大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

ベニマシコ空堀。ツミ、ミコアイサ滞在。2022.1.31

2022年01月31日 | Weblog
 朝は曇り空、昼前になって青空が見えてくる。早くも1月の末。

・ツミ17日目。今朝のツミは、朝一番にピースおおさかに出て、数人が観察撮影したとの事。その後豊国神社裏から堀を超えて城南地区へ飛んで行方不明。
 ここ数日前から観察場所は市民の森から、沖縄復帰の森~ピースおおさか付近へと大きく変わった。

 先日南外堀を観察していると、男性が 「今はどんな特別な鳥がいますか?」 と声を掛けてきた。
 見ると同年配くらいの男性で、頭は白いものが混じった短髪で、身なりはすっきりして自然。私と違って全体に落ち着いて品のある雰囲気の男性だった。
「ツミとミコアイサです」
「そうですか。私は東京から来た者です」 
「東京ならツミは珍しくないでしょう」
「そんな事もないが・・・」

 大阪城公園の野鳥なら、このブログで発信していますからと名刺を差し出して別れた。
 もう仕事はリタイアしてるように見えた。観光の感じでもなかった。目的は何だったのかと、夜の眠れぬ布団の中でふと思い出した。長い人生の中のほんの僅かなふれあい。

 今日もツミもミコアイサも滞在中なのが嬉しい。鶴見緑地のトモエガモも滞在中。このまま春まで。
 私は先日75歳を迎えた。若い人に私がアドバイスできる一つの事。人生は露の干ぬ間。その時、その時をいっぱい楽しむ事。人生は必ず終わるから楽しんだ方が得。

・ミコアイサ53日目。東外堀。見ていると羽の手入れを始めた。こんな時はその後に羽ばたくことが多い。
 カメラを構えて待っていると、やはり水面に立ち上がるようにして羽ばたく。連射する。後でパソコンに取り込んで、「日本のカモ識別図鑑」 にある雨覆いと三列風切りの白色部が繋がっているのか、途切れているのか見るつもり。

・カワウ 西の空からカワウの群れ。ゆっくり南外堀の上を南東へさおになりかぎになり、続いて同じような大きさの群れが続いて現れ、合体して大きく旋回し市民の森上空辺りで北へ見えなくなる。
 その後しばらくして西外堀を観察中、第二寝屋川上辺りを下流へ向かう大きな群れがビルの影に見え隠れする。多分同じ群れだろう。
 後でカウントするつもりで全体を3分割で撮影。観察時の概算では250+。

・ベニマシコ 修道館横から空堀に向かうと数人がカメラを構えて空堀の中をのぞき込んでいる。ベニマシコとのこと。
 数人の撮影したモニターを見せてもらうとススキの中にベニマシコ♀。大阪城公園でベニマシコはやはりこの場所。

・オカヨシガモ 8羽 内堀、北外堀。随分少なくなった。
・ヨシガモ ♂2羽 内堀蓮如前。観光船が走って他のカモは逃げて見られない中、何故かヨシガモとオオバンが残っている。
・ヒドリガモ 49羽 東外堀、南外堀、西外堀。少ない
・マガモ 11羽 西外堀、内堀
・カルガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・ハシビロガモ 103羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 6羽 南外堀、西外堀、北外堀
・ホシハジロ 149羽 南外堀、西外堀、北外堀
・キンクロハジロ 214羽 すべての堀

・オオバン 47羽 すべての堀
・カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀
・ハクセキレイ 13羽 各所
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・シロハラ 7羽 各所
・ツグミ 16羽 各所、一気に減少した。
・ジョウビタキ 2羽 人工川、飛騨の森
・アオジ 8羽 音楽堂西側上、空堀
・ウグイス 2羽 空堀
・アオサギ 4羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀

■■ベニマシコ(1998.11.3 空堀)
 合える時は合えるんだ!。合えない時は合えないのだ!当然といえば当然。それが実感として理解することができる。 
 鳥見とはそうだったんだ。夢のために自分ができることは努力する。後は運がよければ叶う事。かなわなければそれでよい。人の努力を超えたところで起こることは、悲しむ人にとって深い意味をもたない。胸を赤く染めたベニマシコが空堀で採餌している姿は私の鳥見人生観に駄目押しの衝撃を与えた。
 ベニマシコよ。5年前夕刻の短い出合いの後、私の行動を知っているのか。
 おまえの好むような実の成る草木を探した。音楽堂西側上斜面、梅林休憩所裏、大手前配水場横など数か所の好適地を見つけ常に気にしていたものだった。
 しかし、歳月の経過は悲しいもので、いつしかその場所も見逃す事が多くなっていた。空堀は耕され草花が整然と育てられ、野生の生き物にとって悲しい環境になっていた。ところがそれらの植生はベニマシコに好ましい環境でもあったのだ。
 あらゆる環境に適応してきた鳥たちにとって少々の人の勝手は簡単にこなしてしまう。人とは出来が違う。歴史が違うのだ。
 相手の能力に甘えて、なすべき事を放置してはいけない。ともに暮らす仲間として理解することが人に残された唯一の方法だ。
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ツミ13日目、ミコアイサ49日目 2022.1.27

2022年01月27日 | Weblog
 オミクロンの感染急拡大、再びまん延防止措置が発令。またこうなってしまった。かってスペイン風邪も治まるのに3年かかったと。コロナも3年目、そろそろ終わって欲しい。

 ツミ。日本ではハイタカ属は4種が記録されている。今回のツミで3種目を撮影できた。ツミ、ハイタカ、オオタカ。もう1種はアカハラダカ。
 アカハラダカは御坊市の日ノ岬でタカの渡りを観察中かなりの高度の通過を見た事があるだけ。しかもベテランがアカハラダカと言ってくれたので分かった程度。

 アカハラダカは大阪城公園で観察の可能性は0に近いと思う。ちなみに大阪府鳥類目録2016 (日本野鳥の会大阪支部) によると、大阪府内での観察は秋の渡りの時期に数回ある程度。

