朝は曇り空、昼前になって青空が見えてくる。早くも1月の末。
・ツミ17日目。今朝のツミは、朝一番にピースおおさかに出て、数人が観察撮影したとの事。その後豊国神社裏から堀を超えて城南地区へ飛んで行方不明。
ここ数日前から観察場所は市民の森から、沖縄復帰の森~ピースおおさか付近へと大きく変わった。
先日南外堀を観察していると、男性が 「今はどんな特別な鳥がいますか?」 と声を掛けてきた。
見ると同年配くらいの男性で、頭は白いものが混じった短髪で、身なりはすっきりして自然。私と違って全体に落ち着いて品のある雰囲気の男性だった。
「ツミとミコアイサです」
「そうですか。私は東京から来た者です」
「東京ならツミは珍しくないでしょう」
「そんな事もないが・・・」
大阪城公園の野鳥なら、このブログで発信していますからと名刺を差し出して別れた。
もう仕事はリタイアしてるように見えた。観光の感じでもなかった。目的は何だったのかと、夜の眠れぬ布団の中でふと思い出した。長い人生の中のほんの僅かなふれあい。
今日もツミもミコアイサも滞在中なのが嬉しい。鶴見緑地のトモエガモも滞在中。このまま春まで。
私は先日75歳を迎えた。若い人に私がアドバイスできる一つの事。人生は露の干ぬ間。その時、その時をいっぱい楽しむ事。人生は必ず終わるから楽しんだ方が得。
・ミコアイサ53日目。東外堀。見ていると羽の手入れを始めた。こんな時はその後に羽ばたくことが多い。
カメラを構えて待っていると、やはり水面に立ち上がるようにして羽ばたく。連射する。後でパソコンに取り込んで、「日本のカモ識別図鑑」 にある雨覆いと三列風切りの白色部が繋がっているのか、途切れているのか見るつもり。
・カワウ 西の空からカワウの群れ。ゆっくり南外堀の上を南東へさおになりかぎになり、続いて同じような大きさの群れが続いて現れ、合体して大きく旋回し市民の森上空辺りで北へ見えなくなる。
その後しばらくして西外堀を観察中、第二寝屋川上辺りを下流へ向かう大きな群れがビルの影に見え隠れする。多分同じ群れだろう。
後でカウントするつもりで全体を3分割で撮影。観察時の概算では250+。
・ベニマシコ 修道館横から空堀に向かうと数人がカメラを構えて空堀の中をのぞき込んでいる。ベニマシコとのこと。
数人の撮影したモニターを見せてもらうとススキの中にベニマシコ♀。大阪城公園でベニマシコはやはりこの場所。
・オカヨシガモ 8羽 内堀、北外堀。随分少なくなった。
・ヨシガモ ♂2羽 内堀蓮如前。観光船が走って他のカモは逃げて見られない中、何故かヨシガモとオオバンが残っている。
・ヒドリガモ 49羽 東外堀、南外堀、西外堀。少ない
・マガモ 11羽 西外堀、内堀
・カルガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・ハシビロガモ 103羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 6羽 南外堀、西外堀、北外堀
・ホシハジロ 149羽 南外堀、西外堀、北外堀
・キンクロハジロ 214羽 すべての堀
・オオバン 47羽 すべての堀
・カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀
・ハクセキレイ 13羽 各所
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・シロハラ 7羽 各所
・ツグミ 16羽 各所、一気に減少した。
・ジョウビタキ 2羽 人工川、飛騨の森
・アオジ 8羽 音楽堂西側上、空堀
・ウグイス 2羽 空堀
・アオサギ 4羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
■■ベニマシコ(1998.11.3 空堀)
合える時は合えるんだ!。合えない時は合えないのだ!当然といえば当然。それが実感として理解することができる。
鳥見とはそうだったんだ。夢のために自分ができることは努力する。後は運がよければ叶う事。かなわなければそれでよい。人の努力を超えたところで起こることは、悲しむ人にとって深い意味をもたない。胸を赤く染めたベニマシコが空堀で採餌している姿は私の鳥見人生観に駄目押しの衝撃を与えた。
ベニマシコよ。5年前夕刻の短い出合いの後、私の行動を知っているのか。
おまえの好むような実の成る草木を探した。音楽堂西側上斜面、梅林休憩所裏、大手前配水場横など数か所の好適地を見つけ常に気にしていたものだった。
しかし、歳月の経過は悲しいもので、いつしかその場所も見逃す事が多くなっていた。空堀は耕され草花が整然と育てられ、野生の生き物にとって悲しい環境になっていた。ところがそれらの植生はベニマシコに好ましい環境でもあったのだ。
