大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

5/29 今朝も散策気分、アカショウビンでも来てくれたら。

2015年05月29日 | Weblog
 まだ5月だと言うのに、朝から暑い。気温は記録的だという。ここ何年間、集中豪雨だったり、猛暑だったりして日本も熱帯気候に近くなっているような感じ。温暖化が影響しているのだろうか。

 今のところ、大阪城公園の野鳥の渡り、データーに明らかな変化は見られない。というより、今はそのような考えの分析をしていない。

 今年もリュックにネットを取り付ける。
 これは絶対にお勧め 夏の暑さ対策グッズで一番だと思う。

 今年はユニクロのインナー 「エアリズム」 を購入。真夏にならないとまだ効果は分からない。ただし着ないよりこれを着た方が絶対に涼しいと勧められている。リュックのネットを超えるだろうか。

 漫才師今いくよさんと、俳優今井雅之さんの訃報がTVニュースで。お二人ともまだまだ若い。やりたい事がいっぱいあっただろうな。悔しいだろうなと、思いを馳せると辛い。

 人生は突然何が起こるか誰にも分からない。
 人の目や評価を気にするより、満足した日々を過ごすこと。そんな思いで生きてきた。これからも。

 南外堀沿いを歩いていると、黒っぽく見えるトンボ。ちょうどとまったので撮影。珍しいのだったらいけないので、ひでキングに送っておこうと。
 すると通勤途中の、ひでキングとばったり遭遇。早速カメラのモニターを見せると 「コシアキトンボ」 

 特別珍しいトンボじゃないようだ。
 トンボはまったく分からない。でも目についただけでも。

 今年も鳥のネタがなくなる時期がきた。
 秋までこのブログを休止してもいいのだが、たまに出会った人や、メールなどで、鳥でなくても楽しみにしていると言われるとついつい。
 しかし、投稿した後で数日間、後悔する時もある。

 最後は 「まぁーいいっか!」 人生、生きる事は恥をかく事との言葉もある。恥をかいても、死ぬより生きている方を選ぶ。

5月のアカショウビンの記録。
・1992年5月17日 梅林南側上から音楽堂西上
・2001年5月19日 西の丸庭園茶室周辺
・2007年5月11日 城南車両入口付近
・2008年5月18日 弓道場トイレ付近
・2009年5月24日~25日 音楽堂西上
・2009年5月30日 豊国神社裏~音楽堂西上
・2009年5月31日 梅林南側上、豊国神社裏、音楽堂西側・南側など。
・2010年5月22日 教育塔裏。天守閣東配水池、音楽堂西上でも。
・2012年5月14日 豊国神社裏~梅林南側
・2013年5月21日 市民の森
・2014年5月25日 豊国神社東~豊国神社裏~修道館裏

 アカショウビン、まだ期待はできると思う。参考にどうぞ。

●今日の私を癒してくれた鳥たち。
シジュウカラ、カワウ、カルガモ、ツバメ、ササゴイ、アオサギ、ヨシガモ、キンクロハジロ、ホシハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/27 今日もホトトギス。それにサメビタキ。

2015年05月27日 | Weblog
 佐渡で今年もトキが巣立ったそうだ。野生下での巣立ちは4年連続で今季初。過去これまでに43羽が巣立っているとのこと。
 こうして順調に増えていくことは素直にうれしい。

 四国の鳴門市では、電柱の上にコウノトリが巣作りを進めているとのニュース。
 先の台風の強風で巣材などが飛ばされてしまったが、再び枝などを運んでいる。これもどんどん増加して、全国で普通に見られる鳥になってほしい。

 今朝は大阪城公園に着いたら、社会運動顕彰塔辺りでいきなり 「ジジロ・ジジロ」 とオオムシクイ。

 私の印象では、オオムシクイはだらだら現れるより、集団で一気に出て通過していく。 今日は各所でこの声に会えるかも。 少し期待が。

 オオムシクイは春しか確実な記録ができない。
 鳴いているのが一番確実。撮影しやすそうな場所で会えればいいと思いながら回る。 が、結局オオムシクイは朝の1羽のみ。

 みどりのリズムに入ると、突然 「テッペンカケタカ・テッペンカケタカ」 の大きな声。
 ホトトギス近い。よしよしと声の辺りを探すが全く分からない。 もう一度鳴くのを待つ。 ベンチに座って待つ。 しかし、先の声のみで以後鳴かない。

