 ちょっと少なすぎる。もちろん一気に減少はあるし、時間的に増減もある。 カウント中に次々下りてくる群れを観察することはよくある。

 でも気になってU君に再度確認のライン。U君からひでキングにも確認したが間違いないと。 そうか。了解。

〇 マガモ 1羽 人工川

〇 カルガモ 9羽 人工川

〇 ハシビロガモ 50羽

〇 コガモ 9羽

〇 ホシハジロ 47羽

〇 キンクロハジロ 32羽  

〇 オオバン 39羽

〇 カワセミ 1羽 第二寝屋川

 この時、西外堀でバン観察とラインが! 他に南外堀にカイツブリ2羽と、U君から。

● オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、バン、カイツブリ、ツグミ、アカハラ、シロハラ、メジロ、シジュウカラ、ハクセキレイ、アオジ、アトリ、エナガ、ゴイサギ、コサギ、ハイタカ、オオタカ、ジョウビタキ、カイツブリ、バン、カワセミ、カワウ、アオサギ、ヤマガラ、ウグイス、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


ツグミ (1992.2.16 沖縄復帰の森)
 秋が近付くと昨年の最初に合った日を思い出す。今年もやってくる頃だとか、気候の影響で遅れるのではないかと気にかかる。 
 渡来数も多い代表的な冬鳥で、この公園でも普通に見られる。飛来当初は群れで鳴きながら飛んでいたり、枝にとまっていたりしていることが多い。しかし冬も深まると地面に下りてきて1羽や2羽で跳ね歩きながら採餌しているのが見られる。
 その頃には警戒心も弱くなって近距離で見ることができる。ツグミ特有の胸を反らした姿勢で立ち止まり私をじっと見る。
 かつて大量に殺されて焼き鳥にされた歴史があり、禁止された後も密猟で捕獲され続けた。法律が改正されて取締りも強化されていると聞くので実効があがることを期待している。
 しかし、何千万羽と殺された先祖の記憶が今も体の中を流れているのだろうか、私の心に話しかけてくるようなあの瞳が気になる。
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秋深まってカモたち。 2019.11.21

2019年11月21日 | Weblog
 11月も下旬。朝は寒くなってきた。大阪城公園もあの賑わいは・・・といった感じで静か。鳥もカメラマンも少ない。

 冬は赤い鳥。関心はそちらに移ったのだろう。残念ながら大阪城公園は赤い鳥向きではない。

 歩いていると足の指が痛い。何故かと思いながら歩いていたが、ますます痛くなる。とうとう我慢できなくなって、ベンチに座る。靴下を脱いで驚いた。指が血だらけに。

 原因はすぐに分かった。ちょっと前に 「腰痛」 を発症した。足の爪が伸びて切ろうとしていた矢先のことだった。
 しかし靴下を履くのが精いっぱい。とても爪を切る姿勢はとれなくて、気にしながら伸び放題。
 その結果、薬指の爪が中指の横に当たって歩くたびに突き刺さる。

 自分で爪も切れない、情けない話し。野鳥の素晴らしい話を書きたいがネタがなくて。

 そう言えば夏ごろに鳥友から 「私のブログで、鳥の情報を求めているのは2割くらい。8割はその他の話しを楽しみにしている」 とはっきり言われた。

 ・・・んーこれは。一瞬返事に困った。どんな理由であれブログにきていただくのはうれしい。しかし本来の 「大阪城の野鳥速報」 が目的でないと言われると。微妙な思い。

 もちろん無駄話しでも楽しみという方も大歓迎。彼もやや大げさに言ったのだろう。せめて半分くらいは 「大阪城の野鳥速報」 が目的ではないか。

〇 オカヨシガモ 32羽 西外堀、北外堀、南外堀

〇 ヒドリガモ 175羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 マガモ 5羽 西外堀

〇 カルガモ 7羽 人工川

〇 ハシビロガモ 83羽 東外堀、西外堀、北外堀

〇 コガモ 12羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 ホシハジロ 48羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 42羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

 ヨシガモは見られなかった。越冬してほしかったが、旅の途中の休息だったのだろう。

〇 オオバン 東外堀2・南外堀2・西外堀14・北外堀13

〇 ハクセキレイ 12羽 各所

〇 アオサギ 1羽 南外堀

〇 コサギ 1羽 人工川

〇 キセキレイ 1羽 東外堀

〇 ユリカモメ 1羽 北外堀に着水

〇 ジョウビタキ 4羽 太陽の広場東の森、梅林、修道館裏、飛騨の森

〇 シロハラ 2羽 市民の森、音楽堂西側上

〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上

〇 ウグイス 3羽 豊国神社裏水場、音楽堂西側上

〇 オオタカ 1羽 上空飛翔

〇 ツグミ 3羽 飛騨の森、城南地区

● オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、ジョウビタキ、シロハラ、メジロ、アオジ、アオサギ、コサギ、オオタカ、キセキレイ、ウグイス、シジュウカラ、カワウ、ユリカモメ、ツグミ、キジバト、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 