 昔の図鑑にはツミは♀の名で、♂はエッサイと呼んで区別されていたとある。♂と♀で呼び名が違っていた興味深い鳥。もちろん目の赤いエッサイも撮影したい。

 ちょっと前、コロナ第5波が治まっていた時期を見透かして、泉南へワタリガニを食べに行った。冬のメスガニである。実に旨い酒を飲んだ。

 帰途、池上曽根遺跡に立ち寄った。何しろ飲むと頻尿が一段と激しい。中央に目立つ大きな建物は 「いずみの高殿」 2000年以上前の弥生時代にこんな建物を造っていた。そう思うだけで自分の存在に震える。
 
 建物を見上げると屋根に一対の鳥。トリミニストとして見過ごせない。解説には 「祖霊を導く鳥」 とある。鳥を崇拝する思想が弥生時代からあった。私がトリミニストとして人生の中心に鳥がいても当然。人が生きる基は鳥。

 ただし形のイメージはカモ。復元時に野鳥関係者がどれほど関わったかと。考古学に野鳥関係者が関わらないといけないと思う。あんな屋根の上にカモはとまらない。

 いつか 「縄文のビーナス」や「縄文の女神」 を写真でなくこの目で見たい。1万年以上前に必死に生きていたヒトがいたと感じて死にたい。ひょっとして私みたいにアホで酔っぱらいがいたかも知れないと想像すると笑って死ねる。

・オカヨシガモ 7羽 南外堀、内堀
・ヒドリガモ 96羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀、北外堀。
・マガモ 13羽 西外堀、内堀
・カルガモ 2羽 内堀
・ハシビロガモ 68羽 内堀、北外堀
・コガモ 3羽 東外堀、北外堀。南外堀はボートが入っている!
・ホシハジロ 128羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 198羽

・ツミ 市民の森。昨日は飛んでいるハイタカに突っ込んでいった姿が観察されたと。やはりツミは私の印象通りの鳥。
・オオバン 33羽 全ての堀と第二寝屋川
・ツグミ 109羽 各所
・シロハラ 64羽 各所
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・アオバト 4羽 市民の森
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ハクセキレイ 10羽 各所
・カイツブリ 7羽 南外堀6,西外堀1
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・カワウ 13羽 各所
・ジョウビタキ 4羽 各所
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川
・アオサギ 4羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
・ユリカモメ 1羽 北外堀着水

■■クビワキンクロ (2001.10.28・29、11.8 北外堀)
 日本野鳥の会大阪支部のY幹事から、室内例会の講師要請があった。講師などは苦手で好まない。しかし野鳥関係の事は何でも経験してやろう。仕事じゃないので失敗してもどうと言うことはないと、基本的には引き受けるようにしている。
 室内例会の講師は今回で3回目になる。会場は大阪支部のある大阪ガスのNEXT21の講堂である。前2回は南港野鳥園のBI教室であった。
 大阪城公園の鳥をスライドを使って説明し、記録のカモは全種撮影できていると話している時、幹事のYさんが近づいてきて、北外堀にクビワキンクロが出たと耳打ちをした。
 こんな最中にとんでもないカモが出たものだ。早く切り上げて行かないと、未撮影種が増えると気持ちが焦る。一方、参加された人たちにいい加減な事はできないとの葛藤で稚拙な説明がより分かりにくくなったようだ。
 後半は多少省略して何とか3時ごろには終える事ができた。後片付けをYさんにお願いして、自転車で飛んで帰り、車に乗り換えて北外堀に駆け付けた。北外堀には800羽を超えるホシハジロ、キンクロハジロが羽を休めていた。双眼鏡で端から探すがなかなか見つからない。
 あわてて駆けつけたので図鑑も持っていない。以前に箕面の池で見た記憶を頼りに探すがどんな姿だったか思い出せない。自信を失いかけた頃、頭を上げた1羽のカモに気付いた。こいつだ。間違いない。
 その後毎日のように観察を続けた。ホシハジロ、キンクロハジロも4000羽を超えるまでに増加した。そうなると見つけるのに大変苦労する。
 しかし簡単に見つかる時もある。北外堀に立っておよその見当を付け、双眼鏡を目にして左右に振ると1分以内にカモの群れの中からクビワキンクロを探すことができた。
 そんな事が2日も続くと自信が出来てくる。ところが西から東へ東から西へ、1羽1羽丹念に舐めるように2時間かけて探しても見つからない時もある。 
 その結果、飛去したと判断。公園内を回って記録を澄ませ帰宅前に、念のためにとのぞくと、すぐに見つかることもあった。結局、見つからない時は見つからない。見つかる時は見つかる。という事だ。以来、大阪支部の室内例会とクビワキンクロは繋がって連想される。忘れられない思い出。
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ツミ ハイタカに何度も追われる 2022.1.24

2022年01月24日 | Weblog
 大阪城公園に着くと、太陽の広場東の森で大将と出会う。立ち話しているとツミが現れ、そこにハイタカが来てツミを追いかけて飛ぶ、みどりのリズムから市民の森へと何度も追われ逃げるツミ。それに合わせて私たちも右往左往。

 その後行方不明がしばらく続くが、再び市民の森でハイタカに追われるツミ。やがて昼前にダンディHさんが太陽の広場東の森で撮影したと聞く。
 このツミの主な行動圏は「市民の森の北東部~みどりのリズム~太陽の広場東の森の南部」

 堀のカモのカウントが気になるが、ここを離れると出たとの情報が入っても間に合わない事になりそう。心配で市民の森から離れられない。
 カモのカウント数は、昨日ひでキングがブログにあげている。記録の継続性としては問題ないとカモは断念。

 ツミは今年に入って15・16・19・20・21・22・23・24日と連日見られている。
 私のツミの記憶は圧倒的に、タカの渡り観察で出かけた昔のこと。なのでとまっている姿は思い出せない。当時の写真は飛んでいる姿ばかり。

 記憶では大型の鳥に激しく向かって行く姿。ツミは小さいが気の強い奴の印象が残っている。大阪城公園のツミも、ハイタカやカラスのモビングに負けないで、向かって行って逆襲して。