 結局20分ほどで後にする。もしこれがカッコウだったら1時間は待つ。セグロカッコウだったら一日待つだろう。珍鳥度でなく、総合判断で待つ時間は変わる。

 市民の森、音楽堂西上、城南地区、大手前といつものコースを回って豊国神社東。 遠くでスマートな飛び方、枝へのとまり方の鳥に気付く。

 すぐに向かう。双眼鏡で確認。サメ三兄弟にひとつだと分かる。この時期にも居たのか! と頭の中はコサメビタキ。
 けっこう低い枝にとまってくれる。 ん! よく見るとコサメビタキでなくサメビタキか?

 リュックから急いでカメラを取り出してセットする。でもすでに高い場所に移ってしまっている。取りあえず数枚シャッターを切るがそれだけ。

 再びいつもの調査コースの南外堀沿いに戻る。すると目の前に現れて近い枝にとまる。 これは幸運と十数枚シャッターを切る。
 目的は識別。そのためポイントが写るように。いい条件ではなかったが撮影できた。

 一番やぐらに進むと、再び目の前にサメ三兄弟のひとつ。 これも見やすい所にとまる。いったんしまったカメラを再び出して撮影。リュックは地面に放って置いたまま。何故か、私の歩く先に飛んできてくれる。

 帰宅後、パソコンで詳細確認。サメビタキなら、

 ①胸や脇は灰褐色が不明瞭な縦斑風に濃い。 ②顔や頭が黒っぽい。 ③白いアイリング目立つ。 ④下尾筒に灰色の軸斑。 ⑤嘴下からの形状は、基部が幅広く正三角形。 ⑥嘴基部のみ黄色。 ⑦初列風切りの突出。

 などが一応の識別ポイント。
 ⑤⑥がやや気に入らない写真もあるが、総合判断でサメビタキと判断。

 南外堀でササゴイが2羽。
 ツバメが2羽空堀を飛び回る。
 本丸日本庭園池でコサギ1羽。

 今朝がた見た夢。石垣にキセキレイが1羽飛んできて尾を振りながら歩く。今なぜキセキレイ? キセキレイが何かを暗示しているのか。よく分からない。
 でも見た時、何故かうれしい気持ちになったことは覚えている。

 「♪一番最後に見た夢だけを 人は覚えているのだろ・・」
 言葉つらだけで、全くつながりはないが、今朝は大阪城を回りながら、このフレーズが何度も何度も。 

 今日出会ったバーダー・カメラマンは一人のみ。普段は鶴見緑地との男性。毎年繰り返しているが、春の渡りが終わるころ。

●今日の可愛い野鳥たち。
 シジュウカラ、オオムシクイ、メジロ、カワウ、ササゴイ、ツバメ、コサギ、サメビタキ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/25 緑が濃い。散策にはいい・・・が。

2015年05月25日 | Weblog
 青葉が茂って散歩にはいいが、鳥見には向かない時期。渡りもほぼ終わりかけ。

 ムシクイの声も聞こえず。いつものコースを早足で回る。太陽の広場東の森でホトトギスが1羽とのこと。

 今期は先日までジュウイチが多かったが、その後はホトトギスが多い。5月14日の初認から今日までで、述べ12羽。同一個体の複数日滞在だったり新しい個体が飛来したりしていると思われる。すべてを完全には個体識別はできないが、これだけ観察されるのは記録的だ。

 鳥が少ないので、早く終わって第二寝屋川を前に座って缶ビールを飲みながらのんびり。

 下流からエンジンの音が近付いてきて、10メートルくらいの小さな船。

 後ろの端に一人の男が、エンジンの操作ハンドルを握って、真っ直ぐ前を見て、
 弁天橋の下をくぐって川上へ、エンジン音が小さくなって消えていく。

 水上バス乗り場あたりから飛び出した、キジバトが、パタパタと飛び上がって、滑空。
 これは、彼のディスプレイフライト。

 キリキリコロコロとカワラヒワが三羽、頭の上を北へ。

 何度か川を横切って行き来するのが、イソヒヨ。きっと北東の建物で繁殖中。

 ふと気付くと、すぐ下にカルガモ親1羽に、可愛いいヒナが6羽。リュックから急いでカメラを取り出して撮影。カモたちは、付いたり離れたりしながら水上バス乗り場付近へ見えなくなる。