◆◆ハシビロガモ(1993.11.30 内堀蓮如前)
 天気は下り坂で夕刻から雨になるとの予報だった。空を見上げると薄い雲が全天を覆い、ところどころ雲が切れてわずかに青空がのぞいている。
 ちょうど太陽がその切れ目に入ると、周りの木々が一斉に明るくなり景色が変わる。日差しの中にいると気持ちがよく小春日和の暖かさだ。
 双眼鏡を首に下げ歩き回っていると、梅林側の内堀に数羽のコガモを見つけた。彼らはいつも石垣に沿った端の方で浮かんでいるので、うっかりすると見逃してしまう。
 ♂が3、♀が2と数えていると双眼鏡の中に別の1羽が入ってきた。あきらかに大きさも体型も違う別種だ。よく見ると大きなくちばしが目に入った。顔に比べて不自然なほど大きなくちばしを持ったハシビロガモだ。
 30分ほど泳ぎ回ったり石垣の隙間に石に上がって羽の手入れをしたりしていたがちょっと目を離した間にいなくなってしまった。
 内心わくわく。コガモは見られるがハシビロガモは大阪城公園初認のカモだ。いつも見られるようになればいいと本心から願った。
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やっと バン 見つける! 2019.11.19

2019年11月19日 | Weblog
 秋深まる。今秋の大阪城公園の紅葉はまあまあ。年によって、はっと目を見張るほど鮮やかな紅葉の年もある。

 相変わらず夏と同じ服装で出掛けたが、北外堀のカモを数えている時に冷たい風に吹かれ、さすがに寒いと思った。次からは1枚増やさないといけないようだ。

 先日のブログで、カラフトムシクイの事を書いた。キマユムシクイの関係で種々調べた結果、カラフトムシクイはかなり珍鳥だと。

 そのカラフトムシクイの事で、二人の方からメールをいただいた。一部を紹介。

 一人目の方は、福岡市のNさん。
 「数年前に都市公園で2月ごろ撮影。高い木の中段あたりに単独で動いている小鳥を見つけて、カラフトムシクイとのこと。
 ネットで拡散されてからは、連日公園は人だかりでした(笑)4月ころまで滞在していたと記憶にあります。」

 二人目の方は、鶴見緑地のDさん。
 「大阪府鳥類目録2016 にカラフトムシクイの観察記録がないとありますが、実は、2016.11.29に鶴見緑地でカラフトムシクイを観察撮影しています。
 日本野鳥の会大阪支部の機関紙「むくどり通信」2017.1で大阪府初記録として紹介されています。」

 カラフトムシクイは珍鳥で、年齢的に私は一生合えないだろと書いたので、こんな観察もありましたよと連絡していただいた。

 ともに町の中の公園で見られている。大阪城公園でも出ないとは言えない。何歳まで大阪城公園に通えるか分からないが、出合うかも知れないということだ。

 Nさん、Dさん 観察情報をありがとうございました。こんなメールうれしいねー!勝手に一部紹介させていただきました。

 ちょっと前から観察されているバン。元は西外堀、北外堀に移ってまた西外堀。私は一度も見ていない。
 私がいないと言って、その後から行った人が見付ける。・・・ん。何故見付けられないのだろう。
 確かに年齢とともに探鳥能力の低下は自認している。悲しいが受け入れざるを得ない、

 しかし、堀の中の水鳥は比較的見つけやすい。で、今朝は何としても見付けてやろうと覚悟して双眼鏡に手を。

 カモのカウントしながら目を凝らす。こんな場所にカモと一緒に浮んでいる奴ではない事は百も承知。でも慎重に。。。やはりいない。

 次は、本来の場所。西外堀は石垣の下部に草が茂っている。あいつはこんな場所が好き。草の下に入り込んでいないか、端からゆっくり双眼鏡を動かす。東側、西側、場所を変えて南側。端から端まで、何度も草の下の奥の水面を探す。

 心の隅に、今日もだめか・・・ちょっと暗い気持ちが沸いてくる。
 その時、発見!!!千貫櫓の下、水面から1メートルほどの草に上がっている。まさか草の上とは。
 よく見ると緑の草を食べている。バンってこんなのも食べるのか。