 今回のツミは、ヒヨドリ、ツグミ、スズメ等を捕らえられている。昨日の捕獲や食べるシーンは長時間にわたって観察撮影されている。
 ともちゃんが昨日食べ落とした一部を、小枝を箸にして持ってきてくれた。一部は生々しい肉が付いている。
 記録のため撮影する。この鳥はツグミかヒヨドリかの意見があるが、何人かに見せてもらった写真では羽に褐色が見えるのでツグミだろうと思う。
 
 ハイタカ属でオオタカやハイタカに比べ、ツミの捕食シーンが多く見られるのはどういう事なのか? 分からない事が多い。
 もう一つ、先日撮影の写真で嘴を大きく開けているのがあって、ツミの口内や舌は真黒だったと写真を見せてもらった。

 口中が真黒の鳥がいるのは知っていたが、ツミもそうだったのか。しかも舌まで。不思議。知らなかったことが次々と分かる面白さ。

 結局、今日の観察は太陽の広場東の森~みどりのリズム~市民の森のみ。帰途に東外堀のミコアイサだけ確認。他所の観察はなし。観察時間をツミにささげた。

■■ウグイス(2010.12.14 音楽堂西側上)
 音楽堂西側上の小道上の垣根沿いを、笹鳴きをしながらウグイスが移動している。時々横の草木に飛び出して、瞬時だが全身をすっきり見せる。私はウグイスの動きに合わせて歩く。
 11時過ぎには帰宅して、昼食に焼酎の湯割りを飲む。ブログを書き始めると眠くなって昼寝。夕刻に晩御飯を作りながらまた飲む。
 しかし、健康診断の結果は、肝臓など特に異常な数値は出ていない。中性脂肪、総コレステロール、血糖値などやや問題ありだが、投薬を受けるまでもないとの主治医の判断。
 食事のコントロールと運動を続けるようにとの指導を受けている。ありがたい事に鳥見をすることが健康につながる。
 大阪城公園の観察記録と同時に、大阪城公園全種の写真集も大きな夢だが、経費の問題で答えが出せない。笑われるだろうが、宝くじ1億円以上当選をあてにしている。
      
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ついに ツミ 撮影 ♪ ♪ ♪ 2022.1.21

2022年01月21日 | Weblog
 寒い朝だった。昨日もツミが出たことは大将から情報を得ていた。東外堀のミコアイサを確認して市民の森に着くと、ひょうひょうYさん、だじゃれのSさん、大将、トモちゃんなどなど鳥友たち。

 「ツミ?」 聞くと出てないと言う。まあそうだろう、そんな簡単にうまくはいかない。
 立ち話していると赤帽Yさんがやってきて 「みどりのリズムで今ツミが居た」 と写真を見せる。太陽の広場東の森の方に飛んだとの事ですぐにそちらに向かう。

 太陽の広場東の森で探していると、赤帽Yさんも探していて、やがて大声で私の名前を呼んで 「おるでー!」「ツミおったー」

 急いで駆け付けた。ついにツミを撮影できた。鳥友たちに感謝である。思い返すと2014年の2月26日に南外堀でとまっているのを見つけ、順光の方へと回ったが下から見上げる後ろ姿。あれ以来、撮影が出来ていなかった。

 今回のツミは15日・16日・19日・20日と頻繁に見られ、多くの鳥友たちは十分に撮影しているので慌てない。
 市民の森でヒヨドリを捕らえ、羽を大きく広げて地面で抑え込んでいる大将の写真を見せてもらった。音楽堂西側上ではスズメを捕食したとの事。

 関東の方では、ハイタカ属の中でツミが一番見やすいらしい。街中でも営巣していて誰でも簡単に観察できると聞く。これから大阪はどうなるだろう。

 この個体は随分大きく見える。今期よく観察されている小型タイプのハイタカと変わらない。
薄い褐色の眉斑も見える。胸に太い縦斑、脇に太い横斑。これらから♀幼鳥と判断。
 秋から冬には、幼鳥が親のテリトリーから離れ旅立つ。それらが大阪城公園にやってきたと思われる。

 もうひとつノスリが昨日、一昨日と出ていたとの事。いつもの上空通過でなく、市民の森や沖縄復帰の森など林の中で観察撮影されている。
 今朝は見られていないとの事だった。私はツミが最優先だったので特に残念ではなかった。写真では、これも幼鳥~1Wと思われる個体だった。

 東外堀のミコアイサは越冬中。西外堀のメジロ×ホシハジロは居ない。ボートが2つ入って何か作業。他のカモたちも見られない。堀の作業はカモの居ない時期にしてほしい。

・オカヨシガモ 13 東外堀、南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂2 内堀きれいな♂だった
・ヒドリガモ 93 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・マガモ 13 南外堀、内堀
・カルガモ 2 内堀
・ハシビロガモ 148 東外堀、内堀、北外堀。東外堀ではグルグル回る
・コガモ 25 東外堀、南外堀、内堀
・ホシハジロ 161 南外堀、内堀、北外堀
・キンクロハジロ 193 東外堀、南外堀、内堀、北外堀
・ミコアイサ 1 東外堀

・オオバン 38 すべての堀
・アオバト 1 みどりのリズム
・ツミ 上記のとおり
・ツグミ 26 各所に多くなった。大手前では数メートル横の地面で採餌
・メジロ 12 音楽堂西側上黒い実を食べる
・シジュウカラ 4
・カイツブリ 2 南外堀
・カワウ 8 南外堀ほか
・ハクセキレイ 4 
・ジョウビタキ 2 内堀、梅林
・アオサギ 1 北外堀
・ゴイサギ 4 北外堀
・シロハラ 4 各所