●今日の素敵な鳥たち。
 アオサギ、ハクセキレイ、ホトトギス、シジュウカラ、カルガモ、コゲラ、カワウ、ササゴイ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/22 「大阪城公園の野鳥 全種撮影」 

2015年05月22日 | Weblog
 今朝は少し早足で歩くと汗をかく。昨日よりかなり気温が高いようだ。

 今日も夏鳥は寂しく、オオムシクイが1羽太陽の広場東の森の東の通路沿いで鳴いたとの1件のみ。

 実は昨日、大阪城公園 「初記録種」 が出た!

 昨日、南外堀にカワウが3羽着水した。ちょうど朝日が逆光で水面に輝いてフォトジェニック。カワウが飛び立つ瞬間の羽を広げて助走するところを撮影しようと、感度を上げ、AFを全点にしてカメラを向けていた。

 その中を横切った鳥。はじめはツバメかと。水面を飛び回っている。でも違うとカメラから目を離して見ると、イソシギが2羽追いかけ合っている。その設定のままレンズを向けて十数枚連写。

 10秒ほどで2羽は大手門を超えて北へ飛び去る。カワウのためにあえて逆光の位置取りをしていたので、写真は、はっきりアンダーになっている。
 再びカワウの撮影や飛んできたツバメの幼鳥を撮影して帰宅。

 湯割りを飲みながらブログを。ちょっと昼寝してブログ完成。
 その後、撮影した鳥を思い出し、パソコンに取り込む。拡大し明るくすると!イソシギじゃない!!

 イソシギなら翼にはっきりと白い翼帯が見える。羽ばたきも独特。あの時瞬間よく見ないで、イソシギと決めてしまっていた。
 一気に目が覚めた。
 「キアシシギ」 だ。ただしキアシシギは珍しい鳥ではない。というより最も普通に見られるシギチの代表のひとつである。

 大阪城公園で言えば、シジュウカラやメジロ程度。海岸や河川、干潟などへ行けば必ず見られる。
 でも大阪城公園にキアシが?信じられない。今朝市民の森で出会った大将やK氏に見せるとやはり 「キアシシギ」 
 当然なのだが、やっぱりキアシ。

 大阪城公園の野鳥の調査記録を長年続けている。そのデーターを記録しまとめるのは当然だが、もう一つ 「大阪城公園の野鳥 全種撮影」 も目標のひとつ。
 このキアシシギで164種目になる。シギチをみると次の7種。

○ケリ(2000.4.9 空堀で撮影成功)
○ムナグロ(未撮影。2010.4.20 大将が撮影成功)
○コチドリ(数回の撮影成功)

○ヤマシギ(数回の撮影成功)
○オオジシギ(2002.4.22 豊国神社東で撮影成功)
○チュウシャクシギ(未撮影)
○イソシギ(2008.5.20 ほか撮影成功)

 今回は新しくキアシシギが増えた。
 新しく増えたのを偶然撮影できたのはうれしいが、本心は微妙。
 なぜなら新しいのが増えるより、これまで撮影できていない種をやっつけていきたいのが本心。

 つまり、本当はムナグロかチュウシャクシギだったらもっと嬉しい♪
 大将のムナグロの写真を見るたびに羨ましくて! 今後大阪城公園でムナグロやチュウシャクシギに会えることがあるんだろうか(涙)

 北外堀で越夏中のホシハジロとキンクロハジロとマガモ♂が一緒に、岸側に沿ってやってくる。
 この時期マガモは珍しいと、待っているとどんどんと近づいてくる。パンでもねだる様子で足元に。

 ところが、マガモはそこまで3羽できたのに、少し離れて堀の中ほどへ。 こっちを見て 「グゲェ・グガァー」 と鳴いている。
 どうせアヒルやろと、なめていたら意外と野性味のある奴。