〇 バン 1羽 西外堀の千貫櫓下 成鳥冬羽

〇 オオバン 34羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 カワセミ 1羽 人工川

〇 オカヨシガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀

〇 ヨシガモ 11羽 南外堀 ♂8♀3 ヨシガモってやはり美しい。しかもこんなに集まって。越冬してくれないかな。

〇 ヒドリガモ 112羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 マガモ 4羽 西外堀、内堀 

〇 カルガモ 10羽 人工川 カルガモだけになってしまった。人工川には、コガモもマガモもいたのに。

〇 ハシビロガモ 55羽 東外堀、南外堀、内堀、北外堀

〇 コガモ 20羽 南外堀、内堀

〇 ホシハジロ 36羽 南外堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 55羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 ツグミ 8羽 市民の森、沖縄復帰の森、城南地区、飛騨の森ほか。今秋はツグミがやや多い。

〇 シロハラ 1羽 飛騨の森

〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上、豊国神社東

〇 ジョウビタキ 3羽 音楽堂西側上、愛の森、天守閣東側配水池

〇 エナガ 9羽 音楽堂西側上、メジロと一緒に

● オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、マガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ツグミ、ハクセキレイ、カワウ、アオジ、シジュウカラ、ジョウビタキ、エナガ、メジロ、カワセミ、バン、シロハラ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


◆◆オオバン(2001.11.25・12.5 南外堀)
 初記録種を見つけるたびに、この公園をフィールドにしている者しか分からないだろう感動に包まれる。それが、誰にも驚きを与えない普通種であってもだ。
 このオオバンにしても、私でなければ一瞥でやり過ごされていただろう。どこにでも生息していて、目にしたバーダーたちが“何だオオバンか”で終わってしまうのがごく普通の反応だからだ。
 今までなかった事だが、アオウキクサが南外堀に広がりカモの飛来に変化が出はじめていた。そんな中で一番やぐらの下の石垣に伸びた草木に、身を寄せるようにして休んでいるのを目にしたのが初認だった。
 しばらく観察を続けても活発な動きが見られず、落鳥の可能性もあると判断したほどだ。そしてこのことが完全な撮影への意思を鈍らせたことも真実だ。
 いつまでもいるだろう、条件の揃った時にゆっくり撮影すればよいと。もう一つ、800ミリにテレコンを使ったことによるブレ対策が不充分だったこともそうだ。
 しかしある朝、彼女は(彼は)見られなくなっていた。大阪城公園を後にしたようだ。そうなくなるともう少し早めに手をうっておくべきだったと少し反省もしているが。
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今日もカモのカウントが主。心は♪♪♪ 2019.11.18

2019年11月18日 | Weblog
 まだ夢の中にいる思い。風が頬に心地よい。紅葉始めた木々が輝く! もう、嬉しくて嬉しくて♪

 昨夜F1ブラジルGP開催、そこで我フェルスタッペン (レッドブル ホンダ) が優勝!
 今期3勝目 2位がガスリー (トロロッソ ホンダ) ホンダが1-2フィニッシュ!

 夢かと、いや夢でもこんな事は。

 昨夜は寝ていない。脳の興奮で寝付けない。5時ごろになってようやく、うとうと。いつもなら目が覚めるころだ。ぼーっとして登城する。とりあえずカモのカウントだけでもして帰ろうと。

 音楽堂の上で、さかなやさんに出会う、昨夜のレースの事をしゃべっりまくった。鳥の話しもあったか、よく覚えていない。まだ興奮が続いているようだ。

 南外堀に着いたあたりから、脂汗がじっとり。双眼鏡でカモを数えているとめまい。すべての堀を回れるか?不安に。コーヒーでもと自販機に向かう。おっ!レッドブルを見つける。
 お祝いだ!迷わず購入。 翼をさずけてもらうつもり。

 カモを数えていても、嬉しくて嬉しくて。昨夜のレースの事なら、いくらでも話せる。
 本当は1-2-3フィニッシュの可能性があった。表彰台をホンダが独占。もしそうなら、過去に1度あった。私の記憶では30年ほど前のイギリスGPだった。

 キリがない、この辺で止めておこう。鳥の話しが一つもないやんかと言われそう。

〇 オカヨシガモ 14羽 西外堀、北外堀

〇 ヒドリガモ 176羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 マガモ 10羽 人工川、西外堀

〇 カルガモ 15羽 人工川、西外堀

〇 ハシビロガモ 86羽 東外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇 コガモ 6羽 南外堀、内堀

〇 ホシハジロ 36羽 東外堀、北外堀、

〇 キンクロハジロ 73羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀

〇 バン 1羽 成鳥冬羽 西外堀観察情報 先日から見られている。

〇 オオバン 38羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇 カイツブリ 1羽 西外堀

〇 ユリカモメ 11羽 北外堀舞い飛ぶ。確か先日の、ひでキングにあったので今季初ではないが私は初。 いよいよカモもカモメもやってくる冬が。

 先日紹介した 「決定版 日本のカモメ 識別図鑑」 が活躍しそうなカモメがきてくれないなか? もっとも自分で答えは出せないかもしれないけど。種々、調べている時間も楽しい。