■■ノスリ(1996.1.28 音楽堂西側上)
 勤め先の総会兼懇親旅行で奈良に出かけていたが、大阪城が気がかりで早朝4時に早立ち。空は真っ暗で車体は霜に包まれ真っ白。途中でラーメンを食べ空腹を癒す。暗いうちに到着。車中で仮眠をとり、少し明るくなってカモのカウントから始める。
 朝の早いO合氏がいつものように自転車でやって来て、昨日私が帰った後にノスリが出たと気軽に話す。
 「エッ!残念!」 仕事以外の行事である、社内旅行や宴会などは「時間の無駄」と言い切る鳥友T山氏の言葉が頭に浮かぶ。できるなら私もそうありたい。
 宴会のようなつまらない事で人生の貴重な時間を浪費したくない。一生後悔しても悔やみきれない事になる・・・。
 ずーっと音楽堂西側上で待っている。何度かドバトが騒ぐがタカの姿はまったく見えない。昨日一日だけになる可能性が高いことは理解している。現れなくて当然と頭に言い聞かせている。K林氏とO合氏の昨日の話を聞くたび後悔、後悔。
 そんな時、何という幸運。突然林の中にタカが飛び込んでくる。ノスリだっ!よし!やった!うれしい。ただただうれしい。
 全体の色合いがやや薄く、目は黄色のため幼鳥だろう。一生忘れない出合い。
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ツミもアリスイもハチジョウツグミも合えなかったが 2022.1.17

2022年01月17日 | Weblog
 この土日は、ちょっと嬉しいのが出た。昼過ぎの事、飲みながらパソコンに向かっていると大将から市民の森でツミが出ていると。

 ツミ!!と思ったが、ツミなら駆け付けても無理だろう空振り率95%。ところが1時間ほどとまっていると言う。これには悩む、でも結論はダメだろう。何しろ猛禽だ、いつ飛び立ってもおかしくない。日曜日にも市民の森で撮影されている。

 大阪城公園で観察されたのなら、今後合うチャンスもあるという事だと慰める。
 夜に大将から写真が届いた。すっきり見える枝にこちらを向いてとまっている。胸の縦斑などから幼鳥と思われる。いいなーツミ。そのうち合える。きっと合えると自分に言い聞かせて眠る。

 U君から大手門西外堀沿いでアリスイを観察したと。アリスイは春秋の渡りの時期に時々観察されるので特別珍しいことはない。ただしこの時期の観察は初で珍しい。

 アリスイは基本的に冬鳥で大阪城公園は渡りの中継地。越冬することはない。そのため冬の記録が無かった。
 ところが、昨年11/13に西の丸庭園。今年1/2に飛騨の森。これまで観察のなかった月に出ている。そして今回の観察。同じ個体が越冬しているかどうか、短絡的に答えは出せないが気になる。冬のアリスイ。

 ハチジョウツグミ。北外堀の青屋門近く。日曜日の午前中に3回現れたと聞く。今朝も数人のカメラマンが待っていたが一度も出ないらしい。行ってしまったのか。

 今期は鳥が少ないと嘆いていたが、いろいろと現れてきた。ツグミもシロハラはほどほど見られるようになっている。ユリカモメも少ないが必ず見られる。
 今朝はツミもアリスイもハチジョウツグミも合えなかったが、増えてきたことで気分は悪くない。

・オカヨシガモ 10 南外堀、内堀
・ヨシガモ ♂1 内堀
・ヒドリガモ 115 すべての堀
・マガモ 11 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 2 東外堀
・ハシビロガモ 67 すべての堀
・コガモ 18 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 132 南外堀、西外堀、北外堀
・キンクロハジロ 169 すべての堀
・ミコアイサ 1 東外堀

・オオバン 35 すべての堀
・ツグミ 29 各所もすべて樹上
・シロハラ 14 各所もすべて樹上
・ハクセキレイ 9 各所
・シメ 3 市民の森
・アオバト 5 市民の森。その後音楽堂西側上藤棚近くで4も同じ群れか
・モズ 1 市民の森の石の水場。水場にモズが下りてくるのは珍しいと
・ジョウビタキ 3 市民の森、梅林
・メジロ 7 市民の森
・カイツブリ 6 南外堀
・カワセミ 1 南外堀
・カワウ 12 南外堀、上空飛翔
・アオサギ 5 北外堀
・ゴイサギ 2 北外堀
・ユリカモメ 40 第二寝屋川、北外堀、上空飛翔
・セグロカモメ 2 第二寝屋川
・ハイタカ 1 飛騨の森
・エナガ 4 飛騨の森
・アカハラ 1 青屋門
・シジュウカラ 4 市民の森

■■ハチジョウツグミ(1993.4.2 愛の森)
 ツグミにしては胸が赤く見えたからと、図鑑の頁を繰っていた娘がやはりハチジョウツグミだと話す。翌日愛の森でしばらく待っていると地面で採餌する姿を見つけた。
 たしかに亜種ツグミとは違う。撮影しながら詳しく観察すると。
 ①赤い斑点で胸が赤く見える。②褐色味がないので背面から見ても亜種ツグミとは印象が違う。③愛の森だけの狭い範囲をなわばりにしており、人が通って逃げる時もその範囲にいる。④この時期の亜種ツグミは人慣れしていて10メートルくらいの近くを通っても平気なことがよくあるが、この亜種ハチジョウツグミは警戒心が強く30メートルほどの距離でも木の上に飛び上がった。⑤低木の茂みの中によく入る。⑥比較的ウオーキングが多い。⑦他の亜種ツグミがやってくると激しく追い出す。などを観察した。
 ツグミの一亜種なので、それほど喜ばれないだろうと知人たちにはあえて連絡していなかったが人気者になって長期間にわたって多くの人たちが観察にきたのは意外だった。
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オオタカ、ハイタカ 強風の中飛ぶ 2022.1.13 

2022年01月13日 | Weblog
 寒くて、風が強くて、初めのうちは手袋が欲しいと久しぶりに思った。

 第5波で何とか落ち着いてほしいと願っていたがとうとう第6波へ。オミクロン株で感染者数が一気に増加。1月下旬に東京で予定されていた 「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」 がこの影響で延期になったとのニュース。

 絵画に知識がある訳ではない。特に西洋の宗教画など全くだめ。ただし、フェルメールと言う画家の名前は知っている。
 20年以上も前の事、音楽堂西側上で50代くらいの男性と出会った。スーツ姿で鳥見人には思えなかったが野鳥に関心のある方で、鳥の話題でしばらく話した。