 30年以上も前に琵琶湖の湖北へ 「カモ鍋」 を食べに行った。
 もちろん野生のカモは一切食べない。いつも楽しませてくれて、心を豊かにさせてくれる野生のカモは当然絶対に食べない。
 看板に 「天然マガモ」 などの店には入らない。 入口で最初に聞くのは 「天然か飼育か」
 店は嘘でも 「うちは天然しか使ってません」 
 私は 「それなら結構です」 と店を後にする。

 翌日、飼育している場所に見学に行った。ざっと数百のマガモ。いやアヒルと言うべきか。平場でニワトリのように飼われていた。

 野生のマガモと、品種改良されて完全に肉や卵のために飼育されているアヒルとは色合いなどは似ていても違う。アヒルは腰の辺りからして明らかに大きい。

 ところがアヒルとマガモが交雑しハーフ。そのハーフがアヒルと交雑。それがマガモと・・・・などなど。結局境目がアナログ状態。
 で。今日のマガモはどう記録したらいいのだろう。
 結論は付けずに、観察した形態や生態をそのまま記録するだけ。

 コアジサシが見られない。ここ数年はこの時期には目にするのだが、今期数回の観察があるが、それだけ。増えてこない。
 今日は帰途、いつもの繁殖地を確認に行った。
 多分、工事が始まっていたり、機材が運び込まれていたりしているだろうと予想していた。

 ところが、昨年と変わっていない環境。 なのに営巣が全く見えない。コチドリまで見られない。
 広々とした工場跡地。高い塀に囲まれ人や犬、猫の心配はない。なのに。 今年は全国的にコアジサシの到着が遅れているのか。あるいは数が極端に少ないのか。
 継続してコアジサシの繁殖地を調査観察されている方がおられたら、今年の状況をぜひ教えてほしい。
 
※追加情報=マミチャジナイ1羽。市民の森。


●今日の私を癒してくれた野鳥たち。
シジュウカラ、オオムシクイ、アオバト、カルガモ、ツバメ、カワウ、ホシハジロ、キンクロハジロ、マガモ、ヨシガモ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、マミチャジナイ。
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5/21 サンコウチョウ、エゾムシクイなど。

2015年05月21日 | Weblog
 これだけ枝葉が茂ると見つけるのは大変。動く鳥を見つけ双眼鏡で捕まえたらスズメ。何度か繰り返したが、みんなスズメ。

 この時期、頼りになるのは目より耳。ところが今は耳もあてにできない。高音やかすかな声をよく聞き逃す事がある。

 園内の林は静か。フィトンチッドを浴びて散歩気分で歩く。

 夏鳥は、ツバメ、もみじ園上を飛翔。南外堀の堀に伸びた枝に幼鳥1羽。何故か、兄弟姉妹も居なくて親もやってこない。
 ササゴイ、南外堀1羽。堀の石垣下部を歩いて移っていく。
 エゾムシクイ、元射撃場。
 サンコウチョウ、一番やぐらから豊国神社東、♀1羽。
 
 アオバト、太陽の広場東の森と愛の森鳴き声。
 エナガ2羽が飛騨の森。
 カワウ、南外堀、西外堀、第二寝屋川で7羽。

 本格的な繁殖期で声も少ない。目立たないように目立たないように頑張ってる。
 シジュウカラのファミリーによく出会った。音楽堂西上、豊国神社裏、本丸日本庭園池、飛騨の森などなど。
 巣立ち直前に、明らかに幼い幼鳥を連れているのもあれば、親と変わらないくらい成長しているのもある。ここでは3月くらいから繁殖しているので、二番子かも知れない。

 ちなみに一番子、二番子と言うのは、長男、次男とか長女、次女とかの意味ではない。
 スズメ目の鳥は、条件が良ければ1シーズンに2回とか3回繁殖する。

 例えば、あるシジュウカラのつがいが、4月5日に幼鳥8羽を巣立ちさせたとすると。この8羽すべてが一番子。その後、5月22日に、2回目の繁殖で4羽を巣立ちさせた。この4羽が二番子。
 ただし、この表現が野鳥の世界で正しい用語かどうか。詳しく理解していないがよく耳にする。