あらゆる環境に適応してきた鳥たちにとって少々の人の勝手は簡単にこなしてしまう。人とは出来が違う。歴史が違うのだ。
相手の能力に甘えて、なすべき事を放置してはいけない。ともに暮らす仲間として理解することが人に残された唯一の方法だ。
・ツミ17日目。今朝のツミは、朝一番にピースおおさかに出て、数人が観察撮影したとの事。その後豊国神社裏から堀を超えて城南地区へ飛んで行方不明。
ここ数日前から観察場所は市民の森から、沖縄復帰の森~ピースおおさか付近へと大きく変わった。
先日南外堀を観察していると、男性が 「今はどんな特別な鳥がいますか?」 と声を掛けてきた。
見ると同年配くらいの男性で、頭は白いものが混じった短髪で、身なりはすっきりして自然。私と違って全体に落ち着いて品のある雰囲気の男性だった。
「ツミとミコアイサです」
「そうですか。私は東京から来た者です」
「東京ならツミは珍しくないでしょう」
「そんな事もないが・・・」
大阪城公園の野鳥なら、このブログで発信していますからと名刺を差し出して別れた。
もう仕事はリタイアしてるように見えた。観光の感じでもなかった。目的は何だったのかと、夜の眠れぬ布団の中でふと思い出した。長い人生の中のほんの僅かなふれあい。
今日もツミもミコアイサも滞在中なのが嬉しい。鶴見緑地のトモエガモも滞在中。このまま春まで。
私は先日75歳を迎えた。若い人に私がアドバイスできる一つの事。人生は露の干ぬ間。その時、その時をいっぱい楽しむ事。人生は必ず終わるから楽しんだ方が得。
・ミコアイサ53日目。東外堀。見ていると羽の手入れを始めた。こんな時はその後に羽ばたくことが多い。
カメラを構えて待っていると、やはり水面に立ち上がるようにして羽ばたく。連射する。後でパソコンに取り込んで、「日本のカモ識別図鑑」 にある雨覆いと三列風切りの白色部が繋がっているのか、途切れているのか見るつもり。
・カワウ 西の空からカワウの群れ。ゆっくり南外堀の上を南東へさおになりかぎになり、続いて同じような大きさの群れが続いて現れ、合体して大きく旋回し市民の森上空辺りで北へ見えなくなる。
その後しばらくして西外堀を観察中、第二寝屋川上辺りを下流へ向かう大きな群れがビルの影に見え隠れする。多分同じ群れだろう。
後でカウントするつもりで全体を3分割で撮影。観察時の概算では250+。
・ベニマシコ 修道館横から空堀に向かうと数人がカメラを構えて空堀の中をのぞき込んでいる。ベニマシコとのこと。
数人の撮影したモニターを見せてもらうとススキの中にベニマシコ♀。大阪城公園でベニマシコはやはりこの場所。
・オカヨシガモ 8羽 内堀、北外堀。随分少なくなった。
・ヨシガモ ♂2羽 内堀蓮如前。観光船が走って他のカモは逃げて見られない中、何故かヨシガモとオオバンが残っている。
・ヒドリガモ 49羽 東外堀、南外堀、西外堀。少ない
・マガモ 11羽 西外堀、内堀
・カルガモ 12羽 東外堀、南外堀、西外堀、内堀
・ハシビロガモ 103羽 南外堀、西外堀、内堀、北外堀
・コガモ 6羽 南外堀、西外堀、北外堀
・ホシハジロ 149羽 南外堀、西外堀、北外堀
・キンクロハジロ 214羽 すべての堀
・オオバン 47羽 すべての堀
・カイツブリ 5羽 東外堀、南外堀
・ハクセキレイ 13羽 各所
・メジロガモ×ホシハジロ 1羽 西外堀
・シロハラ 7羽 各所
・ツグミ 16羽 各所、一気に減少した。
・ジョウビタキ 2羽 人工川、飛騨の森
・アオジ 8羽 音楽堂西側上、空堀
・ウグイス 2羽 空堀
・アオサギ 4羽 北外堀
・ゴイサギ 4羽 北外堀
■■ベニマシコ(1998.11.3 空堀)
合える時は合えるんだ!。合えない時は合えないのだ!当然といえば当然。それが実感として理解することができる。
鳥見とはそうだったんだ。夢のために自分ができることは努力する。後は運がよければ叶う事。かなわなければそれでよい。人の努力を超えたところで起こることは、悲しむ人にとって深い意味をもたない。胸を赤く染めたベニマシコが空堀で採餌している姿は私の鳥見人生観に駄目押しの衝撃を与えた。
ベニマシコよ。5年前夕刻の短い出合いの後、私の行動を知っているのか。
おまえの好むような実の成る草木を探した。音楽堂西側上斜面、梅林休憩所裏、大手前配水場横など数か所の好適地を見つけ常に気にしていたものだった。
しかし、歳月の経過は悲しいもので、いつしかその場所も見逃す事が多くなっていた。空堀は耕され草花が整然と育てられ、野生の生き物にとって悲しい環境になっていた。ところがそれらの植生はベニマシコに好ましい環境でもあったのだ。
あらゆる環境に適応してきた鳥たちにとって少々の人の勝手は簡単にこなしてしまう。人とは出来が違う。歴史が違うのだ。
相手の能力に甘えて、なすべき事を放置してはいけない。ともに暮らす仲間として理解することが人に残された唯一の方法だ。