 彼は名古屋在住で、主な目的は大阪市立美術館の 「フェルメール展」 だそうだ。その時にそんな画家がいると知った。

 当時 「BRUTUS」 と言う雑誌で 「君はフェルメールを見たか!」 と特集を組まれるほど、日本で一気にフェルメール人気が爆発。

 「真珠の耳飾りの少女」 と言う有名な絵を雑誌で見て、あっこれがフェルメールか。素人の私はフェルメールと言えばこの少女が浮ぶ。
 前出の雑誌 「BRUTUS」 の表紙写真も、もちろん「真珠の耳飾りの少女」 野鳥がらみでこんな事も知った。

・ツグミ 19 各所、比較的よく目にするようになった。声も聞こえる。しかしまだ全て樹上。
・シロハラ 9 みどりのリズム、もみじ園ほか
・アオバト 7 市民の森、石の水場で7羽と聞く。今期は最多8羽が大阪城公園で過ごしていると思われる。過去近隣の公園ではドングリなど餌の場所に集中して現れることがよくあったが、大阪城公園のアオバトはどこで餌を取っているのか?少し気になっている。ひょっとして誰にも知られていないそんな場所があるかも。
・イカル 1 市民の森で数人で鳴き声を聞いた。残念ながら水場には下りてこなかったと。
・オオタカ 1 南外堀のかなり上空を東へ飛ぶ。大阪城公園でよく見る個体とは違うように思う。
・ハイタカ 1 太鼓やぐら跡近くで突然空にハイタカ。風に向かって西へ飛ぼうとするがなかなか前に進まず。苦労している。
・アオジ 6 音楽堂西側上、道に群れて採餌
・ハクセキレイ 8 各所
・ジョウビタキ 2 ♂♀、梅林、飛騨の森

 近隣の公園でニシオジロビタキが観察されている。今のところ4か所。大阪城公園にいつ出てもおかしくない。
 全てニシオジロビタキでオジロビタキではない。やはりおかしい? これらはニシオジロビタキでなく(ウラルオジロビタキ)だ! でないと納得がいかない。
 今年も自分の思いでブログを続ける。プロの先生方にバカにされても。

・ミコアイサ 1 東外堀滞在中。35日目。
・オカヨシガモ 29 南外堀、内堀
・ヨシガモ 12 南外堀、内堀。内堀は御座船が運航しいているかで大きく変わる
・ヒドリガモ 112 すべての堀
・マガモ 14 東外堀、内堀
・カルガモ 3 内堀
・ハシビロガモ 97 東外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 10 南外堀、北外堀
・ホシハジロ 118 すべての堀
・キンクロハジロ 181 すべての堀
・メジロガモ×ホシハジロ 西外堀のひつじさる櫓跡の下。数十のホシハジロ、キンクロハジロと一緒に休んでいる。見つけられなくて行ってしまったかと思った。
 とりあえず見つけるポイントは、ホシハジロのような奴で下尾筒が白、目が白っぽい奴。この2点で探せば分かる。

 この前に大阪城公園にホオジロガモが来てほしいと書いたが、千里の池に出ているらしい。前にも出たと記憶にある場所。んー。。。そこまで来るならもう一息大阪城公園まで頼むで!

・ユリカモメ 33 第二寝屋川上空を27羽、ほか
・セグロカモメ 3 第二寝屋川、北外堀
・オオバン 49 すべての堀
・ハクセキレイ 8 各所
・カイツブリ 5 南外堀
・カワウ 11 東外堀、南外堀、西外堀
・アオサギ 6 北外堀
・ゴイサギ 2 北外堀

■■ユリカモメ(2003.4.23 第二寝屋川)
 川沿いでユリカモメにパンを投げているおばあさんがいた。時期的に頭の黒いやつが混じったユリカモメが群れている。
 手ぶれ防止のついたニコンVR80-400を手に入れたのでちょっとした撮影が気軽にできる。
 テストを兼ねて色々な条件で撮影している。露出補正なしでユリカモメの白がどうなるかやってみようと近づくと見覚えのある顔の方だった。
 こちらに気づいて会釈する。私も会釈に替えて「可愛いですね」などと声をかけた。
 通りかかったサラリーマンも話しかけてきて三人でユリカモメを前に世間話。しばらくして分かれたが、先の女性がどんな知り合いだったのか思い出せない。
 とうの露出の方は、ほぼ問題なく出来上がった。この程度なら自動に任せておけばいいようだ。
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ミコアイサ 32日目 2022.1.10

2022年01月10日 | Weblog
 今朝は暖かいが冬の真っただ中。このくらいの冷気でピッリとしているのがいいい。
 振袖の若い女性をよく見かける。気付くと今日は成人式。みんな華やかで輝いている。75歳目前のじじいが、心から素晴らしい未来を祝福する。
 「おめでとう。人生は楽しいよ♪♪」

 まず初めに東外堀のミコアイサにあいさつ。今朝も簡単に見つかる。今日で滞在32日目、1か月を越えた。
 詳細な識別のため上面からの写真が欲しくて先日も梅林側から覗いていたが、あまりに石垣近くで上から見えない。

 今日は運よく見える位置にいたので数十枚撮影する。パソコンに取り込んでゆっくり検討するつもり。
 カメラで狙っていると 「何を見てるんですか?」 と声を掛けられる。振り返ると男女のカップル。「ミコアイサ」 と答える。休日も一緒の趣味で過ごすカップルは素晴らしい。ケンカなんかしないのだろうなぁ。

 一通り回って青屋門から出て北外堀側に回ると、酒の会会長とひでキングが飲んでいる。足元を見るとビールのロング缶が数本並んでいる。
 その中に入って飲みながら話す。やがてKさんもやってきて、結局2時間以上次々ビールが追加される。

 そろそろ晩の買い物やご飯の用意など片隅に浮ぶ、でも困った事にこのメンバーは話が面白い。酒がいくらでも飲める。

・オカヨシガモ 14羽 内堀
・ヒドリガモ 42羽 東外堀、南外堀、北外堀、内堀
・マガモ 11羽 南外堀、西外堀、内堀
・カルガモ 2羽 内堀
・ハシビロガモ 82羽 全ての堀
・コガモ 5羽 南外堀、内堀、北外堀
・ホシハジロ 151 すべての堀
・キンクロハジロ 171羽 すべての堀
・ミコアイサ 1羽 東外堀
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀

 先日グーグルで検索していると突然画面が変わり、警報音が激しくビービービー。
「警告!警告!このパソコンはウイルスに汚染されました。
 データーは全て破壊されます。至急対処してください。等々の表示。
 電話連絡先 マイクロソフトサポート・・・電話番号」

 心臓ドキドキ!!。何が何か分からない。すぐに消そうと思ったが、カーソルも出てこない。
どうしよう。どうしよう。
 対応をネットで調べようにも、パソコンがこの状態。

 パニック焦りながら、このパソコン購入時訪問してもらった業者の方に電話するも、
「この電話は現在使われておりません」の案内が流れる。コロナで廃業されたのか。

 契約のプロバイダーに電話し内容を説明すると、絶対に表示の所に電話をかけてはいけませんと。私も何となく、この電話番号は怪しいと無視していたのがよかった。
 ただ、プロバイダーの方では対応していないので、契約のパソコンサービスの方に連絡してくれとの事。出張費入れて2万円くらいだろうと。

 とりあえずパソコンの電源を強制終了。冷蔵庫からよく冷えたビールを持ってきて心を落ち着かせる。
 画面の状況を説明のため、再度電源を入れ立ち上げると・・・なんと!なんと。ごく普通に開くではないか。

 大阪城公園の記録やその他、私にとって命に変わる種々のデーターを開くもまった問題なし。
良かった♪♪ 天にも上った気持ち。残りのビールを一気に飲み干す。旨い!

・オオバン 51羽 全ての堀
・セグロカモメ 1羽 第二寝屋川
・アオサギ 1羽 東外堀
・ツグミ 16羽 各所で観察。多くはないがようやく普通の冬になってきた。
・シロハラ 12羽 各所、上記ツグミと同じ
・アオバト 3羽 市民の森。樹上部にとまる2羽を見つけ観察していると、突然別の1羽♀が水場に下りてくる。
・メジロ 10羽 音楽堂西側上ほか
・エナガ 5羽 音楽堂西側上、シジュウカラ、メジロと混群
・シジュウカラ 3羽 音楽堂西側上
・アオジ 2羽 音楽堂西側上
・ジョウビタキ 3羽 もみじ園、教育塔裏ほか
・カワウ 20羽 各所
・カワセミ 1羽 人工川
・モズ ♀1羽 人工川
・カイツブリ 6羽 南外堀
・ハクセキレイ 4羽 各所
・ゴイサギ 3羽 北外堀
・ユリカモメ 15羽 北外堀

■■カワセミ(1999.12.3 城南地区人工川)
 再び城南地区の人工川でカワセミがよく見られるようになった。朝の観察時に立ち寄ると毎回といっていいほど目にする。
 とまる場所も数か所に決まっていてフンで白くなっている。その一つに石垣の隙間に刺さった枝がある。その場所の向かいの垣根越しにのぞくとカワセミは目前の数メートル先にとまってこちらを見ているではないか。
 これほど近距離でカワセミに出合ったことはない。普通は警戒心が強く20~30メートルも近づけば飛び去る。この個体は警戒心が弱いようだ。
 それではとカメラをセットして8~9メートルの距離で待ったところすぐに現れてこの撮影となった。
 ただし、残念なことが三つある。一つはこの枝先が割れて不自然なこと。二つめは光の条件が悪い場所でクリアーに写らないこと。三つ目は腰の金属光沢部分が見えない方向にとまること。
 こんなチャンスは少ないと分かっていながら、これ以上の努力をしないといけない。こんな思いで今日に至っているのが現状。
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ミコアイサ 29日目 2022.1.7

2022年01月07日 | Weblog
 寒い朝。出かける時の気温は3度くらい。まだ完全防寒スタイルではないが少し着込んで出かけるとそれほどでもない。年齢のせいか、酒のせいか。寒さに強くなった気がする。

 鳥の体温は人より高く42度くらいだと読んだことがある。外敵が来た時は即飛び立たないといけないので、常にアイドリングで暖気運転状態らしい。確かに、タカが来たとエンジンをかけて温めていたら間に合わない。

 東外堀についてさっと見ると水面は何もいない。がらがらに空いている。またボートでも入って飛び立ったか! 
 しかし、正面に見える1羽の鳥影を双眼鏡で見るとミコアイサだ。周りにカモたちは見えない。1羽がポツンと浮いている。これは嬉しい。端の方をよく見て、ヒドリガモやキンクロハジロなど確認するが大変少ない。

 このミコアイサ。目先が黒く♀と判断されている。確かに冬の♀は目先が黒い。♂は黒くないと図鑑に書いてある。

 前から気になっていた。♂は夏羽になればご存知パンダガモ、つまり目先は黒い。一方♀の夏羽は目先が黒くない。
 冬と夏で正反対になるのが理解できない。もちろん識別には他の部分も確認して総合判断しないといけないのは分かっているが目先の色。冬と夏では反対になる。

〇 ♂は冬、黒くない →→ 夏は黒い
〇 ♀は冬、黒い →→→ 夏は黒くない
 つまり、冬と夏では逆転する。しかも、ある日突然入れ替わるのでなく少しずつ変化する。

 そうすると目先が黒いのを見て♀でいいのか? 黒く換羽し始めている♂ではないのか?
 目先が黒くないから♂と決めていいのか? 夏羽に向かって黒が無くなっている♀かも?