 ちなみに大阪城公園でこれまで記録のあるカモメの仲間は
● ユリカモメ
● ウミネコ
● カモメ
● セグロカモメ
● オオセグロカモメ

〇 ミヤマホオジロ ♀1羽 音楽堂西側上で観察撮影される。

〇 アトリ 8羽 一番やぐら、飛騨の森

〇 ジョウビタキ 5羽 市民の森、城南地区、飛騨の森、音楽堂西側上ほか

◎ オカヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、モズ、シロハラ、オオバン、アオジ、ミヤマホオジロ、ハクセキレイ、カワウ、カイツブリ、カワラヒワ、アトリ、ウグイス、ツグミ、ジョウビタキ、ユリカモメ、バン、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 
◆◆バ ン(2007年10月23日~12月16日 内堀)
 昨年からアゾラ(オオアカウキクサ)が増え初め、やがて内堀の半分位を覆うようになった。ヒドリガモやハシビロガモが盛んに採餌している。
 そんな中にシルエットが違う奴が目に入った。朝日が逆光ではっきり確認できない。形や首を前後にする動き方でクイナだと思われた。脇に白い模様が見えるからバンのようだ。
 大阪城公園初記録だ。見やすい方へ回って近づくと、他のカモ達はそのまま採餌を続けているのに、この鳥だけが急いで対岸の方へ泳ぎだし、あわてた様子で水面低く飛んで逃げる。やがて石垣の隙間に身を隠して動かなくなる。
 これまで各地で餌付けされたカモに混じって、近距離を平気で泳ぐバンを見た記憶がよくあるので、ついうっかり近づいてしまった。失敗だ。
 その後も内堀の西の丸庭園側で時々見かける。そっと植え込みに隠れて様子を見るが30~40mの距離でも気付かれて逃げられてしまう。このバンはクイナの仲間らしい本来の強い警戒心を持った個体だった。
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カモのカウントが主 2019.11.15

2019年11月15日 | Weblog
 今朝も心地よい秋晴れ。夏と同じ服装で出かけたら初めのうちは日差しが恋しい気分。そのうち全く忘れてしまって。
 
 大阪城公園駅を出たところで 「ラーメンフェス 2019」 が開かれている。ラーメンが好きな方は、大阪の種々のラーメンが味わえる。
 若い頃はラーメンが大好きだったが、今はどちらを選ぶかと言われると、そばがいい。できるまでの間に、ちょっとつまんで酒を飲んで待つ。

 大阪城公園の鳥たちも、ちょっと落ち着いた。夏鳥から冬鳥へ。
 これからは、カモたちのカウントが主な目的になる。各堀を回ってカモの種と数を数えるだけ。
 正直いって楽しいー。というものではない。機械的に数えてメモに記入して次へ。
 頭の中は、今日の昼は何で飲もうか? コンビニ? OBPにするか?京橋にするか?・・・など。思いながら数えている。
 
〇オカヨシガモ 12羽 西外堀、内堀

〇ヨシガモ ♂1羽 北外堀

〇ヒドリガモ 155羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀

〇マガモ 7羽 人工川、西外堀

〇カルガモ 11羽 人工川、第二寝屋川

〇ハシビロガモ 62羽 南外堀、内堀、北外堀

〇コガモ 23羽 南外堀、内堀

〇ホシハジロ 19羽 北外堀

〇キンクロハジロ 40羽 東外堀、南外堀、北外堀

〇オオバン 23羽 西外堀、北外堀

〇ハクセキレイ 14羽 各所

〇カイツブリ 1羽 東外堀

〇コサギ 1羽 人工川

〇カワセミ 2羽 東外堀、内堀

〇ゴイサギ 1羽 北外堀

 いよいよ夏鳥は見られなくなったようだ。今ごろ南へ南へ旅を続けているんだろうな。また来春まで。

〇ツグミ 5羽 市民の森、音楽堂西側上、北外堀

〇モズ 梅林高鳴き

〇ウグイス 2羽 音楽堂西側上、沖縄復帰の森

〇アトリ 3羽 飛騨の森水場に下りてきたと

〇キクイタダキ 1羽 山里丸

〇ジョウビタキ 5羽 飛騨の森、内堀、市民の森、水上バス乗り場

●オカヨシガモ、マガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、オオバン、ハクセキレイ、カイツブリ、メジロ、ツグミ、モズ、ウグイス、シジュウカラ、カワウ、コサギ、カワセミ、アトリ、キクイタダキ、ジョウビタキ、ゴイサギ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