 今朝は空気が乾燥していて、しかも気温がやや低い。 一番快適と言える気候。
 アオサギが、かなり上空をゆっくり旋回。
 内堀でカルガモ1羽がアヒル1羽といつも一緒に行動。

 越夏カモは、内堀ヨシガモ♂、北外堀ホシハジロ♀とキンクロハジロ♀。
 
●今日の可愛い鳥たち。
 アオバト、ハクセキレイ、ツバメ、シジュウカラ、ササゴイ、カワウ、エゾムシクイ、サンコウチョウ、カルガモ、エナガ、アオサギ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/19 みどりのリズムでマミジロが鳴く。

2015年05月19日 | Weblog
 今日も天気予報を読み違えた。雨雲レーダーの動きを見て6時ごろに家を出た。道は濡れているが、雨は上がっている。これからどんどん明るくなって、日差しも出てくるだろう。

 ところが読み間違い。雨が降ってきた。豊国神社で雨宿り、大手前の売店の軒先で雨宿り、大手門で雨宿り、青屋門で雨宿り・・・・。
 雨宿り時は、することがない。頭の中でいろいろな思いがめぐる。
 少し小降りになっては歩き出す。

 月形半平太。「春雨じゃ濡れて行こう」
 このセリフ、若い人はまったく知らないだろう。40代より上なら知っているかも。

 幕末の京都、長州藩士の月形半平太の恋と剣の物語。その中の有名なセリフ。

 二人が時間を過ごして、表に出ると小雨。
 舞子が傘をさしかけて言う 「月様、雨が」
 彼が言う 「春雨じゃ濡れて行こう」
 すっと、こんな言葉が出る男、並みじゃない!  

 いつの時代もそう、粋でプライドを持っていないと男ではない。男はプライドを守るためには人も殺す。昔の任侠やくざの世界。今の暴力団は論外。
 普段酒飲みでふらふらしている男に見られているだろうが、プライドを傷ける行為は許さない。それが俺の矜持。

 みどりのリズムで 「キョロッ」 声がする。
 一番に頭に浮かぶのはマミジロ。でも声だけで識別すると間違う恐れがある。

 声の方を探すと、木々の先の空いた間の枝にとまっているのを見つける。双眼鏡で見ても、曇り空、逆光、林の中。条件が悪くて。
 少なくともアカハラではない。

 こんな時デジタルカメラが役立つ。感度をISO 12800に上げる。プラス2補正。十数枚撮影しモニターで最大にして確認。マミジロ♂。若い個体だ。

 大型ツグミは声がいい、基本 「カキクケコ」の 「キ」 で歌う。
 キョロリー、キョロン、キョローン、キョキョッ、コキョコキョー、カッキヨッー、ケッロッリーッ。などなど。文字にするのは難しいが雰囲気で。

 アカハラ、マミジロ、多分ツグミやシロハラも、なのに、クロツグミだけが 「森の歌い手」 などと称賛されるのか。
 それは歌い方の違い。簡単にすると、マミジロは 「キョロン・ツリーッ」
 アカハラは、「キョロン・キョロン・ツリッー」 とマミジロはキョロンが1回。アカハラは2回。

 ところがクロツグミは、カキクケコを全部使って長く歌い上げる。「キョローン・キョローン・ケキコキコーツリ・ココキュッツー・ケキョッツー」 つまり声や音質でなく歌い方の違い。

 マミジロだって、あの声で長く歌い続けたら 「森の歌手」 とか言われていたに違いない響きのある声。

 今朝は結局、雨宿りを繰り返しながら、とりあえず基本コースを早足で回って帰宅。大将から梅林でオオヨシキリと。

 大阪を2分した都構想の投票が終わった。賛否ほぼ5分5分。
 今の私は大阪城公園の事。大都市の中の緑の塊が果たす役割の重要性を理解すべき。数十年後、気付いても間に合わない。

 バリアフリー。人の集まる施設には階段の横にスロープがある。最近の施設なら初めから設計、デザインに入っている。障害者や年寄が使いやすいように。
 古い建物は後から無理にスロープを付けている。使いにくい、見た目も悪い。何故なら、当初の設計思想に入っていなかったから。