 東外堀のミコアイサが春まで滞在して、体の一部に♂特有の白が出てきたら大ニュースと変な関心を持っている。

 オカヨシガモ 6羽 内堀
 ヨシガモ ♂2羽南外堀。内堀では見なかった。
 ヒドリガモ 65羽 すべての堀
 マガモ 22羽 南外堀、西外堀、ほとんど内堀
 カルガモ 4羽 内堀
 ハシビロガモ 107羽 内堀、北外堀
 コガモ 6羽 南外堀、西外堀
 ホシハジロ 104羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
 キンクロハジロ 121羽 すべての堀
 メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
 ミコアイサ 1羽 東外堀

 ホシハジロとキンクロハジロはまあまあだが、全体にカモの数も少ない。今年は春に向けて減少していくが、新たなカモが立ち寄ってくれないか。
 大阪城公園初記録のカモを期待している。それはホオジロガモ。次の初記録種はこれ!と心の中で決めている。きっと来る!ホオジロガモ。

 シロハラ 4羽 みどりのリズム、音楽堂西側上
 ツグミ 16羽 市民の森、大手前ほか
 アトリ 4羽 市民の森
 ジョウビタキ 3羽 市民の森、梅林
 アオバト 3羽 市民の森。昨日は8羽とのこと。今期最多数だ。
 ハイタカ 1羽 上空飛翔
 カワウ 7羽 南外堀ほか
 モズ 1羽 ♀城南地区人工川
 カイツブリ 6羽 南外堀
 ハクセキレイ 6羽 各所
 アオジ 2羽 音楽堂西側上
 アオサギ 2羽 北外堀
 ゴイサギ 2羽 北外堀
 セグロカモメ 1羽 第二寝屋川

■■ミコアイサ(2006.11.19 東外堀)
 ミコアイサは♂の記録が1回あるのみ。♀型は初めての飛来だ。自宅に居るところへ電話で連絡をいただき急いで出かけてきた。
 東外堀でカイツブリなどと盛んに潜って採餌することを繰り返している。赤褐色の頭部と白のコントラストはよく目立つ、なかなかの美女である。
 他のカモとは違って東外堀の中でひときわ輝いていた。♂のパンダも人気のカモだが、♀型のこの色柄もなかなかいい。
 購入してまだ慣れていないEOS30Dに100-400のズームレンズで撮影した。距離が離れているので小さくしか写らないが、プリント時にかなりトリミングすると記録としては十分だ。
 しかし、一冬滞在しもう少し近距離で撮影したいと考えていたが、19日から21日まで3日間滞在して去って行った。
 またいつの日か、大阪城公園でこの美女に出合えることを願っている。
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今年初の鳥見 2022.1.3

2022年01月03日 | Weblog
 今年初の鳥見。東外堀のミコアイサは元気そう。これで滞在25日目。今日は堀の中ほどまで来ていたので少し大きく撮影。

 U君が水辺の観察は任してくださいとの事だったので、後は園内に。市民の森の石の水場に向かうと、十人ほどの鳥友たち。

 会長、理事長ほか大阪城公園酒の会の幹部連中、聞くところによると昨日、令和4年第一回の役員会を開いたらしい。
 この寒い中、市民の森で会議は6時間にも及んだらしい。

 彼らの話しでは、つい今、この水場にアオバトが6羽が降りてきたと言う。ちょっとの差で見逃した。新年そうそう運が悪い。今年の鳥運は大丈夫か?

 でも、アオバトでよかった。もしこれがオジロビタキの成鳥だったら地団駄踏んで悔しがるか、なんでもない振りでその場を離れ、見てない所で悔し涙を流すだろう。

・シロハラ 4 市民の森、もみじ園
・アオバト 6 上記
・ジョウビタキ 4 もみじ園、梅林ほか
・アオジ 4 音楽堂西側上
・ウグイス 2 音楽堂西側上
・メジロ 9 市民の森ほか
・モズ 1 豊国神社♀
・ツグミ 4 豊国神社、飛騨の森
・コゲラ 1 飛騨の森
・イカル 10+ 豊国神社裏、飛騨の森との事
・シメ 2 飛騨の森、愛の森情報
・アカハラ 1 みどりのリズム~市民の森
・カワラヒワ 1 南外堀
・ヒドリガモ 東外堀12、南外堀22、西外堀3、内堀12、北外堀12
・ハシビロガモ 南外堀3、西外堀1、内堀114
・オカヨシガモ 南外堀3、西外堀4、内堀10、北外堀2
・マガモ 南外堀♂1、西外堀♂2、内堀♂6♀3
・カルガモ 東外堀4、内堀1
・コガモ 南外堀7、北外堀3
・メジロガモ×ホシハジロ1 西外堀大手門前 
・ホシハジロ 南外堀20、西外堀10、内堀7、北外堀92
・キンクロハジロ 東外堀7、南外堀8、西外堀18、内堀8、北外堀17+54
・ミコアイサ 東外堀♀型1
・オオバン 東外堀6、南外堀5、西外堀17、内堀15、北外堀10
・カイツブリ 南外堀4
・キセキレイ 南外堀1
・セグロカモメ 東外堀1羽着水
・カワウ 南外堀1、西外堀11
・ゴイサギ 北外堀石垣に成鳥3、ホシゴイ2
・アオサギ 東外堀1、北外堀ゴイサギねぐら2
・ユリカモメ 31 東外堀、北外堀、第二寝屋川
・セグロカモメ 3 第二寝屋川

■■オオタカ(2007.10.28。2007.12.19 西の丸庭園
 精悍な顔つき、白っぽい下面に細い横斑。じっと前方を見据え微動だにしない。
 何と惚れ惚れする容姿だろうか。憧れのオオタカ成鳥が一羽。大手門を出て右側正面。西外堀に面した西の丸庭園の木にとまる。今朝は何と言う幸運の出合いだ。ただただこの出合いに感謝する。
 この場所でオオタカを観察したことは、過去に何度かあるがすべて幼鳥だった。ところが今日は成鳥だ。
 数年前なら間違いなく、800ミリの望遠レンズを取りに戻るため走っただろう。最近は記録になればいい程度の思いで400ミリのデジタル一眼を持ち歩いている。
 距離が遠く観察には十分だが撮影にはやや遠い。トリミングしてごまかすが、カチッとした写真にはならない。しかし、こんなプリントでも、オオタカの圧倒的な存在感は十分に伝わってくる。
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明けまして おめでとうございます。2022.1.1

2022年01月01日 | Weblog
明けまして おめでとうございます。
旧年中は 何かとお世話になりました。ありがとうございます。
本年もよろしく お願い申し上げます。