★★★ 最近のこのブログのコメントについて ★★★

 勘違いもはだなはしいコメント。ブロックして削除すれば終わりだが、私はあえてそのままにして、多くの方に見てもらおうとの考え。

 長くこのブログを見ていただいている方は、こんな事が時々あるので、ご存知かと思う。

 そしてその時の、私の基本姿勢もご存知だと思う。いつも同じ対応。
 誉めるなら匿名でもいい。でも反対の意見を言うなら、まず名前や住所、電話などをはっきり出して言う事。

 「電柱に体を隠して、ちょっと顔を出して、ションべんたれ!あほ!」 とわめいている小学生と同じ。

 大阪城公園での野鳥観察のマナーなど喚起してきたつもり。その結果、私がどれだけ誹謗中傷、脅迫されているかを知らない。

 昔は差出人空白のはがき、今はネット。基本のセリフは
 「お前の公園か! お前に言われなあかんねん!」
 「お前の鳥か!」
 「調子乗ったら殺すぞ!」
 「何様のつもりじゃ!」」

 だいたいこんな感じ。で、連絡先を知らせてくれ、どこかで会おうと書くがそれきり。

 喧嘩しに行くつもりではない。意見が違うなら話ししよう。答えが出なくても、種々の意見があって当然。一緒にならない事を、お互い理解すればいいだけ。
 声かけても返事がない。せめて大阪城公園で声を掛けて下さいとお願いするしか。

 友人から、「おまえは歳取って、酒飲んで、切れやすくなってる。もうやめとけ」 説教された。

 ・・・友人の勧めもあって、不本意ながら、今後そんなコメントは即削除することにした。本当はいいものも、悪いのも、すべてそのまま公開して見てもらうのが私の主義だったが、確かに歳とってすぐにイライラするようになった。

 削除すればいいだけのこと。今後そうします。
 ただ、メールはそのまま開けてあります。ご意見がある方はどうぞ。ただし自分を名乗ってからお願いします。
 私も真摯に返事します。意見が違ってもそれはそれだと思います。よろしくお願いいたします。
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大阪城公園カモたちの季節 2019.11.13

2019年11月13日 | Weblog
 今朝も素晴らしい秋晴れ。散歩するだけでも心豊かになる。

 遠くから鳥友が、キマユムシクイをと来られたが、残念ながら昨日を最後に見られなかった。野鳥はそんなもの。ある意味仕方ない。
 私としては、せっかく来られたのでぜひとの思いだったが。

 今秋のキマユムシクイの初認記録。調べていただいて結果 10月8日西の丸庭園で、迎賓館で雨宿りの時に1羽を観察撮影と。
 大変お手数をお掛けした。結果キマユムシクイは、初ではなかった今回は2回目。
 今朝は見られなくなったが、園内どこかにいるのではないだろうか。そんな気がする。

 カラフトムシクイを調べていて 「大阪府鳥類目録2016」 日本野鳥の会大阪支部 を開いてみると観察記録がないことを知った!カラフトを甘く見ていた。
 かなり珍しい種かも。そこで 「日本鳥類目録 改訂第7版」 を調べると、

●カラフトムシクイは、本州では、 IV(不規則な渡り、迷鳥、不定期飛来)

●キマユムシクイは、本州では、 PV(通過、渡り、旅鳥)

 次に図鑑 「日本の野鳥550 山野の鳥」 文一総合出版を開くと

●カラフトムシクイは、▽、毎年あるいはほぼ毎年、日本のどこかに飛来する程度で・・・ベニバト、セジロタヒバリ、クロウタドリ、ズグロチャキンチョウなど。

●キマユムシクイは、〇、日本全土~半分以上の地域で繁殖または越冬するか、渡りの途中に通過するが・・・ハヤブサ、アオバト、コシアカツバメ、マミジロ、ホオアカなど。

 そうだったのか。カラフトムシクイは結構、珍鳥の部類の鳥。
 一方、キマユムシクイは、ごく普通の鳥。アオバトやマミジロと同程度。これらなら大阪城公園では毎年普通に観察される。

 もちろん地域や環境によって大きく変わることは理解しているが、カラフトムシクイとキマユムシクイはこんなに違う! ある意味、驚きと新鮮!
 この様子なら私の人生でカラフトに合うことはないかも。あの腰の黄白色は夢か。

 コマドリも見られなかった。ようやく旅立ったのか。
 こうして秋が深まり冬を迎える。カモたちが本格的になる。毎年ずっとこんな事を繰り返している。

〇オカヨシガモ 37羽 

〇ヒドリガモ 154羽

〇マガモ 12羽

〇カルガモ 10羽

〇ハシビロガモ 57羽

〇コガモ 6羽

〇ホシハジロ 20羽

〇キンクロハジロ 28羽

〇オオバン 19羽

 山男Tさんから、昨日バンを北外堀で観察したと聞く。今日は、じっくりカモのカウントしながらバンを探すが見当たらない。
 その後山男Tさんから、見つからないと連絡あり。残念!