 今、大きな都市の設計には野鳥を入れるべきと言うのが私の考え。
 気づいて後からでは無理。野鳥の世界はもっとはるか昔から地球に生きている。地球がダメになる、ヒトが生きていけるのか。

 ぎりぎりになって、あわてて追加スロープを作らないよいうに。
 気づいてほしい。大きな都市には、空間のある緑が必要。決して無駄ではない。いずれ分かる。地球規模のことで分かる。
 私はもうこの歳まで好きに生きてきたからいい。でも子や孫や世界の子供たちの未来のために。よろしく。

●今日の鳥たち。
 マミジロ、シジュウカラ、コゲラ、オオヨシキリ、カルガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/18 飛騨の森 ホトトギス鳴く。

2015年05月18日 | Weblog
 もともと寝つきの悪い方。昨日は3時半ごろまで全然眠れず。TVを付けたり消したりして悶々としていた。

 なのに起きたのは5時ごろ。結局1時間半ほどしか寝ていない。目は充血して真っ赤。目の奥が痛い。

 ふらふらと大阪城公園に出かける。青葉がみごと。枝葉が茂り見づらい。声も重要。しかし、夏鳥の声は皆無。

 この時期は、まだ渡りが完全に終わったのではない。多くはないが、トケンや、サンコウチョウ、ムシクイなどが期待できる。
 昨年のこの時期の記録を見ると、サンコウチョウ、ジュウイチ、カッコウ、ホトトギスなどが観察されている。
 個人的はカッコウに会えるといい。 

 南外堀と内堀でウシガエルの声 「ウーウー」
 変なのが飛んでいる、急いで双眼鏡を目にすると今話題のドローン。

 聞こえる声は、シジュウカラ、メジロ。スズメ、ムクドリなど。ハシブトガラスの巣からヒナらしき声も。
 愛の森では、ハシブトガラスのヒナが落鳥。昨日からだそうだ。

 出会ったバーダーやカメラマンはわずか3名。
 ようやく飛騨の森、北外堀沿いでホトトギスが鳴いたと。今日の夏鳥はこれのみ。あっ!ツバメ2羽内堀も。

 ネタが無いので、「バーダー誌6月号」 のアトリの大群の件。
 1996年の3月。兵庫県の生野峠の先だった。着いたのは早朝で真っ暗。前の山から 「ザーッ」 という音が常時聞こえる。小川の音だと思っていた。やや空が白んでくるとアトリの群れが次々飛び出す。

 前の山はすべてアトリだった。音は羽音だった。
 飛び出した群れが空を覆って舞う。これは圧巻。ただただ圧倒される。話では20万羽とのこと。どうして数えたんだろう。

 少し前になるが、岐阜県の根尾村に大群が飛来したこともあった。薄墨桜でよく知られる所である。
 この時は16万羽とか18万羽と言われた。上空を舞い飛ぶアトリは、まるで雲のよう。
 海中でイワシの大群が群れて、そこに大きな魚がやってくると一斉に逃げ、群れは二つに分かれ、先ではまた一つになる。こんな映像がよくある。

 この時のアトリもそれと同じ。ハヤブサが高速で一気に突っ込んでくると、アトリの群れは、バーンと割れたように二つに分かれる。また一つの塊になる。濃い所や薄い所。

 ちょうどハヤブサがつかみ損ねたアトリが落ちてきた。手にするととても暖かい。ちょうど腰の辺りに一撃を受けたようで出血があった。もちろん即死。

 当時は、大阪城公園の記録もしながら、珍鳥情報などにも時々出かける鳥見をしていた。
 最近、アトリ大群の話しを聞かないが、どうしたんだろう。懐かしい昔の話し。

●今日の鳥たち。
カルガモ、シジュウカラ、カワウ、コゲラ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホトトギス、アオサギ、アオバト、エナガ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

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5/14 まだ終わってないぞ! 春の渡り。

2015年05月14日 | Weblog
 今朝も五月晴れ。
 今日は遅めにやってくる鳥たちでにぎわう。

○始めはホトトギス。
 市民の森、みどりのリズム、太陽の広場東の森と各所で 「テッペンンカケタカ・テッペンカケタカ」 と大きな声を響かせる。
 この声を耳にすると思い浮かぶ、小倉百人一首の句。