 恒例の 「2021年大阪城公園の野鳥10大ニュース」 を発表します。
 大阪城公園で見られる機会の少なさや、観察された驚きなどで判断しています。あくまで私の主観ですのでよろしくご了承ください。

 2021年はコロナで種々の影響を受けた中、1年間で大阪城公園の初記録種が5種と、信じられないような驚く年となりました。この数は大阪城公園の記録を始めて、初ではないでしょうか。
長く続けているとこんな事もあるんですね。

 大阪城公園の観察記録32年目に入ります。もうすぐ75歳の誕生日。耳鳴り、難聴、膝痛、頻尿や集中力の不足など、探鳥能力の低下を感じるこの頃ですが80歳まで頑張ろうと思っています。

【 1 位 】 カラフトムジセッカが美しくさえずる。
 5/12-13 天守閣東側配水池の北面。比較的大きな声で種々の美しいさえずり声。部分的にコルリのさえずりによく似て軽やかでリズミカルに。
 翌日も同所東西約70mを木の中や上、奥の植え込みの中など動く。種々のさえずり声。早朝から夕刻6時ごろまで同所で観察されるが観察撮影は困難。文一総合出版の 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 の著者のひとりであるU氏が駆け付けて本種と識別。大阪城公園初記録の種。

【 2 位 】 イスカが観察撮影される。
 4/5に太陽の広場東の森北部の結婚式場近くで1羽が観察撮影される。俗に冬の赤い鳥のひとつ。山地の針葉樹林でよく観察される冬鳥。
 にわかに信じられない情報だったが、ブログでの呼びかけに応じていただき、撮影者から詳細な観察情報を得る。春の渡りで移動中に立ち寄ったのだろが、今後大阪城公園で観察は大変少ないと思う。大阪城公園初記録の種。

【 3 位 】 いつか大阪城の空を飛ぶと予想していたコウノトリ現れる。
 7/19 大手門上を天守閣より低い高度で2回旋回。時に足を伸ばし着地場所を探しているように見える。南外堀上をゆっくり飛翔し南外堀に沿って東へ見えなくなる。やがて南外堀を東から西へ再び現れ教育塔辺りから南へ飛び去り見えなくなる。
 ちなみに昆陽池では昨年だけで20羽も観察されているそうだ。今後も大阪城公園の空を飛ぶと信じている。天守閣の鯱にでもとまったら大ニュース。大阪城公園初記録の種。

【 4 位 】 3羽のアカエリヒレアシシギ現れる。
 5/31 北外堀を3羽一緒に行動し、落着きなく常に動き回り水面を突くように採餌。北外堀の東から西へ全面を移動。近くに寄ってくることもあり警戒心は強くない。
 ツグミよりずっと小さいこのシギを大将はよく見付けたもんだ。やがて飛び上がって大きく旋回し高度を上げて東の方に飛び去る。大阪城公園初記録の種。

【 5 位 】 さすがに夏羽は美しいクロハラアジサシ。
 5/10 北外堀。2012年に多数が飛来して以来2回目になる。前回は冬羽だったが今回は成鳥夏羽の個体。嘴は濃い赤、頭部は黒で頬の白とくっきり境目、腹は名のとおり黒。
 早朝から北外堀全域を飛び回り、盛んに水面をかすめるようにして採餌。冬羽より圧倒的に存在感があって魅力的だった。

【 6 位 】 タヒバリ1羽、ベテランが運よく観察する。
 10/28 東外堀を 「ピピッ」 と鳴きながら飛翔。多くはないが特に少ない種でもない。大阪城公園ではこれまで観察記録がなかった。平凡社刊 「日本の野鳥650」 の解説者O氏が確認したもので、初心者であれば見逃していたかも知れない。
 珍鳥ではないが今後観察されるだろうか微妙。大阪城公園初記録の種。

【 7 位 】 アカショウビンが4回も出る。
 アカショウビンは過去20羽以上が観察されているのでそれほど珍しくないが、全身赤く大きな姿には引き込まれ大変人気がある。
 2021年は9/7、9/11、9/15、9/20と4回も観察され、場所も市民の森、飛騨の森、天守閣東側配水池、梅林南部、みどりのリズム、沖縄復帰の森、元射撃場、音楽堂西側上などと広い範囲にわたり出現。多くのカメラマンを楽しませた。

【 8 位 】 今年もチゴモズの幼鳥が現れる。
 9/10 確か2020年の十大ニュースにも選んだチゴモズだが、今年も同じ9月に現れた。飛騨の森の西部。幼鳥。地面に下りて採餌することも。上面は波状斑で濃い茶褐色でやや薄い色の斑点、脇に波状斑、喉中央部は薄い黄色味、過眼線なし、頭部灰色なし、目先はやや薄く白っぽい。
 また2日後には元ヘリポート南部でも短時間観察された。チゴモズ自体が貴重で少ない鳥だが、今年も観察されるとは驚き。ひょっとして今年の9月にも出るか?

【 9 位 】 トモエガモに振り回される。
 10/9にエクリプス個体が西外堀で初認されて以来、断続的に観察される。私は何故か出合いが悪く何度も何度もフラれる。その後鶴見緑地の大池で越冬し11月下旬には換羽が徐々に進行し特徴的な色や柄も見えてくる。
 大阪城公園での出合いを諦めて、鶴見緑地でダンディな姿と出合う。その後12/16には北外堀で♀型の別のトモエが飛来するも朝のうちに飛去。

【 10位 】 マミジロキビタキ数日滞在してよくさえずる。
 5/21に♀1羽が飛騨の森で観察撮影される。6/2~6/7には♂1羽が、一番やぐら、梅林南側上、元ヘリポート、玉造口、ノースロップの森、沖縄復帰の森、音楽堂西側上、もみじ園、市民の森など広範囲を移動する。目立った場所には出ないが、さえずりの声で分かる。風切りなど褐色で第1回夏羽の個体。
 大阪城公園でマミジロキビタキは4羽目。この個体がさえずりとともに一番よく観察できた。
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