〇カワセミ 人工川 小さな魚を捕らえていた。 

〇コサギ 1羽 人工川、その後南外堀六番やぐらの下へ

〇シロハラ 5羽 市民の森ほか

〇アオジ 音楽堂西側上、空堀ほか

〇ヤマガラ 2羽沖縄復帰の森

〇ジョウビタキ 4羽 梅林南側上桜広場、一番やぐら、沖縄復帰の森

〇メボソムシクイかオオムシクイ 1羽 飛騨の森

〇キクイタダキ 1羽 飛騨の森

〇シメ 1羽 飛騨の森

● オカヨシガモ、ヨシガモ、マガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、メジロ、オオバン、シジュウカラ、シロハラ、アオジ、ヤマガラ、ハクセキレイ、カワセミ、ジョウビタキ、コサギ、メボソムシクイ、キクイタダキ、シメ、モズ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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キマユムシクイ、コマドリ 滞在中 2019.11.12

2019年11月12日 | Weblog
 今朝も秋らしい気候。ここ数年夏から残暑、そしていきなり冬。秋が無いと嘆いていたが、今秋はなかなかいい。木々の紅葉の変化を楽しみながら大阪城公園を探鳥。

 予約していた 「日本のカモメ 識別図鑑」 が届いた。著者は 「日本のカモ」 と同じ氏原巨雄・氏原道昭先生。
 本の装丁は 「日本のカモ」 と全く同じ。ひと目みた瞬間は間違ってしまうほど。これはあえて同じにしたのだろう。

 「日本のカモ」 は多くの方が活用されていると思うが、今回の 「日本のカモメ」 も同じようにイラストと写真を十分に使って分かりやすい解説してある。 図鑑としては、カモと同じで画期的。孫引きを連ねた図鑑ではない。

 大阪城公園の場合、カモメはほとんどユリカモメかセグロカモメ。この図鑑が常に活躍する場所は多くないが、どんな鳥が現れるか分からない大阪城公園。1冊用意しておくと安心。

 カモメが好きで、河口や港など、海辺によく出かける方は必須。ぜひお勧めしたい。
★ 日本のカモメ 識別図鑑 (誠文堂新光社)


〇 キマユムシクイ 1羽 梅林南側上桜広場。前回のブログで今秋初と書いたが、その後メールをいただき、10月の中旬に観察撮影されているとのこと。なので、今秋初ではない。その観察について、月日など詳細の確認をお願い中。

 今回のキマユムシクイについて複数の方からメールで照会があった。これはキマユムシクイかと?
 近年では、2015年から16年にかけて主に豊国神社裏で越冬したキマユムシクイ1羽がいた。当時カラフトムシクイかの識別点について図鑑を開いて調べた記憶がある。

 ところが、いかんせん私の脳みそは奈良漬。思い出せない。再び図鑑などを開いて調べる。
 細かい点は無視して、とりあえずカラフトムシクイならポイントはこの3点。

●1番目 腰が黄白色。
●2番目 頭央線はっきり。
●3番目 下嘴も黒。

 来年聞かれたらまた、思い出せず繰り返すだろう。奈良漬では無理。毎年同じ事を繰り返している。
 今さら自慢できるところもない。しかたない。朝から飲んで酔っ払っていられるのが幸せ。そんな日々。

〇 コマドリ♂1羽 豊国神社裏水場。今日も滞在中。

〇 アオジ 5羽 音楽堂西側上、空堀。

〇 ジョウビタキ 5羽 沖縄復帰の森、修道館裏、梅林ほか

〇 ヤマガラ 1羽 ピースおおさか。

〇 アカハラ 1羽 市民の森

〇 シメ 1羽 市民の森

〇 マミチャジナイ 1羽 市民の森

〇 ツグミ 4羽 市民の森、飛騨の森、第二寝屋川

〇 モズ 1羽 梅林で高鳴き

〇 ウグイス 1羽 梅林で笹鳴き。はっきり聞こえた。

〇 アトリ 1羽 飛騨の森

〇 シロハラ 2羽 市民の森、天守閣東側配水池

 内堀の蓮如前で水面フェンスに上がって休んでいるカモ数羽、頭を埋めて動かない。足の色は見える。オカヨシガモと、ヨシガモと、カルガモと、コガモの足の色は・・・??分からなくなって!