 「ほととぎす 鳴きつる方を 眺むれば ただ有明の 月ぞ残れる」

○次にジュウイチ。
 今期は本種が多い。これまで5/3、5/4、5/5、5/8、5/11。そして今日。 主に太陽の広場東の森で、激しく 「ジュウイチイ・ジュウイチイ」 声が響く。
 撮影された鳥友の写真では、胸に縦斑が確認できる。 いわゆる幼鳥。

 幼鳥の表現はかなりあいまい。普通は、「その春に生まれたヒナが、秋の換羽をするまでの鳥」 ということになる。 ゆえに幼鳥が見られるのは秋。

 だから春の渡りに幼鳥が見られるのは理解できない。この個体もつい先日、生まれた訳ではない。昨年の春から初夏に生まれたのだ。 つまり1年は過ぎている。
 こんな場合、若鳥とか亜成鳥とかという事が多い。 だからと言って繁殖する能力がないのではない。

 過去、春の渡りで胸に縦斑のある個体は観察されている。私はその都度、幼鳥と表現することが気になっている。しかしそう解説している図鑑も多い。私も結論に至らないので、同じ事をくり返している。

○サンコウチョウ!
 今月9日にサンコウチョウ、フィーバーがあった。一日に7羽も観察されたのだ。ビルや高速道に囲まれた、都会の中の公園で。

 今日は、太陽の広場東の森♂1羽。市民の森♂1羽。みどりのリズム♀1羽。愛の森♂1羽。本丸日本庭園池でも見られたとの情報。
 今期はオオルリやキビタキの渡りは、ぼちぼちの印象だったが、他の鳥はなかなか面白い結果。

○ムシクイが多い。
 大きな集団が通過していると思われる。サンコウチョウなどを探して樹頂部を見上げていると、次々と目に入るムシクイたち。
 大阪の各地の公園などでも、今日はムシクイが多く観察されていると思う。

 高い所を動いているのは、とても識別できない。しかし鳴いてくれるのも多く、センダイムシクイは各所で9羽。エゾムシクイは3羽。メボソムシクイは6羽。そしてオオムシクイは梅林南側上桜広場で1羽。
 ムシクイ4姉妹がそろった。

○サメ3兄弟のうち。
 沖縄復帰の森でサメビタキ。先に観察している女性に教えていただいた。
 サメビタキは10日の日曜日にも、この沖縄復帰の森で観察されている。同じ個体かどうかは分からないが、春のサメビタキは大変少なく貴重。

 コサメビタキは、天守閣東配水池に北側で1羽。コサメビタキにしては珍しく枝先で動かない。じっくり観察できた。
 私の頭には、春と秋でコサメビタキの印象は違う。羽衣がかなり違う。換羽の関係だと思うが、秋は雨覆や風切の羽縁が白く目立つ。春は目立たないと。
 でもこの個体は、春なのに秋と同じように羽縁が白く目立っていた。

○マミジロ♪♪
 音楽堂西上の通路でマミジロの♀と出合う。今朝は他所でいろいろ出ているせいか、この場所は静かで誰もいない。
 通路の柵の下から出てきたマミちゃん(マミジロの♀) 少しづつ近づく。でもいきなり飛んで逃げたりしない。
 こんな時、私は心の中で声をかける 「マミちゃん。心配しなくていいよ。大丈夫だから。いい子、いい子」

 結局マミちゃんは10メートルほど先で、のんびり採餌して私を許してくれた様子。 そっとカメラを向けるが暗い。シャッター速度は20分の1。

 50年を超えるカメラ歴の私でも、600ミリ手持ちでは限界。取りあえず50枚ほどシャッターを切る。感度は800。次にマイナス1補正。これでシャッター速度は倍になる。
 それでもブレは簡単ではない。ただただシャッターを切る。つまりこの状況では、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる作戦。

 そう言えば先日、例の彼が一杯飲むとブレ防止。とか言ってた。確かに、今焼酎の湯割りがあれば、ピタッと止まったりして(笑)  