 リュックから図鑑を出して見ていたら、自転車でH本さんがやってきて図鑑で調べているところを見られてしまった。
 「半年ぶりに見ると、分からなくて」・・・と弁解気味に返事。

〇 ヨシガモ ♂成鳥 1羽。

〇 オカヨシガモ 22羽 南外堀、西外堀、内堀

〇 ヒドリガモ 91羽 東外堀、南外堀、西外堀、北外堀。意外と増加しない。

〇 マガモ ♂2♀2 人工川

〇 カルガモ 8羽 東外堀、人工川

〇 ハシビロガモ 73羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 コガモ 23羽 南外堀、人工川、西外堀、内堀

〇 ホシハジロ 14羽 南外堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 45羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 オオバン 29羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 カイツブリ 1羽 南外堀

● 今日の鳥たち
 オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、オオバン、アオジ、ジョウビタキ、ヤマガラ、カイツブリ、ハクセキレイ、シジュウカラ、ヤマガラ、ハクセキレイ、コサギ、アカハラ、シメ、マミチャジナイ、ツグミ、モズ、ウグイス、アトリ、シロハラ、カワウ、コマドリ、キマユムシクイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、


◆◆キマユムシクイ(2007.11.25 音楽堂西側上)

 音楽堂西側上でひでキングが、ムシクイがいると話しかけてくる。ムシクイの時期には遅いが知人から先週にも見たと聞いている。
 枝葉の中を動き回る小さな鳥に双眼鏡を合わすと、眉斑、翼帯がはっきりと見える。ムシクイだ。
 今頃メボソが残っていたのか。しかし印象が違うと思った時、目立つ2本の翼帯に気付き確認すると彼もはっきり見たと。
 キマユかカラフトか。初記録だ。急いでカメラを向けて撮影しようとするが、なかなか全身をゆっくり見せてくれない。一瞬もとまってくれない。小さい鳥ほど動きが激しいのだ。 メジロの群れととともに、見えなくなったり、再び出てきたりを繰り返す。
 かろうじて数枚を撮影することができた。大阪城公園初記録種のため識別には慎重を要する。
 観察と写真を参考に識別したポイントは、
①同一行動をとっていたメジロより小さい。
②11月で基本的には夏鳥の時期は過ぎている。③2本の翼帯が目立つ。
この①②③から、メボソムシクイ、エゾムシクイ、センダイムシクイでは無いと判断できる。
 小型で明瞭な2本の翼帯を持つことから、キマユムシクイかカラフトムシクイのいずれかであろう。
④観察中にはっきりとした頭央線は確認できなかった。
⑤下嘴の基部が黄肉色。
⑥時期的にも合う。

 以上からキマユムシクイと識別した。
 その後、バーダー誌の記事にムシクイの翼式を見つけた。これによると、キマユムシクイとカラフトムシクイにはっきりとした相違が見られる。
キマユムシクイでは初列風切の先から2枚目3枚目4枚目が同じ長さで最も長く、5枚目より長いとなっている。一方、カラフトムシクイでは3枚目と4枚目が最も長く2枚目はそれより短いとなっている。
偶然、写真の中に羽を広げたものがあった。翼式を見るとキマユムシクイにぴったりと符合する。
これによりキマユムシクイとの判断を補完するものとなった。(後日この点では問題あり)
十年ほど前だったが、水場に降りてくる鳥を撮影していたら、メジロより小さいムシクイのような鳥が来たと、撮影している人の話を聞いた記憶がある。
彼らは地味な鳥や識別には興味をもたないので、そのままになってしまったようだ。今から思えば詳しく聞いて、撮影したのなら写真をもらっておくべきだった。 

       
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ルリビタキ多し、コマドリも滞在中。 2019.11.9

2019年11月09日 | Weblog
 秋晴れの日が続く。確かに行楽のシーズン。カップルが芝生の上にシートを広げて、彼女の膝枕で寝ている彼。
 横の大きなバッグには、彼女の手作りのランチなど入っているんだろうなぁ。幸せそうないい景色。

 豊国神社裏で、山男Tさん、さかなやさん、おきらく先生などと立ち話。 途中 「あっウグイス」 とおきらく先生。
 豊国神社の塀の中からウグイスの笹鳴きが聞こえたと。私は聞こえない。すると山男Tさんも今鳴いたと。さかなやさんは集音器の調整をして耳を澄ましている。

 とうとうウグイスの笹鳴きも聞こえなくなったか・・・。年齢相応に各部が劣ってくることは覚悟しているが。
 笹鳴きは聞こえやすい音と理解している。これまで何度も何度も聞いた。頭の隅にはっきり記憶している。

 その時私の耳に 「チャッ・チャッ」 聞こえた♪! 今鳴いたやろ?、とおきらく先生に確認。OK! まだ大丈夫。ウグイスは大丈夫。

〇 イケメン コマドリは今日も滞在中。一番人気で30人以上。周囲の草は処理されていて、死ぬほど引っ付く 「ひっつき虫」 今日は大丈夫。 誰かが手入れしてくれたのか。

 場所によっては、カメラマンなど観察者が増えると、周りに迷惑をかける恐れがある。一般の通行者を優先に、お互い協力して観察撮影を楽しもう。

 大阪城公園では、一般の方に迷惑をかけるカメラマンは、はっきり断る!! 大阪城公園のルールに従わないカメラマンは断る!!