○その他。
 第二寝屋川でコアジサシ1羽。
 みどりのリズムでキビタキ♂1羽。
 コルリ♂、市民の森。

※追加情報=ジュウイチは2羽だったと。太陽の広場東の森にコサメビタキ。

●今日の魅力的な鳥たち。
 センダイムシクイ、ホトトギス、ジュウイチ、コルリ、アオバト、シジュウカラ、サンコウチョウ、キビタキ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、メジロ、マミジロ、サメビタキ、オオムシクイ、ヨシガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、アオサギ、コサメビタキ、コアジサシ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/13 台風一過。 薫風の中。

2015年05月13日 | Weblog
 春の渡りの終盤。この時期はトケンやサンコウチョウなどが期待できる。サンコウチョウは、先日乱舞があった。この後はどうだろうか。

 今朝はホトトギスとカッコウを期待して林の中を歩いたが・・・。

 先日の沖縄復帰の森のジュウイチは、その後市民の森に移動し、夕刻6時過ぎに最後のさえずりを聞かせたと大将。

 春の渡りでトケンが遅いのははっきりした理由がある。 
 この仲間は、抱卵したり育雛したりしない。托卵し仮親に育てさせる。
 つまり、早く来ても意味がない。托卵相手が巣作りして卵を産んだ頃に到着すればいい。

 本能といえ凄い行為。仮親は托卵されたヒナも自分の子と思って、必死になって育てる。やがて自分の数倍の大きさになっても頑張って餌を与える。

 トケンの親は、卵を産み付けたら後は知らん顔。わが子が大きくなって秋には東南アジア方面に渡らないといけない。

 秋になると子どもたちは、親の案内もなしに、行ったこともない、見た事もない、どこにあるか分からない、南に向かって旅立つ。

 中島みゆきの歌 「最後の女神」 の歌詞
 ♪ まだ見ぬ陸を信じて 何故に鳥は海をゆけるの ♪

 本当に何を信じたら行けるのか・・・見た事もないところへ
 この歌は男と女の心か。愛した相手の本当の心は分からない。でも信じて進む。まだ見ぬ愛を信じて海をゆく。行先に陸があることを信じて。

 この季節。こんな事を思いながら、薫風香る林の中を一人歩く。好きな時間。
 たとえ鳥たちに会えなくても。まだ見ぬ夢を信じて。

 第二寝屋川をコアジサシが1羽。水中に飛び込むが捕れたかどうか。
 市民の森で、キビタキ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、アオバト、イカルのさえずり。
 社会運動顕彰塔でカワラヒワのさえずり。

 人工川でアオサギが、例の日光浴のポーズ。カメラを向けても気にしない。座禅の僧みたい。全く私を無視。

●今日の可愛い鳥たち。
 ハクセキレイ、コアジサシ、カワウ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、アオバト、イカル、キビタキ、シジュウカラ、メジロ、カワラヒワ、アオサギ、カルガモ、ヨシガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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5/11 ジュウイチの声ひびく五月晴れ。

2015年05月11日 | Weblog
 沖縄復帰の森でジュウイチが鳴く。 第一声は5時35分と大将から。

 何度も近い所から鳴き声が聞こえる。しかし姿を見るのが大変。かろうじてちょっとだけ。でも声は何度も聞くことができた。

 名前の由来は鳴き声からきている。私に聞こえるのは、「ジュウイチ」 の後に 「イ」 が付く。「ジュウイチイ」 そしてこれを何度か繰り返した後、最後に 「ジュビジュビジュビビ」 が付く。
 
 ここまで聞こえたらフルコース。 「ジュウイチイ・ジュウイチイ・ジュウイチイ・ジュジビ・ジュジビ・ジュビビビビ」

 サンコウチョウが今日も。
 西の丸庭園に入口前と本丸側を数回行き来したと。その後西の丸庭園に入ったのか。今日は休園日。

 メボソムシクイが1羽、社会運動顕彰塔。
 コルリ♀、飛騨の森。

 第二寝屋川でコアジサシが1羽、下流へ飛ぶ。
 上空をゆっくりチョウゲンボウが舞う。

●今日の素敵な鳥たち。
 ジュウイチ、シジュウカラ、メボソムシクイ、サンコウチョウ、カワウ、ツバメ、ヨシガモ、カワラヒワ、カルガモ、アオサギ、コアジサシ、コルリ、チョウゲンボウ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。
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