 適当にしていれば、市民からの苦情が増えて、やがて 「三脚禁止!・撮影禁止!」 と自分たちに返ってくる。

 大阪城公園では、大阪城公園の常連の人たちのルールに従って楽しんでください。よろしく。 「郷に入っては郷に従え」

〇 ルリビタキ多し。今秋はルリビタキが多い。 ♂2♂若1♀型4で合計7羽。今日は梅林南部に多かった。今朝の二番人気はここ。ほかに音楽堂西側上、飛騨の森など。

〇 キマユムシクイ 1羽 梅林南側との情報をいただくも詳細不明。キマユムシクイなら一昨年以来。 まず基本は、カラフトムシクイとの識別ポイントを確認撮影すること。ところが、これが簡単にはいかない。小さい奴ほどよく動く。

〇 ツグミ 4羽 市民の森、飛騨の森、梅林

〇 マミチャジナイ 1羽 市民の森石の水場に下りたと聞く

〇 アオジ 4羽 音楽堂西側上、天守閣東側配水池ほか

〇 ジョウビタキ ♂4♀3 梅林、人工川、飛騨の森、修道館裏、豊国神社裏ほか

〇 キクイタダキ 1羽 飛騨の森 

〇 アカハラ 4羽 飛騨の森、豊国神社裏ほか

〇 シロハラ 6羽 梅林、市民の森、山里丸

〇 ウグイス 2羽 飛騨の森、音楽堂西側上

〇 カワウ 2羽 第二寝屋川

〇 ヤマガラ 2羽 音楽堂西側上

〇 ハクセキレイ 12羽 各所。人工川で、豊国神社裏辺りで顔の白っぽい奴を見たと声を掛けられる。
 以前、教育塔前の南外堀で見かけた事をブログに書いたが、それを覚えていて教えていただいた。驚きと感謝。

 ありがたい。感謝しかない。ハクセキレイの亜種は意外と難しい。でも違うかなと思う奴を観察し記録しないと始まらない。将来その観察の重い意味が分かるかも。

 当時も、酔っぱらって書いていたので忘れている。声を掛けられて思い出す。
 
〇 コサギ 3羽 人工川1羽、本丸日本庭園池2羽

〇 カワセミ 3羽 人工川、西外堀、北外堀

〇 カイツブリ 1羽 南外堀。

〇 オカヨシガモ 7羽 南外堀、北外堀

〇 ヒドリガモ 西外堀、北外堀

〇 カルガモ 9羽

〇 ハシビロガモ 48羽 北外堀

〇 コガモ 10羽 南外堀、人工川

〇 ホシハジロ 15羽 南外堀、西外堀、北外堀

〇 キンクロハジロ 東外堀、南外堀、西外堀、40羽

〇 マガモ 9羽 人工川、南外堀、西外堀

〇 オオバン 21羽 西外堀、北外堀 

★ オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、ハシビロガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、オオバン、ハクセキレイ、メジロ、シジュウカラ、マミチャジナイ、コマドリ、ツグミ、アオジ、ルリビタキ、コサギ、カワセミ、ジョウビタキ、キクイタダキ、アカハラ、シロハラ、ウグイス、カワウ、カイツブリ、ゴイサギ、アオサギ、ヤマガラ、キマユムシクイ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。


◆◆ツグミ(1993.11.30 梅林南側上桜広場)

 梅林南側上桜広場の水たまりを前にして座っていると、ケッとツグミらしき声が聞こえた。この時期のツグミは地上に下りてこないで樹頂部にとまっている。
 見上げると高木の枝から下を見ている。下りたがっているようにみえる。 
 そっとカメラの前に座ってそのまま動かずに様子を見ていると下の枝に移ってきて、水たまりと私を見比べている。
 双眼鏡で見ると彼の目が大丈夫かと聞く。私が回りを見回してうなずくと、彼は一気に水場に置いてある枝に下りてきた。
 しかし水たまりを前にしてなおも悩んでいるように私を見る。今の間に早くと声をかけるとやっと水たまりに下りてうまそうに一口飲んだ。
 次は水浴かと思うと、そこに突然ジョウビタキが飛び込んできた。彼は驚いて高い枝に飛び上がった。
 人や犬には注意したがジョウビタキには気づかなかった。私が悪かった。
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